図解で見る! あるはずのない弱点が「ある」ことになったワケ

久々の図解ですよーーー!
最近はUST放送のほうでやる機会が増えたので、久々にこちらでうpしてみます!


今日は守備の話なんですが、これまでのファジっていろんなパターンの失点をしてきたと思うんですよね。
ほとんどはサイドを突破されてというものでしたが、多くはミスや個人技による突破を許したもので、組織的な守備を崩された・・・・という記憶はあまりないんですよね。
今季はセットプレーからの失点と凡ミスによるつまらない失点が激減してます。
その上、流れから失点しない組織的な守備が出来ていた。
だから堅守というのは名ばかりのものではなくって、たしかなファジの実力だったわけです。
・・・・ところがついに組織的な守備をまんまと崩されてしまったのが千葉戦だった!
ということが分かりましたので、いっちょどうしてファジの守備が崩されたのか?
今回はそこに迫っていくてすと。

※今回は守備の話ですので、
 図解で見る! 2012ver ファジのディフェンス(http://goo.gl/GiyDQ
 図解で見る! 5-2-3が誘うファジの罠(http://goo.gl/iJnNy

 に目を通しておいていただけると幸いです。


◎マッチアップとおさらい、ないはずのスペース

それではまず、各ポジションのマッチアップと決まりごとのおさらい。
そして「ないはずのスペース」のお話から。
千葉は4-4-2。濃い緑丸で囲った部分がマッチアップする組み合わせ。


マッチアップとおさらい

青線と赤線の組み合わせに注目してください。
相手のSBに対してはシャドー。SBに対してはWBが見る関係になってますね。
これは昨年から引き続いている決まりごとで、相手によって変わるところもありますが基本はこういう構えになります。

これまで何度も述べてきたことですので省略しましたが、ファジの弱点はどこでしょうか?
それは、WBの背後のスペースでしたよね。
相手はここを突きたい、ファジは防ぎたいスペースです。
上記の通りファジはWBが5バック気味にセットして、この弱点にあらかじめ人を配置してしまうので、相手は攻めあぐねるシーンが続出します。もう見慣れたシーンですね。こうした理由から、
この弱点は「(攻略する術の)ないはずのスペース」になってたというわけです。

さて、千葉戦ではこれがどうなっていったのか?見ていきましょう。
シーンは千葉がGKからCB、CBから左のSBへ繋いでいったシーンから。

◎一見なんでもないようなシーンから始まる崩し

千葉アタック1

黒点線はボールの動いた軌跡です。
CB→左SBにボールが渡り、ボールが左サイドへ出ました。
これにより、守備ブロックはファジにとって右サイドへスライドを開始するというシーンですね。ファジの守備は5-2-3で、相手のSBがタテに進出したので右シャドーの石原が快足を飛ばし遅れ気味にマークに行きます。
千葉の2SHは中に絞る動きを再三見せており、5バックに対してFW・FW・SH・SHの4枚がべったり張り付くシーンが何度も見られました。図では濃い丸の部分、ここへ右のSHが入ってくることで中央で5:4になります。
それでも1枚こちらが余るわけですから、中央の守備にはまだ余裕があるといえるシーンですね。

図の赤いバツのところ。
一瞬左SBから中の濃い丸への展開を伺うそぶりがありましたが、石原がマークに追いついたことでそのルートは断念され、タテへのスピードはここでストップすることになりました。石原HAEEEE!!

余談ですが、
石原はこのように、
広いスペースをスピードでカバーできるのでこのシャドーでの守備力は高く評価すべきでしょう。

足の速い外野手の守備範囲の広さを思わず思い浮かべるシーンです。
話し戻って、千葉は結局左SB→ボランチへとバックパス。次のシーンへいきましょう。


◎ファジの幅を超える幅

千葉アタック2

まず黄色丸で囲った部分を見てください。
SBからバックパスを受け、千葉のボランチが前を向きました。
これを察知してケンゴが猛然とプレスバックに来ましたが、間に合わず・・・・
結局ボランチは左SBが引っ張ったシャドーが空けたスペースを利用してクサビを打ち込む格好になりましたね。ケンゴもおそらくその意図を途中で気づいたようですが、ときすでに遅しでした。

次に上のほうの白丸で囲った部分。
ボランチが前を向いてボールを持ったことで、右のSHが「裏へ出してくれ!」と手を挙げてアピールしながら植田と田所の間へダイアゴナルに侵入を始めます。これによって、マーク対象である右SHの動きに反応して田所が警戒を強めます。

