9位! J2 第9節 岡山 vs 鳥取

陰陽ダービー1stレグ。
今年はカンスタから始まる私たちのダービー。
前節千葉での勇戦光るドローをはさみ、ここで勝って連戦の弾みをつけたい。
3連勝で作ったいい流れを切らしたくないという試合でしたね。
当日は、台風のような風がビュンビュン吹く中雨も降り非常に寒いコンディションでした。


<スタメン>

vs鳥取(H)

<結果>

岡山 2-0 鳥取

◎レン-サワのダブルボランチ

前日練習で桑田・千明がケガをしたということで、
なんとサワをボランチ・右WBに石原・シャドーに関戸を置くという『石原スペシャルオーダー』で勝負に挑んできた影山監督。これは誰も予想できなかったでしょう、自分もダマされて10分くらい気づきませんでした(笑)
千明がいないということで果たしてサワ-レンのダブルボランチはどうか?というところは大きな注目点でしたが、これはけっこう良かったと録画を見て思いました。うん、ちょっと安心しましたね。
特に注目したのは2人の距離感なんですが、つかず離れずで攻守ともにやれていたと思うし、ビルドの部分も問題なくやれていた。まあ流石に仙石-千明の「余裕」のようなものまでは出ませんが十分リズムを作れてた。
形としては、サワが前・レンが後ろで「千明不在時の役割分担」のスタンダードにのっとった布陣で、
サワのボランチ起用も大分めどが立ちつつあるなという感じがしました。
ケガ人だけは読めないからねえ・・・地味だけど大事なことですよね。
WBに入った石原もタテにスルーパスを受けて抜け出すシーンもあり悪くはなかったですが、全体的なパフォーマンスとしてはイマイチの部類だったかなぁ。相変わらず『突破屋への挑戦』は続いてますが、まだまだですね。
でも継続してチャレンジしてほしいものです。


◎前半、明暗を分けた技術力

前半、鳥取はやはり前プレから奪ってショートカウンター狙い。
ファジは丁寧なビルドを軸にサイドアタック、そしてお家芸のサイドチェンジを織り交ぜての攻め。


となれば自然と注目なのはこちらが前プレを交わして攻めていけるのか?となるんですが・・・


シュート数・・ファジ12本・鳥取4本という数が物語るように、鳥取のプレスをほとんど問題とせず。
ウチはほんと上手くなったわ・・・・・
特にクッキリと実力差が現れたのはボールの動かし方、および判断のスピード、プレーの正確性。
こちらはやるべきことがしっかり整理できていて、選手が常に次の展開を念頭に置きながらプレーできている事を強く印象付けてくれた前半でしたね。まず迷いながらというプレーが少ない。

対する鳥取はというと・・・・
明らかにビルドでスムーズさを欠いていて、ボールを落ち着けられる選手がミスターガイナーレ実信くらいという苦しさ。こちらにとって一番怖い相手がビルドに四苦八苦する展開だったので前半はとても楽でしたね。
鳥取はまだビルドには取り掛かったばかりなんだろうな、という印象でボールを持った選手が出しどころを探ってるうちに詰められて取られてというシーンもかなり多かった。
前半、ミンキュンが高い位置でチェックに行って3度もボールを奪うシーンがあるんですが、鳥取の窮状を端的に表していたシーンだったように思います。いくらミンキュンの寄せが良いといっても3度も普通取れませんからねえ。
ということで、ケンゴがDFのパスをカットして持ち込んで先制!というのも、ある程度フラグがたっていたんだなぁと。

おまけに鳥取のロングボールをトップに当ててという攻めは、

ケータ・タダシ・リュージローの岡山山脈が完全に跳ね返してノーチャンス

ということで、鳥取は基点が作れず・ハイボールもダメと、
チャンスらしいチャンスが自力では作り出せない状態でしたね。
両者の技術力の差が明暗を分けたなと思います。

しかしながら、鳥取もらしさを見せた。
前半2度ほど鳥取に決定機が訪れるんですが、一つはケータから右WB石原へのタテパスが合わずインターセプトされ、次のプレイでボールホルダーを潰した後のこぼれをサワが拾うもトラップミス。それを拾われる。
こちらが右に寄せていたため、逆の左サイドへ展開されてクロスというもの。
ミスが2つも続いたら普通に失点コースですから非常にラッキーでした。

もう一つは、右サイドで繋ぐ途中レンに戻し、レンからミンキュンと繋ぐところを右SHの小井出がかっさらってカウンター。左SH美尾が左サイドをドリブルで寄せをひきつけてひきつけて右に展開し、鶴見がGKと1vs1というシーン。完全に狙い通りの展開。しかし・・・

これをウッズがスーパーセーブ!

これが決まっていたらちょっと嫌な展開。ウッズ値千金のセーブでした!
シュートストップ、反応は自信持っているプレーだと思いますが、見せつけてくれましたね!
ちょっとJ2のキーパーじゃないなとほんま思うよウッズは。よー岡山に来てくれた。ずっといてね!

