選手交代に見る影山監督の苦渋 左WBの行く末

ホーム最終戦となった栃木戦。見事勝利し、
ファジアーノ岡山8位に帰ってきたぞーー!!


よっしゃーーーー!!
ということで、本来ならばレビューに行きたいんですがなにぶん時間が許さないところがあるので、
おそらく週の半ばくらいにうpできるんじゃないかなーと思います。
で、更新がちょっとかかりそうなので先にやっておきたい話をやっちゃえ!ということで、
今日の栃木戦の選手交代から感じた、影山監督の交代采配について思ったことをやっていきたいと思います。


◎選手交代の意図を考える


今日の試合、前半2-0で折り返したものの課題の後半押し捲られて防戦一方のファジアーノだったんですが、
後半に3枚のカードを切っています。
最初はこのような布陣でスタート。


スタート布陣


ここから後半10分に、ミンキュン→上條。
さらに後半27分に、服部→三村と代わったわけですが、
ミンキュン→上條という交代はおそらく運動量的な部分でフレッシュな選手を投入し、なおかつ前線でがんばってくれる選手を置いて押し込まれた状態から陣地を回復するための交代かなぁと思います。
一方ミムのほうは、相手が前がかりになっていて背後に広大なスペースが出来てきましたから、そこへスピードのあるミムを入れてスペースを侵略させることで足がかりを掴みたいということだったんじゃないかなと。


後半はずっと栃木の攻勢をモロに受けており、開始早々に失点してしまった心理的なプレッシャーをズルズルひこずってしまっていた状態でしたから、前線での打開力を回復し傾いた体勢を整える意味では実に妥当な交代と思えました。見てる分にはいつやられるか・・・・みたいなハラハラする展開でしたから前でもうちょい何とかしたかったですね。


◎シャドーではなくWBで試された三村

ここまでの交代で特筆したいのは、「ミムを左WBで使った」ということです。
というのも、夏の移籍以降主にミムが任されていたタスクは後半の相手の疲れた状態に追加点を取りに行かせるスピードアタッカーというもので、ポジション的にはシャドーがほとんどだったんですよ。


しかし、この日は服部公太との交代すなわち左WBでの起用です。
WBとシャドーを比べたとき、守備の重要度が高いのはもちろんWBです。それは去年のユースケと田所のデットヒートでも証明された一つの答えでもありましたよね。プレスが主たるタスクであるシャドーに対し、サイドをやらせない守備が出来るかどうかが大きく問われるWB。
WBは攻撃も重要ですが、まず守れないとマズいことになる。
ミムはもともと前線の選手だと思いますし、守備力を考慮すれば非常にリスクある起用法なんですよねWBで使うってことは。でも影山監督は使った。いや、使ってみたかったんじゃないか?何故か?


この試合、石原も田所もベンチ外でWBのコマ自体が少なかったこともあったでしょうが、
やはり影山監督は「突破力のあるWB」というオプションをチームに落とし込みたかったのではないか?と見ました。ファジのスタメンWBはサワと田所ですが、共通して言えることはタテに突破する力がないということです。それに対し、石原・ミムだとタテが計算できる。・・・・この武器は魅力です。
実際、この試合の後半左サイドで起用されたミムはその爆発的なスピードで左サイドを切り裂き、幾度かチャンスメイクしてみせました。この芸当は他に石原以外には出来ないスペシャルなものですよね。
「敵がついていても打開できる」選手ほど得がたい選手はいません。


◎影山監督の苦渋、ハイリスク・ハイリターン


左サイドでスペースを食べていかんなくその豊かなスピードを発揮して見せたミムでしたが、やはりいいことばかりではないもんです。数度サイドでの1vs1の守備を強いられる状況に持ち込まれ、結果的には事なきを得ましたが非常に不安定な守備を見せてしまった。
試合はまだ2-1でリードしていた状態でしたが、影山監督は結局シノを送り込み関戸を下げ、
ミムをシャドーに上げました。つまりWBのところに守備の選手を起用して固めたわけですね。ちなみに、監督もミム自身も認めていますが、ミムはシャドーのように狭いスペースで受けてというプレーは苦手としていて、やはりスペースを前にできるWBの方がやりやすい選手です。

通常、サッカーで交代で投入した選手のところへ再び選手を投入することってまずありえません。
2度手間になった上交代カードを一枚損しちゃうわけですから、いいことなんかないわけですよ。
よく見かけるのは、投入した選手があまりにも悪すぎて・・・というパターンですが、この場合の交代はそれに当たらない。なぜならば、攻撃面でWBとしてのミムは非常に効果的だったからです。でも動かした。

