痛み分け J2 第22節 京都 vs 岡山

さあ、第3クールがはじまりましたね!
湘南・甲府・京都・横浜と続いていきますが、もはやどの順位の相手とか関係ない。
ミンキュンが言っていたように毎試合が決勝戦という感じになってきますね。
今季のJ2はさらにカオスっぷりを増してきており、より勝ったチーム・より点獲ったチームが最終的に勝ちそうな気配がしてきています。攻撃面に物足りなさを露呈し続けているファジですが、もはや勝点1でよしとできる戦況ではない。ドローはゆるやかな後退とすべきところでしょう。
一ヶ月前、手も足も出ない完敗・・・という相手だった京都に対しどれくらい戦っていけるのか?
非常に楽しみな一戦でした。


<スタメン>

vs京都(A)

<結果>

京都 1-1 岡山

ファジはケータが出停、おまけにタダシがケガで欠場という緊急事態。
やむを得ず、公式戦ではおそらく1試合しかやったことのないサワのCB中央での起用で急場しのぎで臨む。
対する京都も宮吉、サヌ、バヤリッツアを欠いておりどちらも万全の状態ではなかった。


◎前後半を振り返って


ファジは、センターサークル付近からプレスをスタートし京都の「大木サッカー」を事前に叩くべく積極的な守備を展開。これに対し、京都はダブルボランチのところでこちらを外しそこから展開していく形に割りと長いボールを使ってタテに速い展開を織り交ぜる攻撃を見せる。
ということで、ボールを持つ京都。奪ってカウンターのファジという図式

構えて受けてしまうとやっかいだということで前目からプレスに出たわけですが、前半15分くらいまでは非常に不安定であんま利いていませんでしたね。というのも、
5角形の中に入るダブルボランチへのパスコースの切り方が甘い上、入った後のこちらの寄せは致命傷になりかねない遅さでした。
プレスの連動性もイマイチで、かなり簡単に繋がれ前を向かれるシーンが多くいまいちピリっとしない立ち上がりだったと思います。10分に、コーナーから相手の決定機を迎えますがここで失点しなかったのはデカかった。

攻撃のほうでは、京都のプレスが早いということに加え、タテよりもヨコを切ってくる守備を徹底されたことでファジが大きくサイドを替えることが出来ませんでしたね。これにより、ファジのパスコースがタテ中心になってしまって、いいときのファジなら出せるトライアングルのパスワークが寸断されており、リズミカルな攻撃を展開しずらい格好でした。
このあたりは、まーねもう一回りしてますからさすがに研究されてくるところだよなぁ~と。

京都のキーワードが「密集」であるなら、岡山のキーワードは「展開」
こちらがボールを奪った後、狭いところを繋ぎきってしまえば(=相手の土俵でやりきったら)チャンスになるし、そうでなければ(サイドチェンジが出来ないので)密集に絡め取られてしまうっていう。
実際に19分、中盤でボールを奪取しミンキュンに繋ぐと相手をひきつけつつ右の石原に展開。
石原のクロスにケンゴ・関戸が飛び込むも合わず・・・・ケンゴが収めきっていれば先制点!というシーンでした。続くCK、混戦の中からケンゴ、関戸が立て続けに狙うも惜しくも押し込めず・・・点が取れんorz


とはいえ、5角形の中に入ってくるボールに対するプレスの緩さに修正がはいったことで守備が落ち着いてきました。先の19分の決定機なんかはまさにいい守備からいい攻撃という流れの象徴的なシーン。
前半は全体的にいい守備を展開できたと思いますが、時折つまらないボールロストをしてしまってGKと1vs1のシーンを作られてしまうことがあり、ウッズいなけりゃふつーに2-0もあり得た。
特にこの日の千明は珍しくミスが多く、守備の反応も序盤鈍く調子が悪そうでした。

スタメンCBが2枚不在ということもあり、守備面よりむしろ攻撃面に出た影響は大きかったですね。
まあ相手の京都のプレスが早いということもありましたが、後方のボール回しには相当不安感があったはず。
それゆえ、CB3枚+ダブルボランチ2枚でボールを持ってというシーンは前半では皆無でした。
双方ビッグチャンスを作った前半ですが、ともに決められず前半は0-0で折り返し。


後半の出だしから京都が攻勢を強めてくるも、ファジの守備の精度・出足も鋭くなってきており、
こちらのプレスがハマれば中盤でボールがルーズになりコボレを拾えるシーンが出てきました。
逆に、こちらのプレスをズラされてしまうと京都の正確なショートパス・ファーストタッチに翻弄されてしまいピンチを迎えてしまうシーンもチラホラ。
しかし、後半のファジが比較的にボールを持てるようになったことでワイドに攻めるファジらしさを発揮することが出来てきて、特に右WBで先発した石原のスピードはやはり絶品!
到底追いつけないだろうというスルーパスに追いついて折り返しチャンスを演出するシーンもあり、後半になってスペースが出てくるとやはり石原は光りますね。
ところが、彼をWBで使うということとはこういうことなのだというのがハッキリ見て取れたのが失点シーン。

