理想が現実にへし折られた日  J2 第3節 岡山vs水戸

悔しかった・・・こんなに悔しい試合は久々だ。


いやな相手をホームに迎えた第3節、ここまで勝ちなしで来ているだけになんとか勝点3をもぎとって、
スタートダッシュを絵空事にしない試合を期待するも・・・・
またしても想像を超える展開に大いに落胆する最悪の結果になってしまう・・・。
この試合はとても大事な試合なので、長くなりますがよろしければお付き合いください。


<スタメン>

vs水戸プレ(H)
(※13石原は間違いで、11桑田先発でした)


試合を振り返る前に、この日展開されたサッカーがどういう種類のものだったか確認しておきましょう。
ファジは得意なボール回しでショートパスをつなぐポゼッションサッカー
水戸は4-4のブロック守備からカウンターを狙うカウンターサッカー
J2は個々の能力も高くないし、技術的に高い選手をそろえずらいこともあってかキレイなサッカーは出来にくいというのが割りと一般的な意見だと思いますが、堅守速攻型のサッカーはJ2における典型的・現実主義的なスタイルだと思うんですよね。
というか、サッカーで最も点が入りやすいのはカウンターアタックなので、J2に限った話じゃないんですが。


対するポゼッションサッカーというのは、自分たちの陣形のバランスを犠牲にしてもパスやドリブルを駆使し「ボールを保持」して攻めるスタイルで、こいつはカウンターの格好の餌食となることもしばしばなんです。
いろんなところで言われるのは「楽しいけど勝てないポゼッション」・「つまらないけど勝てるカウンター」とザックリいうとこういう評価でしょうか。楽しい上に強いサッカーを目指すことはそれこそ理想追求的なサッカーで、コレをやろうということは大変高い志を持っているんだということです。
ファジがやろうとしていることとはこういうことだ、という点は特に強調しておきたい点です。


<結果>

岡山 0-3 水戸


前半早々に、「ショートカウンター」から「バランスの崩れた両サイドをつかれ」要注意人物鈴木隆行に決められ、あっさりカウンターの餌食となってしまったこの試合。
確かに、ルーズな2ndボールの奪い合いのところで相手にボールがこぼれがちだった点はありました。
けれど、マイボールに出来ても苦し紛れのパスを出して相手にプレゼントしてしまったり、総じて精度はかなり低かった・・・・こうもミスミスとなってはリズムは出来ませんわな。
見ているほうとしても相当ストレスのたまる展開で、ヤジが酷かった・・・


ファジアーノの良さについて、どこが鍵なのか?
もう何度も述べてきたことですが、ボランチを起点とした繋ぎですよね。
点を取る嗅覚だとか、ゴール前にかける人数だとか、

そんなことはボランチからの展開がリズム生んでからやれって話です。
チームの基礎部分が機能不全に陥ってたらそこ解消しないと話にはならない。


では具体的にこの試合なにがよくなかったか?
それはボランチ-シャドー間が空きすぎていた・シャドーが効果的にボールを全然引き出せてなかった
このことに尽きると思いました。最悪の出来でしたね。
ボランチがいい形で持ってもシャドーへのルートがないので、右へ右へ、あるいは左へ左へとビルドが流され、相手の守備ブロックを迂回するような攻めをさせられる。
あるいは、出しどころがないからしゃーなし裏へと蹴ってみるも、裏狙いの攻撃はファジの最も苦手な攻めでそもそも裏を取るのに向いてる選手などファジには誰もいない。
これは相手からしたらまったく怖さのない展開で、「しめしめ・・・」という形でした。
なぜならば、こちらは「バランスを崩して」CBを上げたりWBを高い位置に置いているので、ボールを奪ったらまず彼らのスペースが空いているからです。なんも難しいことせんとそこに走ればまずフリー。
仮にスピードを落とされたとしても、この日まったくどうしようもない輝きを放っていた鈴木隆行に任せておけばおkだったので、水戸としてはなんの心配もなく伸び伸びやれてしまった。
この展開が終始続き、ファジはもどかしい攻撃で中途半端な攻めを繰り返してはショートカウンターを食らいまくるという、カウンターサッカーのカモにされてしまう形になってしまいました。







こちらが持ち味をしっかり出して、カウンター食らって負けってことだったら、自分はもう少し気持ちにゆとりを持ってこの敗戦を受け入れられただろうと思うんですね。一応ウチも出来ることをある程度出来たよね?ってことで。でもこの試合からは悔しさしか残らなかった。






それは、
自分たちの良さを理解せず、修正するのに前半をまるっきり浪費したからです。




これは本当に本当にガッカリしたorz
ほんの2試合前、ファジは前半を修正できずにまるっきり浪費してしまったばっかりでしたよね?
後半メンタルを建て直し押し気味に試合をすすめたものの、自分たちの時間が30分しかないのでは最後の決定力のところで問題があるファジでは点が獲れない。ならば、チャンスをたくさん作るしかない。
そう、自分たちの時間をなるべく多くすることしか解決策がないわけです。
うまくいかないリズムは絶対に修正して自分たちのリズムにしなきゃならない。


ピッチの中で起きている事態を選手が試合の中で修正できないのであれば、じゃ誰が修正するのか?監督でしょうに。修正するのにまた前半をまるっきり無駄にしていてはそら勝てないよ。