それはやはりミムの攻撃力と守備力を天秤にかけ、ゲームを勝ちで終えるにはあえて動いたほうがよい、という判断だったんじゃないかなぁ?というのが自分の推理です。
ミムをWBで使うのは、やはり石原を使うのと同様にハイリスク・ハイリターンの博打的要素が勝ちすぎところがあるんじゃないかってのが今回の交代劇で感じたことでした。


◎WBの行く末はどうなるだろうか


けどねこの服部→ミムの交代、大歓迎の交代でした。
今季ファジアーノの攻撃力がイマイチだった理由はいくつかあると思いますが、
特に感じたのはWBのタテへの突破力の欠如でした。
広島なんか見てるといつも思いますが、あそこをタテにいけるかどうかは天と地くらいの差があると思ってます。
昨季は、CBのオーバーラップという追加戦力をデコイにしたりしてよく右サイドを突破していましたが今季はそのへんおとなしかったですよね。そのためにサイドを崩してというところまではなかなかいけなかった。
サワにしろ田所にしろ「マークが付かれてからどうするか?」の部分でいまだ解決仕切れていない印象は強い。


その点、石原やミムはドリブルとスピードがある分マークが付いていても出来る仕事がある。
そしてそれが大きな可能性を秘めている。
けれども、守備では両者ともに不安定で博打すぎっというね(笑)


総合的に考えるとやはりサワ・田所の安定感は頭ひとつ抜けていると思いますが、
いずれ石原・ミムが守備をもうちょい出来るようになってWBとしてそこそこ安心して見られるようになれば、ファジの攻撃が大きく化ける可能性はデカいんではなかろーか?と思っています。
そして、そのためのチャレンジがこの服部→三村の交代だったのではないかと。
来期のメンツがどうなるかわかりませんが、不動のスタメンを若い二人が突き上げてスタメン奪うくらいになれば今年以上の得点力は間違いないだろうな、と今から楽しみです。


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COMMENT 6

みかんこ  2012, 11. 06 [Tue] 07:31

No title

石原には期待してるんでどんどん成長してってほしいです。天皇杯でダニエルに潰されるまえの何試合かは守備も頑張ってたイメージありますし。これでシュートも入るようになってクロスも・・・あかん持っていかれる

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ちるちる  2012, 11. 06 [Tue] 16:32

No title

三村のWB投入は、見ていてハラハラしました…(汗)。やっぱり、守備はまだまだですよね。あと、突破したあとのクロスの質というのも問われるかなと。でも、急成長した田所の例もあるし、WBに三村、石原が台頭してきたら、かなり面白いですね。ちなみに、私はタナソー選手にも期待しています。まだちょっとした観たことないですが、前への推進力があるWBのような気がします。守備は三村、石原同様にこれからって感じですが。でも、彼は線が細いかと思いきや、意外に立派な下半身してますし、サワからどんどん守備を学んでほしいです。

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Zerofagi  2012, 11. 09 [Fri] 22:26

No title

>みかんこさん


どうもこんばんは。
石原とか清水で上がれなくてウチに来て、ウチで価値を高めた選手の典型ですよね。
まだまだ荒削りですが、まだ19歳ですしまじであと2,3年後が楽しみです!

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Zerofagi  2012, 11. 09 [Fri] 22:28

No title

>ちるちるさん


どうもこんばんは。
タナソーはけっこういいですよね!彼は抜ききらなくてもクロスを上げるスキルがあるので、今後もうすこし出番が増えれば活躍するチャンス十分だと思います。
来期どうなるかわかりませんが、来年こそはスタメンを何試合も張る活躍を期待してます。

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yoshi  2012, 11. 11 [Sun] 01:51

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お久しぶりです。
私も三村のWBはハラハラしたけど面白かった(笑)

なんせ、その前の交代の上條があまりに走れなくて。。。
プレスは効かないコースは切れない。。。
期待していただけにかなりショック (>_<)

その分守備は軽かったかもしれないけど、三村の前に後ろに走れる姿か楽しかった(笑)

基本的にファジには精力的に動ける選手じゃないとって思いました。

そうそう、最終戦ユースケ来てましたねぇ。
ハーフタイムに選手席の横で話してた。
モンクレのお洒落なダウン着てたよ(笑)

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Zerofagi  2012, 11. 15 [Thu] 22:15

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>yoshiさん


どうもお久しぶりです。
ミムがあそこで攻守しっかり出来るとめちゃめちゃデカいんですけどね。
そのあたりは来年の宿題、ってとこでしょうか。
今年はしっかりアピールってとこまで行けませんでしたが、彼は伸びると実は期待してます。

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