すばらしい勝利をありがとう J2 第38節 岡山 vs 徳島

ついにやってきたこの日。2011年J2リーグ最終戦。
ホームゲームとしても最後となるこの試合、相手は昇格に望みを残す徳島。
舞台はととのった、あとは中身だ。
今シーズン培ってきたものを発揮して欲しい、そして勝とう!
そのような気持ちをこめながら初のGATE10で観戦。



(長いよ!今日もだけど!)



<スタメン>
GK 真子
DF 後藤、植田、一柳
MF 仙石、千明、田所、澤口、金、妹尾
FW 石原


<結果>
岡山 1-0 徳島


ファジはいつもの布陣にチアゴ→石原でスタート。
対する徳島は4-4-2のオーソドックスなスタイル。
徳島は昇格するためにはどうしても勝ち、それも複数得点を重ね、得失点差での不利をはねかえさなかればないない状況ということもあり、前半からアグレッシヴに攻め込んでくる。
ポゼッションは譲っても、イーブンで後半入れるかどうか?注目していたんですが・・・・


いやー・・・・しびれたね今日の守備は。


徳島はドリブル突破やショートパスで最後まで崩してくる形ではなく、ある程度トップのアタマに合わせそこの個人個人の強さでこじ開けようと出てきたんです。
しかし、ファジのDF陣が体のブツけあいにビクともしない!マジつえーわ・・!
それならと、相手がサイドにはたいてきても必ず誰かが見ていてやすやすとチャンスを与えない。高さ・強さでしっかりはねかえし、サイドに出ても注意深くチェックする。
当ブログでも何度も強調してきましたが、これってファジが最も得意とする守備でしょう。
失点のピンチもあるにはあったけれど、全体を通してすばらしい集中で見事に守りきってくれたと思います。

●後藤圭太選手(岡山):
今日のような肉弾戦みたいな戦いのサッカーだと、今の3人(後藤圭太、植田龍仁朗、一柳夢吾)は得意なので、よかったわけじゃないけど、戦いやすかったと思います。

(J'sGoalよりコメを抜粋)


そもそも、ファジの守備は開幕の大敗から地道に地道に積み重ね、今年最も伸びたところだと思うんです。
特に徳島のようなオーソドックスなフラット型の4-4-2に対しては無類の強さが出るんですよね。誰が誰を見て、誰がドコで行くってのが一番スムーズに出せる。
徳島の各選手の質の高さはありましたけれど、守りきった要因にはやっぱそういう相性もあったのかなぁと。
それにしても、セレッソ戦で見せてくれたあの粘り強さ・集中力。今日はバッチリ出せましたね!

一方攻撃においては、石原に注目していました。
というのも彼、トップ起用されたホームでの岐阜戦に後半アタマから交代させられてるんですね。
しかも、試合中監督からトップとしての動き方に幾度となく注文が付いていた。つまり、どういう動きが求められているのか理解できていなかった。その評価としての後半頭からの交代だったんだろうと思います。
しかし今日はしっかりつなぎに加わりつつ、タテへの推進力をうまく呼び込んでいましたね。
具体的には、スピードを活かしサイドへ流れて起点を作る。
そういう動きがスムーズにできるようになってました。クッキーのように体をぶつけるポストはサイズ的に向きませんが、サイドのスペース・足元でしっかり受けれる状況だと問題なくやれる事が確認できてほっとしました。

で、個人的に彼をいいなぁと思うのはその献身的な守備・危険察知力。
シャドーで出てた頃もそうだったけど、あーちょっと人足りんくせえな・・というときに快足飛ばしてスッと局面守備を支えに降りてくるんですよね。ああいう気配りができるのは地味だけどすごい大きいと思う。
願わくば来季以降もあのスピード・スタミナを活かした配置を影山監督には練ってほしいなぁと思っておりますよ。

全体としての攻めについては、繋ぎは出来ているけれどダイレクトプレーが少なかった事や、あいかわらず裏で一発であわせるようなプレーが少なすぎる事、この2点は気になるところでした。

もっとうまくボールが回るときって、やはり2タッチ以内くらいでポンポンと回るんですよね。
だけど、この日はそれがうまく出せなかった分マークのズレを誘えなかったなぁと思いました。
どこへ出してもマークが付いてた。なんでスカっとする突破はなかった。

そして裏についてですが、こっちはもうちょいどうにかならないかな・・・と個人的には憂慮しておる点です。
スピードのある選手が前線にいるので、WBやボランチ、時にはCBがヘッドアップして狙えるときにはもっと積極的に一発で裏を狙うアイデアでいいんじゃないかなーと思いますね。
そうすることで相手のDFラインへ裏の意識が少しづつ刷り込まれていき、結果的に中盤にスペースが出来るというようなことはごくありふれた事象ですし、そうなれば繋ぎの「舞台」も整うわけで。
それでいい形を作れたら、相手もいやがってボールの出どころを抑えないといけなくなる。
こちらはWB・ボランチ・CBと3箇所も出しどころがあるので、すべてを抑えるのは無理な話ですからねえ。
イリアンがスタメンの時は、イリアン-田所というラインが出来始めたかなぁと思ってましたが、途中からはイリアン出なくなったし。そのあたりは来季に特に期待したいところです。


前半を終わって0-0のイーブンでの折り返し。札幌-F東は札幌リード。このままドローなら札幌が昇格ということで、後半猛攻をしかけてくることは間違いない。



この日、真子が神がかったセーブを連発。
なかでも後半直後のPKストップは、しっかり相手を研究してきた真子の作戦勝ちでしたね!