それと同時に、右SBが前進を開始し右サイドを独走状態に・・・


◎「ない」はずのスペースが「ある」スペースに

千葉アタック3

図の濃い四角の部分を見てください。
こちらが5枚で中央を守っているのに対し、相手が4枚いることがわかりますよね。
ボランチがトップへクサビを打ち込み、それをもう一人FWにボールを落とします。
そして誰もいない右SBの前へとダイレクトで出す。・・・・見事に右サイドをどフリーで突破することになりました。
そして、折り返しからクロスを上げられ失点と。これまでみたことないパターンで左サイドを崩され、失点するということになっちゃった。うーむ。

青線部分、本来見るべきSBとミンキュンとの位置関係の差を表していますがあまりにも長い距離が空いてしまっていますよね。ボールを追うばかりで自分のマークを見失ってしまったミンキュンに責任がある、というのが正解になっちゃうんだろうなぁとは思うんですがね。
まさかウチよりも幅を使って相手が攻めてくるとは予想していなかっただろうなというのは否定できません。
だって上で見てる自分も一連の流れを見ておきながら、何が起こったのかサパーリでしたからね(笑)
「なんだ!?」「なんであそこ破られたんだ!?」とパニクってハニワ状態でしたもん・・・・。

相手がこちらのシャドー⇔SBの関係性の難しさを事前にリサーチし、4枚を中央に固めることで左スミのスペースを作り、右SBをそこへ送ると。
千葉がウチの選手の特性とフォメによって生じる難しさを巧みに突いてきた失点であったというのははっきりしていると思います。

これまでウチを攻略できずにいたチームってのは、
例えば左なら左にいる選手でこちらの右サイドをなんとかしようという傾向がかなり強かったとおもうんですよね。ところが、それではウチのサイドは破れずに結局いいサイドアタックにはならないケースがほとんどでした。特に4-4-2のフォメのチームはマークがばっちり噛み合ってしまうので、こちらの守備が常に足りてしまう状態だったわけですよ。それゆえ、ファジは4-4-2に対してはめちゃめちゃ堅かった。
栃木や徳島なんてなにもできてなかったですからね、ウチの守備に対して。
ところが、この千葉のようにウチを崩すためには「こうやるんだよ!」という攻め方が点に結びついてしまったということは今後同じような攻めを狙ってくるチームが出てくることを想定しなければなりません。


攻撃が絶不調の中で勝てない日々が続いています。
しかしながら、敵はそんなことお構いなしに対策をとってきている。
そういうリーグの難しさ、2周り目の対戦の難しさをなんとも象徴するような失点じゃあありませんか。
対策が見つかったからといって即座に守備が崩壊するとは言えませんが、4バックのチームとの対戦時にはますますシャドー⇔SB、WB⇔SHの位置取りに注目してみる必要が出てきそうだなーと感じた失点シーンでした。


いやー守備の話はやっぱ面白い!
今後、これを踏まえて何かしら守備に手が入るのか?あるいは入らないのか?その辺のファジの変化を楽しみにしていきたいなと思います。

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COMMENT 4

-  2012, 08. 01 [Wed] 22:30

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Zerofagi  2012, 08. 01 [Wed] 23:48

No title

>鍵コメの方

ご指摘ありがとうございます。
ボールが左サイドへ出て、田所が当たりに行ったので図がまちがってるのでは?
というご指摘でしたね。
ご指摘間違ってないです、ただ図ではそこまでやってないだけなんです。
実質、あのエリアにSBにフリーでボールが行くこと自体があってはならないことであって、あそこから上手く崩されたことはその出来事の副次的なプレーだと考えたので省略しました。
ちょっと説明を付け加えてないのでそうお思いになったのは当然ですよね、一言付けとけばよかったかなぁ・・と思いました。
図解シリーズは全部録画から位置取りを起こして、見える範囲は何度も何度も確認してやってますので選手の位置は大体あってると思います。

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きままはな  2012, 08. 05 [Sun] 23:15

石原最高でした

お初に失礼いたします!熊本戦…勝ちましたね( ´ ▽ ` )ノ
このゲーム、得点は出来ませんでしたが石原がヒーローでは?たまんないですよね…あのスピードは…若いし、まだまだ伸びが機体出来ますし、末恐ろしいです

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Zerofagi  2012, 08. 15 [Wed] 22:26

No title

>きままはなさん

はじめまして、ようこそいらっしゃいませ!
返信が遅くなり大変失礼しました;
石原はほんと楽しみですよね!19でなかなか試合にコツコツ出れる選手もそんなにいないと思うので、今のうちから実戦経験をじっくり積んでいってほしいと思います。

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