漸進。夏へ向けて J2 第16節 福岡 vs 岡山

今年初のアウェイ参戦!


連休が取れたということで行ってきましたよレベルファイブスタジアム。
この日もそうでしたが、夏か!というほど気温が上がり、ビールがすすみました♪
ファジは前節京都に格の違いを見せつけられた敗戦で、足りないところ課題というところを再確認。
連敗を避けることも大事ですが、ひるまずにチャレンジを続けて行きたい。そこで迎えたこの試合でしたね。


<スタメン>


vs福岡(A)

<結果>

福岡 1-1 岡山


◎前後半を通じて

前半早々福岡がリズムを掴み何度かチャンスを演出。ファジとしては4-4-2でトップが横並びになる形を想定していたんですが、4-2-3-1で成岡をトップ下に置く形で相手が変化をつけてきたことでややバタついた対応に。
しかし、次第にリズムを取り戻すとそれこそ継続してやるべきこと「勇気を持って狭いエリアに入る」プレーがしっかり出せるように。
この日スタメンはチアゴ。チアゴといえば・・・?お決まりの攻め手が想像されますが、
なんとチアゴの足元の技術をパスワークに組み込む試みをこの試合で披露!
チアゴと初対戦だった福岡DF陣はやや対応のやりづらさを見せていて、高さ・足元両面でチアゴの存在感もまずまず出せていました。流れは良くなったぞ、さあ点を!というところ。
しかし落とし穴が待っていた・・・・
タダシからのなんでもないバックパスをウッズが後逸しなんとオウンゴールで失点。
予想外の形で失点し、落ちたメンタルが動きを縛る。
レンのまったくもってレンらしからぬパスミスから直後に決定機を献上するなどグラグラと不安定な試合運びとなったものの何とか建て直した前半終了間際。


この日の救世主、田所諒がチームもウッズも救う値千金のヘッドで同点!!


山形戦でも見せた「外から中に入る動き」でクワシンのノープレッシャークロスを引き出すと、そのままスルスルとペナ中央へ侵入し、クワシンからの浮玉をヘッドで叩き込む!
この一点の持つ意味はめちゃめちゃでかかった・・・そして今後のことを考えてもデカイ1点でしょう。

前半をイーブンで通過し、迎えた後半は一進一退の互角の勝負。
ともに決定機を作りあってゴール迫るも獲れず、と0-0でしたが非常に見所ある後半でしたね。

福岡はとりわけボランチ鈴木・トップ下成岡・左SHの木原の3人が実によい動きを見せていて、
中でもこのボランチ鈴木はこれまで見た試合のボランチの誰よりも上質なプレーをしていてとても印象深かった。
こいつ・・・いい選手だなぁ・・
相手チームの印象深かった選手は記憶にとどめておこうって思っているんですが、
この鈴木は間違いなく「J2お気に入り選手」認定してしまったよ。今後注目してみたい選手ですね。

後半チアゴ・クワシンは下げ、ケンゴと関戸を投入。
福岡がやや運動量落としたこともあり試合終盤に向けて調子が上がりひっくり返す「岡山劇場」のフラグが立ちかけていたとは思ったけれども・・・最後のところの精度を欠き、結果アウェイでドロー勝点1を獲得し連敗を回避。
悔しさの残る試合ではありましたが、納得のいかないドローというほどでもない。そんな試合でした。


◎「浮く」トップ下にてこずるファジ


この日、福岡が4-4-2から4-2-3-1に変えてきたことで、
トップ下に入った成岡がいっつも浮いてしまいちょっと好きにさせてしまった印象でしたね。
当ブログの読者さんの中にはお気づきの方もおられると思いますが、以前草津戦後の「図解で見る! 2012ver ファジのディフェンス」という記事の最後に、「◎フロートなポジションを取るFWの難しさ」というトピックをくっつけてたんですが、まさにこの状況がこの試合でもおこっちゃいましたなぁ・・。
成岡はかなりよい選手で足を止めて受けることもスペースを見つけて走ることも出来る選手でしたから、ボランチ-CB間で浮いてみたり、誰もマークにいけないサイドへ出て行って数的有利を演出したりと、めちゃめちゃ厄介でした。前半に特に顕著に出ていましたが、決定的なシーンにほとんど絡んでるんですよね成岡。
おまけに後ろの鈴木は上記のとおりの出来でしたから、「やれやれ・・これは大変だ」ってなもんで。
今後、4バックのチームでトップ下を置くチームには要注意ですね。守備については苦手な相手といってもよいでしょう。ちなみに、昨年自分の中でもっともマズいなと思った失点は熊本戦の長沢(現京都)のゴールで、これも4-2-3-1のトップ下に入った武富が演出したものでした。