●真子秀徳選手(岡山):
(PKについて)前半いくつかピンチがあって、触ることができていたので、自分なりに調子は良い感じは持っていたんです。前節・鳥栖戦の徳重選手のPKを見ていたので、たぶん同じキックはしないだろうなっていうのと、結構強いシュートだろうと予想していました。


前半の決定機もわずかに触ってコースがズレなかったらポストの内側叩いて入ってたかもしれない。ビッグセーブのみならず、ハイボールへの対応も的確でしっかり触れていたし、前半いいプレーが出せた分ノっていけたところもあったでしょうね。
チームを去るチャンガンの分もしっかり守ってくれましたよ・・・ほんとすごかった。

そして、ミンキュン-仙石-千明のファジロータリー組。
なかでもミンキュンのボールの受け方、テクニックってのはほんと「うめぇ・・」と声を漏らすことがホント多かった。相手に当たらせない為の受ける前のフェイントとか、体の使い方とかやっぱJ2レベルではちょっと浮くくらいうまいですよね。
仙石も千明もプレッシャーがきつくてもボールキープする技術ってのは、ほんとチームを支えてると思う。
こういう格上のチームとやると普段よりさらにキツくなるので、余計彼らの失わない力が意味を持ちますよね。セレッソ戦なんかでも感じたけど、あそこの3枚で収まるようになったのは今季のファジの変身のキーポイントだったように個人的には思っています。


後半15分を過ぎたあたりからでしょうか、徳島は前線に人を送り始める。ともすれば2バックで守るような形になって猛然と攻め込んでくる。

いやーーこの後半の猛攻を凌いだDF陣のたくましさはほんとすごかったよ!
ペナ内つええええ!てほんとに感じさせる守備で徳島のアタックを掻き出していく。


前がかりになって点を獲りに行く徳島、そのスカスカのスペースを狙いカウンターを仕掛けるファジという図式で後半はずーっと展開していく・・・・獲らせないけどこちらも獲れない。
前半凌いで、後半に走って走って勝ちきる試合。今年一杯見れましたよね。またそういう試合運びは今年のファジの大きな強みでもありました。
徳島を相手にこういう展開に持ち込んだ時点で、ファジの試合運びのほとんどは成功したといって差し支えない。
そして、ロスタイム。

カウンターで左サイドを押し上げた植田から千明、その折り返しを受けた植田ペナに侵入し中央のクッキーへ・・


GOAL! GOAL! GOAL!!


終盤に走れなくなったボランチやWBの代わりにどうしてもカウンター時にサイド突っ走らないといかんのですよ左右のCBは。いっつもメインで見てるので、自分に近いサイドを猛然と上がっていく植田を何試合も見ていて「得意じゃないのは痛いほど分かるがよくがんばって上がってるよ・・・結果出せればいいなぁ」と思っていたんです。
そしたら最後の最後にあんなオサレパス・・・・うそだろう。
あいつはわからん。
でもたぶん持ってる。だからこその「俺たちの植田龍仁朗」なんだろうな。そうとしかいえないもん。

●千明聖典選手(岡山):
(得点アシストシーンについて)リュウジロウが冷静な判断で中に送れたから、ああいうゴールが生まれたと思います。あんなおしゃれなパスがリュウジロウから、って思いました(笑)。



劇的な決勝点がもたらされ・・・・勝った・・・すげぇ。
ドローでも・・と思っていた最後の最後。
まさにファジアーノ「らしさ」、最後まであきらめずに最後まで走りきる。それがここで出るとは・・・!
強くなった。
・・・・・本当に強くなったよ。
「持ち前の守備力で相手のリズムを崩し、最後まで走って勝ちきる」
これぞ2011シーズン通してファジが積み上げてきたことだと思います。まさにその集大成が、徳島のような強い相手で出せた。最高の終幕だったと思いました。GATE10の雰囲気も、敗れた徳島の選手・サポのみなさんの姿もすべてが印象深く、きっと記憶に残る最終戦になるんだろうなぁと思っています。


はーー自分にとっての初年度のシーズンがこれで終わったーー。
なんだかあっちゅうまでしたが、こうして最後にいい試合が見れてほんとによかった。今はそれだけですわぁ。
ファジサポのみなさま、今シーズンお疲れ様でした。来年もがんばっていきましょう!


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COMMENT 2

新田原アグレッサー  2011, 12. 04 [Sun] 11:31

去年とは全く別チームだわ

関東サポ某氏がUPした終盤約7分間を見ましたけど、何この怒涛の攻めはwww
これは現地で見たかったなぁ。

チアゴもストヤノフも居ないウチのチームが、こんなにも華麗なパスサッカーしてるって事が誇らしいですわ。

今季DF陣が成長したのは、(後藤と龍仁朗の攻めへの姿勢とか)間違いなくストヤノフ効果だと思って感謝してますし、久木田がポストプレイスキルを盗んでいるのはチアゴからだと思うので「チーム全体の底上げ」が出来てきたという事だと思う。

クワシンも結構良いパス出してましたね。まだ右膝には痛みが有る状態らしいので、何とか来季までに状態が良くなると嬉しいなぁ。やっぱ「背番号11」はJFL時代のエース喜山が着けていた番号ですから思い入れの多い人も多いでしょうしね。もっと活躍して欲しい。

最後を勝って終れるというのは本当に大きい。「もう幾つ寝ると開幕戦?」って思えるのは本当にイイネ!

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あるびの  2011, 12. 05 [Mon] 22:13

No title

>新田原アグレッサーさん

どうもお久しぶりです。
ですね、変わりましたね~今季は!
自分は昨季を見てないので、春先との比較になっちゃいますが、やっぱ守備をベースにすこしづつ積み上げていった感じが強い終盤戦でしたね!

ほんとうに来季が楽しみになってきました。
6位以内が現実的かどうかはさておき、今季以上は望んでいいと思ってます。

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