ここからどうするのか?という事 J2 第37節 熊本 vs 岡山

今季最後のアウェイゲームとなったこの試合。
あいてはリーグ屈指の守備力を誇るロアッソ熊本ということで、ともに守備がよく攻撃がイマイチと。
ある種似たようなチームカラーを持つチーム同士の対戦という事で、きっと1点ゲームになるんじゃないか?
そのように思っていました。京都を破り、ここを勝てば3連勝となる試合で、ここはいけんだろう!と期待。
しかし、試合を見た人から聞いた話では「ひどかった」とのことで・・・
どうしたんだろうか?なにがよくなかったんだ?
その辺を頭に入れつつ録画を観戦。

<スタメン>
GK 真子
DF 後藤、植田、一柳
MF 仙石、千明、田所、澤口、金、妹尾
FW チアゴ

<結果>
熊本 1-0 岡山


で、まずこのデータを見てもらいたいのですが、ロアッソ熊本:346、サガン鳥栖:348、FC東京:298。
これは被シュート数なんですが、熊本は中位のチームながら鳥栖よりもシュートを打たれていないチームなんですよね。つまりディフェンスがいいというその理由は、シュートまで行かせない守備ができるチームだからだということがうかがえるデータだと思います。
で、実際にこの日の熊本の守備は堅かった。
なにが堅かったといえば、まずは両サイドのWGをきっちりSBが見て掴んでいたこと。
そして、攻守の切り替えが早く帰陣の意識がとても強かった。

で、ファジのこの日は攻撃はほんとサッパリて感じでしたよね。
なんでなんかなーと見ていてきずいた点が2つほどありました。

まず1点目について、チアゴの話。
この日の先発で出たチアゴでしたが・・・なんか京都戦でうすうす感じていた違和感がこの試合でクッキリ。
チアゴがボールを落とせないので、攻めのきっかけがつかめなかった。
チアゴが死んでるので、惑星的に動く妹尾なんかもいい形で受けられない。さらに悪いことに、チアゴで手詰まりになっているのを見て後ろは繋ぎでいこうかというアプローチを見せているのに、前線はチアゴのこぼれを拾おうとポジショニングを高く取っていて、ボランチ-前線の間がスッカスカに・・・・うんもうバラバラ;
チアゴでいくのか?繋ぐのか?チームの意識が統一できてなくて、ギクシャクギクシャクした攻めに。
チアゴいらなかったよ・・・この試合。少なくとも後半アタマから代えてよかった。
チアゴ主体だと良くも悪くもチアゴ次第。
いいときはもちろん使えばいい京都戦のようにね。じゃあ悪いときはどうすんだ?って。
自分はあんまり好きじゃないですね、チアゴ次第のサッカーは。

そして2点目は、サイドを掴まれるとペナに入れないよねという話。
前の2試合、セレッソ戦・京都戦は両サイドにかなりチャンスがあったんですね。
というのも、セレッソは両SBを高く上げるアグレッシブなシステムで攻めるので、守備時どうしてもその裏が開きがちになるし、京都はボールがないサイドのSBは中央に絞り気味位置どるので、やはり逆サイド裏にはチャンスがあった。
サイドが空いていると、もともとシステム的にそこを狙うのに適したシステムということもあるし、チームとしてもサイドの高いところへWBを送り込んで折り返して・・・と攻めのイメージがすんなり共有できる。
しかし、この試合では両WBを常にSBが見ていて、ボールサイドと逆サイドのWBに対してもすんなり持たせてもらえなかった。こう来られるとファジは途端に攻めに勢いが出なくなる。
なぜならば、チアゴの落としにしろ、繋ぎでの崩しにしろ、ファジが流れの中で勢いもって攻め込むには必ずサイドで時間を作って攻めるから。
必ず一度はサイドにボールが出るんだよね。
京都戦の前半なんてまさにそれがうまく出せたからあのようにサイドが蹂躙できた。
逆にこのようにサイドでWGをあらかじめ掴まれてしまうと、澤口・田所に抜いていくドリブルはないから突破されることはない。サイドでいい形を作れないので、攻撃は途端にジリ貧になってしまうと。


先制点は主導権握る上でどの試合も大事なわけですが、前述のとおり似たような守備のチーム同士という事で、この試合における先制点はもうほぼ=決勝点といってもよかった。
熊本にしてみれば早い時間で先制できたので、チアゴを抑えて・サイド掴めば岡山はほぼ無力化。
セットプレイくらいは気をつけておけってなもんだわな。まんまと熊本のゲームにお付き合いしてしまった。
ポゼッションは上回ったとはいうけれど、熊本さんはそのような展開はお手の物でしょう?と思う。
人数をかけて受けて、シュート打たせない守備が強みなのだから。