ちゅうことで、この2本。どっちのケースもこちらのミスからという展開。今後の修正材料にして欲しいです。
その2本以外は怖さを感じる展開はほとんどなく、ファジがゲームをしっかり支配した前半でした。
右サイドの石原の突破、ミンキュン・関戸の惜しいシュート、もう1点くらいはいりそうだったんだけどなぁ・・
まあリードしたのでよし!というところでしたね。


◎異質な後半、見慣れぬリアクションサッカー

鳥取は選手交代を駆使し、アンカーを置いた4-3-3のような形にチェンジ。
おそらく鳥取の狙いは、
前半ロングボールがまったく通じてなかったのでスッパリあきらめ、繋ぎ主体に切り替えること。
高い位置に収めどころを増やして、そこでボールを引き出して起点にしたいという感じだったでしょうかね。

これに対してファジは、ラインを低くして5-2-3の形でじっくり受ける構えを見せる。
相手は点を獲りに出てくるので、深いラインを敷いてこちらにおびき寄せ、奪ってから広大なスペースを突く、そのような狙いを感じました。

いやーしかし、ここまでしっかりカウンター狙いなファジは見たことなかったなぁ。
これまで見た後半とは異質な後半でした。
こちらが積極的にボールを保持してっていう「いつものファジ」を想定していたので、生で見てる最中は「ボールを持たせて」るのか「持たれて」るのか正直分かりませんでしたわー。こんなファジは見たことなかったもん。

それで「ありゃ一体なにがしたかったんだ・・・?」と勝ったのに腑に落ちない感じだったんですが、試合後タダシのコメントを見て、「ああ、チームの狙いでそうやってたんだ」と知ったっていう。
なんか「あれっ?」ってことが多い試合でしたね(笑)

で、そのタダシのコメントこんなのですが、

「90分間ずっと(チェイシングに)いくのは前線の選手はきついと思うので、相手に持たせて攻撃に入るところを潰すということは90分間の中で引き出しとして持っていたいと思う」

これを見て、ふと思い出したんですが、松本戦後レンがこんなこといってたんですよね、

「前半からリードして戦うことがあまりうまくない。後半に(相手が)来ることを意識していればもっといいゲーム運びができたかなと思います。」

そもそも昨季後半に点とって勝ってきたチームですしね。ほんと前半には点が取れなかった。
リードして後半に入るっていう経験そのものが乏しいチームだから、
リスクを管理した上でそのまま押し切れるようになるための練習を実戦でやってみたのがこの後半だったのかなぁ?
と自分は思いました。

もしそうだったとしたら、ちょっと消極的過ぎて自分たちの持ち味もリスクと一緒に削っちゃった感が否めないし、ぶっちゃけると千葉戦の前半の守備(5-4-1のブロック守備)をここでやっちまえばよかったのにー!とも。
たぶん鳥取さらに何も出来なくなったと思うんだよね。

まあしかし、こうしてゲーム運びの部分にもついに着手できはじめたってのはめっちゃ大きいんじゃないかと思いますよ。しかもこうして勝ち試合で試せるっていうのだから一番いいトライが出来てるわけですし。
徐々にゲーム運びもバランス取れだしてくると思うし、この日なんか見てて思いましたが、
ずいぶんとスムーズにカウンターを打てるようになってきたよね!決まらんかったけど><
みんな決定力だけはそれぞれ足りないってことも浮き彫りになった試合でした。

ダービー連勝。ホーム3連勝。5試合負けなし。3試合連続無失点継続。得失点差+転化。

順位は9位に浮上!!

サポとしてはなんかドキドキしてきます・・・まだ春だというのに。
しかし、ケガ人も多くこの試合はところどころ油断というか雑なプレーが見られるようになってきました。
これはいただけない。結果出ている今だからこそ今一度フクアリの緊張感を忘れて欲しくないですね。
連戦で消耗戦になってきますが、監督の言うように上位グループか下位グループかどちらになるかがかかってくると思います。このまま勝点を取りつつ成長していってもう2回りほど大きく化けたらまじである、ほんとそう思ってます。この感じ楽しみましょうや、これまで苦しんだ分思いっきり。


最後にこの試合を評するに最もピッタリと思う一言を紹介しておきます。
この日のスカパー解説担当作陽高校サッカー部監督野村雅之さんの一言ですが、

「この2-0の上手く逃げ切る方法というのを、岡山の選手はわかってて出来てないという感じがしますね」

↓よければポチっとおねがいします
にほんブログ村 サッカーブログ ファジアーノ岡山へ
にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加

COMMENT 2

tko  2012, 04. 26 [Thu] 02:03

No title

こんにちわ。
勝ちましたねぇ。5戦負け無し+1桁順位+得失点差プラス。
こんな日が来るとは、って感じです。

「勝ったけどミスが多かった」と受け止めるか「ミスが多かったけど勝ちきった」と受け止めるか、人それぞれだとは思います。

千明のケガは気になるところですが、実は後藤も気になっています。
試合が終わってGATE10に挨拶した後、一人だけコーチに連れられて帰っていきました。
インタビューも通常は得点者ですが、ウッズでしたからね。
DF陣にケガ人が多いので、なんとか持ちこたえてほしいです。

体調管理に気をつけて、がんばれファジアーノ!!

Edit | Reply | 

ZeroFagi  2012, 04. 28 [Sat] 20:18

No title

>tkoさん

コメント返信遅れましたすんません。
どうもこんばんは!

熊本戦がおわってしまいましたが、ケガ人も復帰してきて一安心でしたね。
しっかし・・・このスケジュールをこなす選手は大変ですよね。
なんとか無事に乗り越えて欲しいものです。

Edit | Reply |