【ファジラボ】影山インタビューを吟味する

すでにご存知の方もおられると思いますが、サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』のファジアーノ岡山担当記者である寺田弘幸さんが、今月から『寺田弘幸公式メールマガジンfagiano laboratory』(ファジラボ)をスタートされました。

以前からtwitter上で存在を知っていたのですが、この度めでたくスタートということで速攻チェック!
第一弾は、12月に取られた影山監督インタビュー。
この内容が実に味わい深くちょうど知りたかったところを監督の言葉で話されていて面白かった。
今回はこれをテキストに注目ポイントについて個人的な感想・意見も織り込みながら紹介してみようと思います。
尚、このファジラボは1月はお試し期間として無料で全文掲載されるとの事、ぜひ一読されることをオススメします。(webサイトへはファジラボ・てらで検索→ファジラボtwitterアカウント→URLをクリック)


まず、今年はじめからシーズン終了まで物議をかもした3バックの採用について。

―[3-4-3]を選択した理由は
『まずはストヤノフと桑田を広島から獲得したこと。彼らをどう活かすのかというのが一つ。それから、去年[4-4-2]でやっていて特に2CBのところでの個人の対応のミスで失った失点がすごく多かった。』


注目したいのがその動機として、「イリアン・桑田を生かすため」、「4バックでの2CBからの失点を解消したかった」という点です。
自分は2010シーズンを全く見ていないので比較が出来ないもどかしさがあったのですが、もしかしたら影山さんはCBの1vs1の守備についてあまり信頼していないのかなぁと思っていたんですね。
というのは、例えばオーソドックスな4-4-2だと、2FWに対し2CBが付くのが通常ですが、もしそこで1vs1でやられるともう守備が成り立たないんですよね。CBはそういう意味ではまさに守備の要と言えます。
4バックであれば上記のような場合を想定しなきゃなりません、しかし3バックならばCBに一枚余力を持てる。
多少技量的に劣っていてももう一枚余しているというのは選手各々にある種の余裕をもたらしたのではないか?と思います。結局、今年3バックを採用したことによって3CBの強さ・高さがファジの守備の大きなストロングポイントとなったわけで、そういう意味では目論見どうり影山監督は現状確保している選手の中からベストを出させるために3バックを採用し、最終的に成功したそういってよいと思います。


次に、今年は第3クールにセットプレイからの失点が後を絶たずこちらのシナリオでゲームを進められないことで大きく失速しました。セットプレイからの失点はほんとに多かった、これについてのコメント。

―もう一つ、今年は失点が増えたことが挙げられる。
『分析すると、圧倒的にセットプレーが多く、それからクロスが多かったんだけど、セットプレー以外の失点の傾向は分散していて、大きなモノとしてはセットプレーしかない。そこは1対1の集中力になってくるんだけど、来年は勝負をかける年として、やり方もゾーンでやるとか考えないといけない。今年はセットプレーでやられたからゾーンでやろうじゃなくて、1対1のマンツーマンで守る能力を上げないといけないとやってきた。だけど、来年は1対1をメインにして、ゾーンではね返すということもやっていかないといけない』


当ブログで何度も言及してきたとおり、セットプレイからの失点は大変多かった。
そのほとんどは、1vs1の動き出しで相手に機先を取られ先に触られて・・・というようなもので、結局最終戦までこの点は解消できませんでした。いつだったか、もうゾーンでやってみるのもいんじゃない?と提案したこともありましたよね。
しかし、今年は勝負の年ということで、監督もゾーンでの守備や1vs1での守備の強化に着手。
大きな課題の一つですので、ぜひともいい結果を望みたい。元々発揮していた守備力は高いんだから、セットプレイ・凡ミスで失点しないようになったらJ2屈指の堅守チームになる可能性はかなり高いと期待。
ともかく、監督が今年は柔軟にセットプレイ対策をすると聞けてほっとした次第です。