うーん。


サイドでチャンスないと攻めが停滞するのは、このシステムのある種宿命ともいえる部分だと思うんですよ。
例えば広島なんかだと、右にミキッチというスーパーな突破力ある選手がいるので、サイドで1v1の形を作れれば(言い換えれば、掴まれていても)逆にそれが広島の武器になっているんですよね。
要は問題点を個人技で解決していると、そういうことなんじゃないかと思います。
ですが、ファジにそんな選手はいないわけじゃないですか。
結局回りまわってここにたどり着いたわけですが、大事なのはここからどうするのか?という事だなと思いました。来季この問題をいかに回収するか?絶対にクリアせねばならん重要なテーマを再確認した試合となりました。


この試合、ついに桑田慎一朗が戦列に復帰し30分ほどプレーできた。


心から歓迎、心から拍手。


移籍、そして長期の離脱と、その心情を察するにはかりしれないものがあるけれど、しんどいリハビリを乗り越えてよくぞ戻ってきた。ケガには気をつけて再び輝いてほしいと思います。おめでとう、がんばれ!



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COMMENT 4

yoshi  2011, 11. 29 [Tue] 22:54

ですよね(^.^)

こんばんは。その通りだと思います。
チアゴ頼みのゲームはつまらない。何度もそれでやられてきましたよねぇ。
日曜日はNHKの方を見ていたのですがイライラしながら見ていました。
妹尾もまずパスありきでゴールを向かない。向かないから怖くもないしパスコースを予測される。
ゴールを見るだけでもフェイントになるのに (T_T)
キムは独りよがりのプレーで廻りと連動できていない。
瞬間瞬間で良かったり悪かったり。

ポゼッションをしてクサビのパスを入れて。。。なぜチアゴが必要なのか。。。
最後のアウェイはやっぱり何をしたいのかよくわからないゲームでした。

いいにしろ悪いにしろ常に相手のペースに合わせたゲームをしてしまう。
そんな展開だったなぁ。。。
桑田が出場したのは嬉しかったけれど、どこにいるのかわからないぐらいに消えていた。
勝ちたいのならまだマッチしていない選手をあのタイミングでなぜ出した。。。
やっぱりこの監督の采配はよくわからん \(゜ロ\)(/ロ゜)/

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tko  2011, 11. 30 [Wed] 00:11

No title

こんばんわ。私はNHKで見ました。

最近、チアゴが暗い影を落としてますね。
シーズン中盤、チアゴが離脱している間に、ファジは別の攻め方を身につけてしまった気がします。
そこにチアゴが「うぃーっす」と戻ってきても、他の選手と攻め方が違うから、何かちぐはぐ。
「『チアゴに当てて攻める』のはわかるけど、別の攻め方でオレら勝ってきちゃったんだよなぁ」と選手が言ってるような気がします。少なくとも私はそう思ってます。

そして桑田の復帰は喜ばしいことかもしれないけど、あの日はクッキーでしょう。熊本でプレーさせたれよ。。。

一柳と(世界の)植田は良かったと思います。すごい目立ってた。すっごい攻撃参加してましたよね。
石原も個人技で果敢に攻めて、がんばってたと思います。

しかしチアゴかな。。。問題は。
イリアンもユースケもいない今、チアゴに正確なパスを供給できる人がいませんからね。今はチアゴじゃない気がしますね。

「スポーツスピリッツ」でクッキーが言ってました。「ファジに足らないのは決定力だ」。正にその通りな試合でした。1点獲ってたら何かが変わってた。そういう試合だったと思います。

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あるびの  2011, 12. 01 [Thu] 00:39

No title

>yoshiさん

どうもこんばんはー。
影山監督の続投決まりましたが、やっぱ影山さんは目先の勝ち点よりも、って考え方なんだろうなぁと思います。
クッキーじゃなくてチアゴでも継続して繋ぎで行けばいいのにっておもっちゃいますよね~。
そもそも、ビルドアップすら確実に出来るとは限らないわけだし、そこの問題はどうするんだろう。
攻めのほうはまだまだですねえ。

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あるびの  2011, 12. 01 [Thu] 00:42

No title

>tkoさん

どうも、いらっしゃいませー。
繋ぐスタイルでうまく作った流れを継続して進化させてほしいですよね。
足元もあるんだから高さ一辺倒じゃなくてもいいとおもうんですけどねえ・・・うーむ。
来季に向けいろいろと課題は残ったなぁとおもいます。
しかしまあ、影山続投で来季もこのスタイルは継続するだろうし、来季はいまの土台にどんだけ上乗せできるか楽しみですね。

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