影山監督はトレーナーとして自分は悪くないと思ってます。チームはしっかり強くなっているので。
その点はけっこう満足してますが・・・
昨年にも何度も見られたし、ここホーム2試合でこの有様では言わずにはおれん。


影山監督はゲームを読んで修正する力がなさ過ぎる
いわゆる勝負に滅法弱い監督だなと思うんです。


普段、バクスタやGATE10などメインの上のほうで見ない人はご存じないかもしれませんが、
少なくともファジのホームの試合では、メインの上段のところにスタッフを置き、ゲームを俯瞰で見させ(ラグビーの監督みたいに)て、現場に情報を伝えることをやってます。
が、それ一体なんの役に立っているのか?って。

前半の終盤くらいにちょっとだけウチのリズムになりかけたの覚えてますでしょうか?
あれは、ミンキュンが降りてきてビルドを手伝いだしたからなんですよ。それで、ボランチから前へという推進力が生まれリズムが出来だした。結局ボランチのところってわけです。
しかし、それは前半のほんと終わり頃の話。
修正するのにまた40分使ってしまっては・・・、どうにもならないよ・・
後半に、ほとんどこれといった仕事をしてなかった桑田を下げ、やっと推進力が出たのが右WBに入った石原の爆発的なスピード。でも投入が遅すぎました。
逆の左はといえば、
服部先生がボールを持ったら植田のスイッチオンで、追い越していくもクロス精度・パス精度の低さが完全にアダとなってしまったし、そもそも服部が植田を使うってのはあべこべですわな。ここらへんはやっぱ千明不在の右→左の展開力の弱さが尾を引いてしまってるなぁと。やっぱ植田に過度に攻撃力求めるのはムリがあるよ・・・

まあでも、ここまで意欲的に交代策を講じた采配ははじめて見ましたし、影山監督も攻めて点取りたい!という気持ちはとても伝わりました。切り替えの時間はクソ遅かったですが、これはよかったところですね。
皮肉な話ですが・・・・・・ああも好き放題シュートを打たれたことで、
中林というGKがどんだけすごいシュートストップ力を持っているのかはっきりとファジサポに認識されるきっかけになりましたね。これも大きな収穫でした。
ウッズがあれだけ止めていなければ、3点ではおさまらんかったじゃろう。0-5、0-6もあり得た。
素晴らしいGKがウチに来てくれたんだなと思いました。



で、まとめなんですが、
もう一度自分たちの良さを見つめなおして、ブレずに愚直にポゼッションサッカーの道を進んで欲しい
このことは声を大きくして言いたいです。

なんだよー、また負けるサッカーすんのかよ?って言われても仕方ないんですが、
このサッカーをしないと昇格などとても出来ないと思うんです。
というのも、Jリーグは相手の良さを消すリーグとよく言われるそうです。
J2でもそれは同じで、堅守速攻に大きく依存したサッカーでは、群れから抜け出しいい位置につけた段階で他チームから徹底的にマークされ、ボールを持たされ、引いて守られ、苦手な崩しを押し付けられるというJ2地獄が始まります。
そうして徐々に徐々に順位を維持できなくなるからなんですよ。

なので、昇格するチームというのは、攻守のバランスを高い位置で持つチームである、ということです。
ファジアーノがボールを保持し、相手を崩して点を取ろうというのは最も難しいことで、それはこのチームが攻守で高いバランスを持つチームになるために絶対にもとめられる要素ってわけです。

だから監督・選手が「6位以内を本気で目指す」というのはホラでも冗談でもなんでもない。
ファジの守備は基本かなりいいですから、問題は攻め。
6位以内に行けるチームに求められる攻守のバランスを苦しみながら生んでいる最中なんですよね。
それは彼らがやろうとしていることにしっかり現れている、と。それは分かってるんだ。


そもそも、
下位にいたチームがそのような高い志をもったチームになろう、ってんだからこれはこれで痛快なチャレンジだなと思いませんか?
きっとほとんどの人はそんなことできっこないと思ってると思うんだよね。
だからこそ、自分もこの路線を強く支持したいし、彼らのチャレンジがどういう物語を生み出してくれるのか?それを辛抱強く見守りたい気持ちは変わりません。


3月17日は、理想が現実にへし折られた日。
ここからどれくらい成長して、周りをあっといわせるチームに化けるか?新たな出発点となった日だなと思う次第です。ちょっとうまく整理できてなくて長文になりました。がんばっていきましょや!


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COMMENT 2

fajino12  2012, 03. 18 [Sun] 13:49

ウッズ

中林の反射神経の良さは凄かったですね。
反応の良さで神業的にボールに触って、いったい何本助けられたか。
GKが活躍と言うのはちょっとあれですが、ウッズ獲得は良かったと実感した1日でした。

いづれにしても耐える、堪える事が続きそうですね。
浮かれた気持ちは飛んで行って、もう腹は決まってますからめげずに応援するのみ。
辛抱しながら行くしかない。

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ZeroFagi  2012, 03. 19 [Mon] 11:23

No title

>fajino12さん

自分も期待感に気持ちが膨らんだところがありましたが、ちょっとどっしり構えて今後を見守って生きたいと思います。昨年でもそういう時期はあったわけだし、絶対波は来ると思うので。
ウッズすごかったですね!さすがJ1クラスといわれるだけある・・・!

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