あともう少しが遠い少し J2 第31節 岡山 vs 大分

30試合を経過した時点で、大分はストレートインも狙える4位で勝点54。
これに対してファジは、PO圏内を狙える位置の10位で勝点46。


真夏にも関わらず過密日程で行われた3連戦もこれで最後。
相手は4位とはいえ相性も悪くない、その上こちらは前節からホームホームで迎える有利さもある。
おそらくは双方ともに消耗しきっているだろうから、ややコンディションで上回れる可能性があるのではないか?
試合前の予想でそのように思っていたこの試合。
上位を叩く願ってもないシチュエーションでしたから、なんとしても勝ちがほしかった試合でした。


<スタメン>


vs大分(H)


<結果>

岡山 0-0 大分

SH 14-8
CK 5-8
FK 13-11
GK 12-18

◎攻めても攻めても届かぬゴール


前半開始から30分経過するまでに、多く見積もって5度!も決定機を迎えるなど前半はファジが圧倒的に試合を優位に進める展開。元々ボール回しではコチラのほうが上なのは春にすでに証明済みとはいえ、あまりのワンサイドゲームな前半だったため、どっちがとるのか?ということじゃなくていつファジが先制するのか?が見所になった前半でしたね。
同じ3-4-2-1のフォメなので、お決まりのマッチアップゲームになるはずの試合だったんですがね。
・・・・・いくらなんでも大分のコンディションが悪すぎだと思いました。
(大分に非はないんだけどね)

攻撃にアイデアなく、森島に当ててという展開は見えたもののチグハグなロングボールを蹴り出す程度にとどまり、個で突っかけるシーン意外にはなんら脅威を感じない攻めを繰り出す大分。
いくらなんでもこれは本調子ではないでしょう。これで4位のサッカーといわれても・・・という印象でした。
この試合、かなりサイドへ抜け出す(特に左サイド)シーンが出来ていて田所のクロスから何度もチェンスを演出。それに加えて石原の突破力がチームに決定機を何度ももたらしましたが・・・・取れない点;;
1点さえとってしまえば勝てるのに・・・!
残念ながら、大分の息の根を止める先制点は取れませんでした。
大分の田坂監督は「この勝点1は大きい」と胸を張って帰ったそうですが、そうでしょうね・・・・。
逆に言えばウチは「今勝たないでいつ勝つのか?」という試合を落としてしまった。
そういう前半でしたね。


◎前半ファジが押し込めた理由を読み解く


コンディションのほかに、システム的なからみで何故ファジが前半押し込めたのか見てみましょう。
試合後のコメントを拾って、何でウチのダブルボランチが浮くのか?そこを特に見ていきます。
田坂監督のコメントこんなのですが、

●田坂和昭監督(大分):
Q:序盤にチャンスを作れなかったということで、監督の指示は。
「どうしても3バックに3トップがはまる分、ボランチが吸収される。同じシステムでやるとマッチアップするけど、ボランチがカバーのポジションに入ったらボランチが空く。前半立ち上がり、とくに仙石廉、千明聖典のところに、うちのボランチがプレッシャーに行けなかった。


文章ではイメージしづらいので図でやってみましょう。
(※録画の中からワンシーンを切り取ったものではなく、あくまでイメージ図)

         押し込む

「どうしても3バックに3トップがはまる分」の部分ですが、
図の通りファジの1トップ2シャドーに3CBが付いてますね。で、その前にフィルター役でダブルボランチがいてバイタルエリアを守ってます。為田・丸谷の2名ですね。こいつらが3CBのカバーのポジションを取るとどうなるか?

         あくばいたる

「ボランチがカバーのポジションに入ったらボランチが空く」の部分。
為田・丸谷がCBのカバーのポジションに入ったら、5バック状態ラインに引き寄せられているのがお分かりかと思います。これにより、コチラのダブルボランチが自由にボールを扱えるスペースが中央に空いてしまう。
そのため、「とくに仙石廉、千明聖典のところに、うちのボランチがプレッシャーに行けなかった」ということでした。

じゃあ何で大分のダブルボランチ下がるん?そのままおりゃーえーが?となるんですが、
3CBと3トップだと3vs3で誰も余りません。これはつまり、一発で裏取られたり1vs1で負けるともうGK1vs1に近い状況にあるということなんです。割かしあぶねーワケですね。
なので、この状況を緩和するために「CBが仮に出し抜かれてもいいように」ボランチがカバーリングに下がり、いざというときに備えると。
こういうことが起こっていて、田坂監督も想定していたけれど時間が長すぎたね、というところでした。


◎町田へ向けてのいいトレーニングになった後半


後半、大分はシャドーを一枚下げてアンカーを投入してきました。
これによりフォメが変更され、3-4-2-1から3-1-4-2のような形に。こうですね。


3-1-4-2大分

前線が3トップ→2トップになったことで、こちらCBが一枚余ります。
フィールドプレイヤーは10vs10で同数なので、その余った分がアンカーの宮沢のところですね。
後半このように大分が変化したことで、アンカーの宮沢を見れるやつがいなくなり、何度かいいスルーパスを通されてしまいやや大分にペースを握られてしまったのが後半でした。
中盤で、こちらのダブルボランチ2枚に対し相手はインサイドハーフ2枚とアンカー1枚で3枚で数的不利ですからね。しばらくファジとしては小さな混乱を招いてしまった変更だったなぁと。
けど、この3-1-4-2。実は町田ゼルビアの今のフォメとまったく一緒なんですよね!