今年、影山監督の采配を見ていてほとんど「必死さ」を感じることはありませんでした。
なんとしても勝点を取る、ビハインドなら引き分けに持ち込む。
そういったあるべきがむしゃらさというのはあまり感じることがなかったと思います。
そして、重要な点がもう一つ。「このチームは中央から崩していない」コレです。
終盤においては、チームの前線が活発に動き機能し流れの中で点を取った実績は確かにあります。しかしながら、かならずサイドを経由して、シャドーやWBが決めるパターン、その枠を出ないものばかりでした。
それは近いうちに簡単にバレ、対策されます。間違いない。
だから、サイド一辺倒ではなく、裏や中央と攻撃にはバリエーションが絶対必要。
中央を堂々と崩したシーンといえば、アウェイの岐阜戦の妹尾のゴールくらいではないか。
ファジの守備は確かに進歩した、しかしながら攻撃はまだまだ、そのへんについて。

―来年はリーグのレギュレーションが変わることについてどう感じているか?
『降格の方に関しては、リーグ戦が進んできてから降格をしないためのことをしないといけないなという状況になったら、そういう判断はしないといけない。ただ、来年は3年目で勝負の年なので、今は6位以内に入るためにどうするかということだけ。今年はクロスからの得点がほとんどで、真ん中を破って入れた点がほとんどなかった。クロスからとセットプレーが得点のほとんどだと相手に抑えられた時にきついので、真ん中での崩しの質を上げるのはマストでしょう』


これは大きい。
我らが指揮官は冷静にチームを把握しているし、やはり来季は後がないという意識を示してくれているのは1サポとして大変心強く思います。
メンバーが変わっているので攻撃に関しては今シーズンからもう一度取り組みなおすような格好になるとは思いますが、もし攻撃でバリエーションを生めるようならばこのチームは化ける。台風の目になれる。そう思います。


どうしても聞いてみたかった、3バックの導入理由や攻撃面での課題について影山監督が期待どうりの考えをもっていることが確認できて非常に満足したインタビューでした。
現状、ファジアーノをメインテーマにした専門誌は皆無ですし、J'sGOALから得られる情報も限られたものです。
そういう意味ではこのファジラボという情報源は、ファジを楽しむ上でかなり期待のできるメディアなのではないか?と大いに期待しています。
月額で525円と、普通に雑誌を買うのとおなじくらいの金額がかかりますが(メルマガはどれも異様に高いんだよね;;)2月以降も満足いく内容が手に入るなら購読してみようかなと考えています。
まあ一つだけ懸念がありまして、それはメルマガの内容をここで書いてもよいのかどうか?ですが・・・・
そこがおkなら間違いなく購読するのですが、直接たずねてみるしかないなぁと思ってます。
皆様もよければチェックしてみてください。


先日、ミンキュンが残留を決めてくれました!
もう最高。
また今シーズンも彼がウチの選手として見られる。この至福はなにものにも変えがたいですよ。
かなり不安視された前線も、昨シーズンメインでシャドーをつとめたミンキュンが残ってくれたことでかなり不安が軽減されたように思います。妹尾引退・ミンキュン流出ではシャドーどうすんのよ?ほぼまっさらからはじめないといけないじゃないか・・・・ですからね。
J2レベルではとめられない技術力がある選手ですよ彼はやっぱ。ファジに最も足りない「個人技」を持った選手です。背番号も7で妹尾の番号を引き継ぐということで、来季は堂々と王様になってもらいたいと思います。
ミンキュン・仙石・千明のファジ自慢のロータリー、来季はさらにチャンスを演出してくれることでしょう!
わーい、うれしー♪

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COMMENT 2

-  2012, 02. 05 [Sun] 12:44

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あるびの  2012, 02. 06 [Mon] 02:26

No title

>伏せコメさん

大変フェアなご指摘ありがとうございます!
こういうご意見大好きです!

この記事についてですが、うpした時点では無料ということもあり、自分のブログに来てくださる方にも紹介したいなという意味も込めて書いたんですね。
でご指摘の件なんですが、「これこれこういうブログをやっておりまして、購読後内容から部分的に引用するような形で取り上げてもよろしいでしょうか?」と確認を取ったところ、ご本人から「取り上げてくれるのはうれしい。ファジラボはああいっているけどどーなのよ!(笑)ってのもokです。」と回答していただいております。ですので決して無断というわけではありません。

が、しかし。
後半に教えてくださった情報はちょっと考えなきゃいけないですね・・・。
ファジには専門誌などないですし、このファジラボには長く長く続いて欲しいと自分も切に願うところであります。十分その辺りを考慮して今後記事を書こうと思います。
具体的にどうする、というやり方も頭の中にはあります。
大変貴重なご意見をいただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします!

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