図解で見る! 千明の一発目の守備に手を叩け!(1)

ひさびさの図解!シリーズ。
今年ブログをここまでやってきてようやく試合のレビューのやり方を掴んだといいますか、
図を途中に入れて解説しながら~というやり方がしっくりきておりますよ。
その分図解!シリーズをやる機会がなくなっちゃいましてね、まあそれもいいかーなんて思っております。
(放送で図解!でやってたことをやってるってのもありますね)


さて、かくしてわれらがファジアーノはなんとJ2でNo.1の守備力を持つに至りました。
昨年の秋の上昇から見て、ある程度は守備で計算が出来るのではないか?とは思っていましたがね、まさかあと3試合を残すという時点で守備力がリーグトップに躍り出るとはね・・・・・まじで想像外ですよ、すごすぎです。
だって良く考えてみてください。
ウチの選手、J2トップのタレントが綺羅星のごとく並んでますでしょうか?
J1からバンバン声かかるような選手ばかりが揃ってますでしょうか?・・・・違いますよね。
決して屈指のメンツを誇っているわけではないのにこの数を叩きだせるってのはマジですごいことだと思います。


先の東京V戦で存分に発揮した最後のところで潰す、体を投げ出してもはじく、怖れず寄せる。
ここぞ!というところを守る力、それこそウチのDFの強みですよね。
また前線の選手の守備においては、相手のビルドが不安定ならば見逃さず突っかけて奪い、カウンターから鮮やかにに決めてみせる怖さを身につけてきています。


それでは、中盤はどうか?今回の主役は千明聖典。
彼の守備力の素晴らしさのひとつを取り上げます。
と、その前に前説として攻守の切り替えやボールロストについてのお話からやっていきましょう。
今回は割と基本的な話になりそうです。


◎攻守の切り替えとはなにか?


サッカーではボールを保持しているチーム、保持していないチームが常に存在しますよね。
足でやるスポーツである以上どうしてもボールを失いやすいスポーツであると思います。
(この辺バスケと対比してみるとよくわかりますが、バスケはターンオーバー相当すくないですよね)
そのために、攻めていたほうがボールを失いすぐさま相手の攻撃にさらされるというシーンが頻繁に起こるわけですが、それを攻守の切り替えと呼びます。
余談ですが、足でやることによって起こってしまうボールロストを極限まで減らしたチームがバルサという理解でいいと思います。


◎攻撃に潜むリスクの話


いきなりですが図を2枚見ていただきましょう。
一枚はこちらの守備時、もう一枚はこちらの攻撃時。

守備時


攻撃時

ここで問題ですが、
この2枚を見比べたとき一体攻守2つのファジ、どちらが陣形が崩れているでしょうか?


かなり基本的な問題で恐縮ですが、答えは攻撃時ですよね!
どんなチームでも大体そうですが、
守備時は整然としているのに対し、攻撃時はかなり形を崩した格好になるのが普通です。
攻撃することとは相手の陣地の深くへ侵入することですから、
それと同時に攻守が入れ替わった時相手に与えるスペースを広げていくことでもあるわけです。
前述のとおり、ファジは引いて守ったときの守備力はリーグ1ですから、今のチームで行くと失点のリスクが高いのは守備陣形があらかじめ崩れている攻撃時にこそあると、言ってもいいかもしれません。



◎ボールを失う危険度をゾーンで見てみる


こちらがボールを保持する=相手が守る=相手が攻められない=失点しない。
こういう式は確かに成り立ちますが、常に相手に対しポゼッションできるとは限りませんし、攻守の切り替えをなくすことは不可能ですから、絶対ボールロストはおこっちゃいますよね。
では、どこでボールを失えばよいのか?それを図で色分けしてみました。


るーまにあ
なんかどっかの国旗みたいになりましたね(笑)



・ゴールから近いゾーン(赤色エリア)
ここはなんとしても繋がなければなりません。ここでボールを失えばもう待ったなし。
わずかな時間でゴールへ迫られ失点してしまう可能性大ですよね。
余裕がないならとにかくこのゾーンから遠ざけるために前に蹴り出すことも必要になってくるでしょう。
以前のファジであればこのエリアで冷静に繋ぐとか不可能でした。
だって自信がなくってそんな事が出来るとは選手自信が思っていなかったですもん。
ですが、最近はこのエリアで詰められても冷静にさばくシーンが増えましたよね。うまくなったよなぁ。

・中間のゾーン(黄色エリア)
ここは赤よりはリスクは低いものの、まだまだ安全とは程遠いエリアです。
ボールを持って繋ぐチームであれば、こんなエリアでポロポロミスってるようではお話にならない。
中盤の選手の技術力、チームとしてのビルドアップの能力が大きく問われるエリアでしょう。
余談ですが、アウェイ湘南戦でレンがこの位置でミスってロストしショートカウンターで失点。
恐らくは悔しさと、そして情けなさがあったのでしょう。涙を見せるということがありましたね。
ボランチでやってきた彼にとってこのゾーンでミスして失点するというのは、ボランチとして恥ずべきレベルの失態。だからプロになってあんなミスをするなんて・・・というわけです。

・ゴールから遠いゾーン(青色エリア)
ここは失ってもそこまでリスクはないといえます。なんといってもゴールから遠いですからね!
戻りながら守備をする時間も稼げますし、直ちに失点に直結することはなかなかない。
よく「シュートでプレーを切る」ことが大事といわれますが、
シュートが外れたとしても、ラインを割ればGK・CK・スローインのどれかにはなりますし、
その間陣形を整えたり確認しなおす時間が取れますから最もリスクの少ない失い方といってもいいでしょう。




ここで見方を変えて相手の立場になって考えてみると、
赤色ゾーンでのロストはまずないとしてファジが黄色や青色ゾーンでボールを失った場合。
こちらが攻撃してますから当然陣形は崩れていますよね。おまけに背後に広大なスペースが生まれる。
これをつかない手はない。
わざわざ崩しに行かないでも、勝手にファジが崩れてくれているわけですからね。
相手とすれば、しっかり守備をしてマイボにしたならばスピードを落とさずにカウンターを仕掛け一気にゴールを陥れたいということになります。
この「スピードを落とさず」というのは極めて大事なポイントです。


ちょいとまとめておくと、
・攻撃時の方が守備時よりも守備陣系は崩れている
・ゴール前や中盤でボールを失うことは危険なので避けなければならない
・相手はこちらがロストしたら、スピードを落とさずカウンターを打ちたがっている



こんなところでPart.1は終了。
次回Part.2で千明の素晴らしいセンスに迫ります。


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