前節の北九州でもミスマッチの部分の難しさがありましたが、3-1-4-2みたいなフォメを使ってるJ2クラブはあまりないと思うので、結果的にこれを体感できたのは次節への予行演習としてはラッキーだったかなぁと思います。


◎何故点が取れないのか?遠い「あと少し」


結局この試合も点が取れずに相手を仕留めそこなったという、なんとももったいない試合でした・・・・。
実は今季開幕してからずーっと、ファジアーノがボールをもって崩しきって取った点ってとても少ないんですよね。
多いのは相手のミスからとか、カウンターからとか、
いずれにしてもこちらきっかけの得点ではないということです。自力で取れないんです未だに。
ただし、すべてが悪いのか?といえばそうではなくて、
以前よりビルドアップのスムーズさやサイドを攻略する動き出しなんかははるかに良くなってきてるんです。
あとはホント決めるだけ!なんだけどなぁ。
攻撃でもうすこし点が取れたらようやく攻守のバランスがとれ、もう一段上がるのは間違いないんですよね。

●後藤圭太選手(岡山):
「(岡山にゴールが決まらなかったのは)『運』じゃないかなと思います。澤(澤口雅彦)君なんかは完全にミートしてましたし、入る時は入るんじゃないかなって、俺は軽く考えてます」


とケータが言ったことはある面でその通りだし、しゃーない部分は確かにあるんですがね。
でも2つだけ選手に求めたいのが、

・次のシーンを読んでプレーしてほしい
・チームメイトがどんな選手か特徴を考えてプレーしてほしい


という2点。
今季はミンキュンと石原以外の前線の選手は昨季からごっそり入れ替わってますから、時間がかかるのは当然なんですよ。それは分かってるんです。
しかし、そろそろイメージを合わせたプレーがもうちょい増えてきていいと思いますし、相変わらず「こいつならこうだろう」という出し手や受け手を想定したプレーが少なすぎる印象はここへきても変わりません。
ショートカウンターでだいぶキレイに取れるようになってきたのは間違いないので、成長は感じるんですが強いところ比べるとそういったところはまだまだ。
さあこれがどこまで、そしていつまでに高められるか!?
それがファジの最終順位を決定するのではないか?と思います。


のこりも11試合となってきました。
秋・冬と気温が下がってくると各チームの運動量が回復し、よりアグレッシブになってきますが、それはファジとて一緒。涼しくなればファジに出来ることがもう一つ増えますし、まだまだチャンスはある。
選手は信じていると思うし、サポとしても信じて6位以内を狙って行きたいですね!


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COMMENT 4

tko  2012, 08. 28 [Tue] 01:36

No title

こんばんわ。お久しぶりです。
大分戦はユニフォームを新調(オーセンアウェイ)して臨みました。
が、デビュー戦飾れずドロー。。。いやー悔しい。

なんなんでしょうねぇ、この決定力の無さは。
DFを広げるために、ボールを外→中→外と出したり入れたりしてるのはいいんですけど。
あとはペナルティエリア外からの攻めが必要なように思います。
ペナに入れたボールを一度外に出しても、ファジはロングシュートがない(あっても大分戦みたいに場外ホームランの連発)ので、DFはペナ内だけ守ってればいいわけですよ。
精度のあるアーリークロスや、ロングシュートをバンバンかましていければ、DFもより外に広がり、ペナでの勝負もよりやりやすくなると思います。

左サイドからは充分攻めてましたが、右サイドからの攻めが少なかったように思いますし。
様々なところから、バランスよく攻めていただけると、グッと得点が近づいてくるのではないかと思いました。

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yoshi  2012, 08. 28 [Tue] 21:40

そうですよねぇ(笑)

大分戦を見ていて思いました。
とにかく前が開いたら狙ってみてほしい。
ペナルティエリアの前でパス交換ばかりでは怖くない。
一度もゴール方向を見ずに横にパスを出してもDFは振られない。
せめて目線でフェイントぐらいしたらなぁって。。。

勝ちたかったですよねぇ。
本当に最後の部分だけだったような気がします。

最後まで6位以内狙っていきたいですね。

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Zerofagi  2012, 09. 04 [Tue] 21:45

No title

>tkoさん

どうもーお久しぶりです。
今年のチームには思い切って「やったれーー!」みたいな成分がかなり不足しているように感じますね。tkoさんのお感じになってる通りだと思います。
その分昨年より全体的に繋げるようになってはいるんですがね、どーもうまくゆかん。
昨年は右サイドからの攻撃がメインでしたが、今年は左がほとんど。
そのあたりもうすこしバランスを取っていきたいなぁと思います。

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Zerofagi  2012, 09. 04 [Tue] 21:47

No title

>yoshiさん

どうもこんばんは。
この大分ならば・・・という試合でしたよね。
今年負けなくなったのは大いに評価しなきゃいけない部分ですが、負けない分もうちょいなんとかしたら勝てるんじゃねん?と欲も出てしまいます(笑)
残り試合もすくなくなってきましたし、勝ちきれる試合を増やしてほしいですよね!

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