2vs3のピンチをなんとか防ぎ、GKウッズ→右WB石原→仙石と低い位置で繋いだ後、
仙石→ミンキュンへのクサビがあわず、相手ボールに。
この瞬間、こちらのボール保持が確定していないのに、石原がイージーに高いポジションを取ってしまいます。もちろん、上がっていく石原の後ろには上がっていた相手のSBが攻め残ったままなのに、です。
結果的に石原が不用意にあけてしまったこちらの泣き所をカバーするべくレンがつり出されます。そこを見ていた相手の中村につながれてしまい、見事なワンツーから失点と。
こちらがしっかりとボールを収めていたら食らうことなかった失点であり、なおかつ石原がSBの裏へ飛び出していける格好のカウンターチャンスであったと見ることも出来るシーンでありましたが、
やっぱこのあたりの判断がね・・・・石原にとっては経験としてほしいシーンでした。
とはいえ、サワをあそこで使わないといけなかった事情もあり、ある程度仕方ないかなとも思える失点だったですね。相手もめっちゃうまかったですし。


離されても諦めず追いつけるのが今季のファジ。
左サイド、スローインの返しを受けた田所が思い切りよくタテにドリブル突破で抜け出すと迷わずクロス。
これを相手DFがクリアしたこぼれを詰めていたクワシンがダイレクトボレー。しかし、GKはじく。
それをケンゴが冷静に収めて左足で蹴り込み同点!!
結局敵地西京極で勝点1をゲットし、後半戦をドローでスタートさせることになりました。


◎影を落としたスタメン2枚


やはりこの試合のポイントはタダシ・ケータというCBのスタメンを2枚も欠いていたことに尽きるのではないかな?と思いました。逆に、緊急コンバートでCBに入ったサワには手放しの賞賛を送りたい気持ちです。
破綻のしにくい守備方式だからってのもあるでしょうが、京都のような相手はウチが最も守りにくい相手だと思うので、1失点に抑えきったことは非常に素晴らしい結果といって良いでしょう。
タダシ・ケータという2枚を欠いて見えてきたのは後方でのパスワークの不安感、これはいたし方のないところでしたね。先に述べたように、後半はスペースが空いてくる分ワイドへという展開が出てきましたが、フレッシュな前半において後方からしっかり作っていく形がほとんど出せなかったあたりに影響が色濃く出ていたんではないかと。タダシの復帰がいつになるか分かりませんが、次節はケータが復帰し中央はこれで大丈夫。
加えてよかったのが、植田がカードをもらわなかったことで、
これで横浜のツインタワーに対して植田・ケータをぶつけられる算段が出来ることになりました。
いやーーよかった。しかしアレですね、ケータ・タダシを欠いてみると植田の安定感が頼もしく見えるもんですなぁ(笑)


◎またしても出ない勇気


前節の甲府戦、前半すごく良かったですよね?
こうシャドーやWBの動き出しが非常に活発で、どんどんパスコースに顔出していくものだからボールホルダーが出しどころに困るようなシーンが少なくて、リズムあるよいサッカーが出来た。
ところが、この試合そういったサッカーがほとんど出せなかったのはもどかしいところです・・
相手が京都だったということなら甲府だって強いだろう?って話だし、
後方でボールが持ちにくいからということなら、後半スペース割とあったじゃないか?と。
やっぱこういう心理的な部分、相手が強かろうが積極的に狭いところでもやり切るぞ!というメンタル。
そこへ向かっていかなければこっから上に位置するにふさわしいチームになれないのかなぁ?という気がします。
この点については今季ずーーーっと挑戦してきているのに、なかなかチームに定着しないということ。
自分たちより弱い相手にどんだけよいサッカーしたところで、強豪相手にビビっていてはやっぱ底が見えちゃうんじゃないか?と思うんですよね・・・・
良くて中位が精一杯で終わっちゃうんじゃないか?そんな焦りを覚えます。

もちろん勝点獲って行くことが大切ですが、リスク承知した上で勇気持って自分たちのよさを出していくファジアーノがずーーっと見たいなと思ってるんですよね。それでダメならしゃーないよってこっちはハラくくっているし。たとえ大敗しようが文句なんかない。それよりも、ドコに対しても貫けるファジのカラーというか、北九州戦のようなポゼッションのスタイルをビビって挑戦せずに獲得できないことほうがいやだなぁと思うんですよね。
強いとこ相手に臆せずやるから手に入るんであって、逃げていては成長はないんじゃないか?と。
「俺たちは出来る」選手たちがそう信じられるかどうかが鍵でしょう。

ともあれ、この試合でドローなら大いに喜んでいいと思いますし選手たちは意地をしっかり見せてくれました。
京都は京都で、ベスメンを欠いて前回対戦とおなじシナリオにはならず、と。
ある意味お互い様、まさしく痛み分けのドローなんではないかな?
さあ次はホーム2連戦、連勝して無敗記録を再び作りに行きましょう。


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