◎フィット感を増してきたkwsn


ずいぶんと時間はとってしまいましたが、ここへ来てアシストもありましたしクワシンがフィット感を増してきましたね。これはでかいわ・・・!
「消えてる」とか「あいつは一体なんしょーん?」という声もこれまでたくさんあったと思うんですが、個人的にはクワシンはもうちょい高いレベルのプレーをイメージしていて、それがチームの現状とギャップを生んでたんじゃないかなぁと思うんですよ。ほら、たとえば前節の京都サンガにポンとクワシンを放り込んでも案外利いちゃって厄介な選手になっちゃうんじゃないかなぁって。もしかしたらそういうタイプなのかなぁ?と。
ここまで上から見ていると自分の思い描くプレーとチームが出来ることのギャップをどうも消化できていない印象が強かったんですよね彼。そのせいで「消えてるシャドー」になってしまっていた印象がとても強かったわけですが。しかしここへきて・・・いいんじゃないでしょーか!
この試合ではボランチの近くまで降りていってビルドを支えたり、WBが孤立せぬようサイドに顔を出してフォローしたりと、シャドーに求めたいことをかなりこなせるようになってきてますし、今後彼らしい細かいところで変化つけるアイデアはファジがもうちょい強くなったときにこそ生きてくると思います。
関戸の調子があんま良くないのでここはクワシンに大きな仕事をしていって欲しいと思いますよ。



◎歩みは遅くとも夏へ向けて前へ


この日の福岡マジで暑くって・・・・。
湿気がないからそこまで不快感はなかったですが、おそらくピッチレベルでの体感気温は夏並みだったんではないかと思います。・・・・・・・夏といえば「雉」の季節です。
暑い季節になり、相手が走れなくなってくるのに対しウチは走れるということ。ファジラボにおいても明言されていましたが、これは指揮官が確信を持って認めていることです。
事実、夏場に調子を上げる傾向がウチにはありますし、今年も例外ではないと思うんですね。
そういった意味で、この福岡戦はだいぶ夏に近い気温ということで試合終盤ファジのほうが攻勢に出ており決定機を多く演出しえたこと、こちらのほうが走れていたこと、この2点を確認できたことは収穫でした。

福岡は昨年j1のチームですし、在籍している選手のレベルもマジで高いです。
そういう相手にアウェイでドローならいいか。というのはごく自然な理解の仕方ですが、ちょっとこの試合の福岡については差し引いて考えることも必要かなぁとも思いました。
というのもファジにはビルドアップについて重大な課題がありまして、岐阜戦で明らかになり、東京V戦で露骨に採用され、正直「こりゃマズイ・・・・」と心配していることなんです。
それをほとんど福岡はやってこなかった、出来るのに。
他にも何点かこちらをしっかり研究しているチームであればやってくるだろう、それに対してウチはどうやるか?ということを見たいのに、仙石・千明が楽に持てるシーンがけっこうあったりと・・・うーむ。
もしかしたら、相手どうこうではなく自分たちのことをやるだけだということだったのかもしれませんが、ウチが一皮むけて大きくなるためのトライアルとしては、ふさわしい試合ではなかったのかなぁと個人的には思いました。そのビルドアップの問題についてはまた図解で取り上げようと思います。

そうはいっても、
大きな収穫はなかったけれども少しづつ夏に向けてよい材料をそろえ始めることが出来た試合であったことは間違いないでしょう。
あんなボーンヘッドをやらかしたチームならガラガラと音をたててメンタルが崩れ、試合も崩れてしまうもんです。特に経験の浅いチームならなおさらなわけで。サッカーではありふれた光景でしょう。
しかしファジはメンタルを持ち直して、前半のうちに取り返すという反発力を見せてくれた。
あのプレー自体はまぁ・・プロ失格レベルでしょ?って言うよりないですよ、厳しいことを言うと。
しかしそれまでにウッズが一体何点ストップしてるのかと。10は下らないでしょうきっと。
ファジが最終的に今季無事にやりきったとき、昇格をかけて得失点を争うことになると思います。
そうしたとき、ウッズが止めてきた幻の失点が大きな意味を持つ。少なくともここまでの彼の仕事に自分はまったく不満に思うことはないです。キックの下手さも、フィードの下手さも、この失点も全部ひっくるめて。それを差し引きしてもお釣りが来るほどいいGKですもん彼は。ウッズなしにはこの堅守はありえないですよね。チームメートもそれは十分承知なはず。
というところで、最後にクワシンの試合後のコメントをはっつけて終わりたいと思います。


●桑田慎一朗選手(岡山):
「(失点シーンに関しては)いつも助けてもらっているので、ああいうミスが起こるときもあると思うので、そこは全員で切り替えて前半のうちに同点に出来たということなので、そこはチームとして良かったところかなと思います」



さあ、次はプラ中だーー!ここはやらにゃおえまー!


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