贅沢な敗戦 J2 第40節 水戸 vs 岡山

6位に手がかかっていた草津戦を落とし、他会場の結果次第ではわずかに可能性が残るかもしれない。
昇格戦線ももはや大詰め。状況としては苦しいものの、勝って行けばなにかおこるかもしれない。
そのためには是が非でも勝点3を!勝利を!そういう試合でしたね。
このクラブが始めて強く昇格を意識して戦ったこの2試合の大一番。
よくぞここまでという気持ちとやってやれ!という気持ちで見ていました。


<スタメン>

vs水戸(A)


<結果>


水戸 0-0 岡山

SH 8-6
CK 8-4
FK 25-14
GK 6-15


◎大一番で問われるメンタル、勝負のアヤ


草津、水戸のこの2試合は他の試合とはまったく別な意味合いを持つ試合であり、ファジアーノとしてはJ昇格後おそらく最もプレッシャーのかかるシチュエーションであっただろうことは明らかでした。
それに加えケーズスタの芝の状態が酷く、特に前半ファジが戦ったサイドは後半水戸の選手もかなりミスってましたから状態はかなり悪そうでした。
実は試合前のコイントスでケータが勝ってサイドを選べる権利を得たのですが、前半のスタートを悪いピッチで始めてしまったことはやや試合に影響しちゃったかもなぁと。このへんも勝負のアヤってやつでしょうね。


ということで、心理的に難しい状況でゲームに入らねばならなかったファジアーノ。
前半は細かい繋ぎに固執せず、ロングボールを裏へ蹴りそこを起点に攻める意図を見せていました。
それに対し水戸は、スライドの早いタイトな守備から非常に訓練されたカウンターを繰り出す。
そういった構図で進んだ前半でしたね。
ファジとしては、水戸のカウンターは非常に上手いので、つまらないパスミスをかっさらわれてカウンターを食らうリスクは回避したい。それでは、ホーム水戸戦の二の舞ですからね。
となれば・・・・長いボールでっていうことになるんですが、考え方としては悪くない。


ところが、前線の選手がなかなかボールを収めることが出来ず有効な攻撃がなかなか出せない。
ケンゴもがんばってましたが、相手のCBもかなり厳しくマークしておりボールを落とせない状態。
前線の選手だとミンキュンのところくらいしか時間が出来そうな気配がない、と。
特に前半は前の選手目がけて蹴っていくことがかえってうまくいかなかったかなと思いました。
石原がいればスペースに蹴れば、となるんですがそれも勝負のアヤでしょうか。


結局攻撃がうまく機能しないために中途半端な攻撃で終わり、その分水戸がカウンターしやすい状況だった前半だったかなぁと思いました。


◎攻勢に出る後半、届かないあと一歩


後半サイドが変わり、比較的よいピッチ状態になったことでファジのビルドに安定感が出てきます。
CBからボランチへ、ボランチからシャドーへ、パス交換がスムーズに行えるようになりすこし心理的に落ち着いた状態で入ることが出来た。
それに加え、ロングボールも人に合わせるのではなく、スペースに合わせるように変化させたことで前半にはなかった前線での時間が生まれます。ペースは一点ファジのほうへ!


55分。千明のインターセプトからミンキュンへ。
ミンキュンからのスルーパスを絶妙なトラップで受けた千明が左足を振りぬくと、GK本間を越えて・・・・!
・・・・ポスト直撃orz

今季初出場となるアンディを投入し、ついでチアゴを投入しパワープレイ気味に攻めるも遠いゴール。
2012のファジのPO圏内を目指した挑戦は水戸の地で終わりを告げました。



◎贅沢な敗戦、草津戦・水戸戦の意味


今季のファジのPO圏内への可能性、J1昇格の道が完全に絶たれたことについてはみなさんそれぞれ思うことがあると思います。自分も悔しくないといったらウソになります。J1昇格まではわからないけれど、プレーオフを経験してほしいという気持ちはかなり強かった。
草津戦は敗戦、水戸戦はドローでしたが、PO圏内に向けた勝負という意味では勝ち以外はすべて負け。
勝っていけばわからないかもしれないという状態でしたから、ドローも敗戦も一緒だなと思います。
でも水戸戦が終わっておそらく可能性はないだろうとなった瞬間、なんか不思議と悔しくなかったんですよね。

というのも、この結果。
40節まで昇格の可能性を繋ぎ続けることができたことや、おそらくPO制度がなければ相当先になったであろうこの一戦に昇格の道がかかるようなガチの試合を2試合も出来たこと。そしてそれに勝てなかったということ。自分たちらしいサッカーが45分しか出来なかったという結果。


とても妥当だと思いますし、むしろよくぞここまでたどり着いたなという感じすらしています。
昨年、上昇の気配はあったけれどもそれがほんとに次の年まで持続できるか?保障はどこにもない。
補強が結果的に上手くいって、それまで持っていた強さは今年リーグ1になるかもしれないところへきている。
ファジは間違いなく強くなった。これに異を唱える人などいないでしょう。


願わくば、プロとしてこのようなプレッシャーを感じながら試合できる環境を大切にして、
次同じような試合に出会ったとき、どのくらい力が出せるか?出場した選手たちにはこの2試合を新たな基準にしてまたトレーニングに励んでいただきたいと切に願うしだいです。


38試合の勝点を賭けて戦ったこの2試合は、ある意味とても贅沢な敗戦であったのかな?と思いますし、また逆にここまで勝ち取ってきたからこそ体験できた2012ファジの戦利品でもあるといっていいかもしれません。


さあ、のこり2試合。
昇格の可能性を残した2チームとの対戦ですが、昨季徳島の夢を打ち砕いたドリームクラッシャーっぷりここでも発揮してもらって、いい形で終われるようにがんばっていきましょう。


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COMMENT 1

tko  2012, 11. 02 [Fri] 15:22

No title

ドリームクラッシャー。。。その通りですね(笑)。

プレーオフ進出を逃したのは悔しいですが、ここまで期待を持って過ごせたシーズンって無かったですよね。
影山監督は来期も続投ですから、ここまで培った土台の上にこれから何を積み上げるのか、来期も期待ですね。

まずは残り2試合、しっかり勝って終わりたい。
実はうかうかしてられないんですよね。ファジの今いる順位ってダンゴ状態なので、昨年に比べてかなり強くなったはずなのに、また13位、って可能性もなくはない。
しっかり勝って来期に繋げたいですね。

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