2012 8位! J2 第42節 山形 vs 岡山 (前半)

さぁ最終戦がやってきました!
前節、ホーム最終戦を勝利で終えセレモニーもなごやかなムードで行うことが出来ました。
しかしながら、内容的には良くも悪くも今季のファジを象徴するようなゲームで、
どちらかというと「勝った!けどなぁ・・・」となってしまうような試合でもありましたね。
最後、しっかりその辺りの問題点に対しどのような対応をし、勝ちきれるか?
それが見られればいいなと思っていました。



順位的にPOはないけれど「J1未経験チーム最高位」はこれはこれで重要なポジション
この試合に勝たなければそこにはたどり着かない、連勝でもって達成したい。そういう試合でもあったと思います。
この試合は順を追って4つの局面に分けて振り返ってみたいと思います。


<スタメン>


vs山形(A)


<結果>


山形 0-2 岡山

SH 8-10
CK 7-0
FK 12-28
GK 8-6

・得点  前32 関戸健二 後28 川又堅碁 


◎前半開始~18分宮坂退場まで


前回対戦時には、4-3-3のフォメだったのでその辺どうなるか?と思っていたら、
なんと山形は4-4-2でのスタート!・・・・当ブログで繰り返し述べてきましたとおり、4-4-2のフラットはファジの大好物ということで、攻守にわたってやりやすい可能性は高かったですね。


山形の攻撃ですが、やはりこれもオーソドックスな印象で身長のある林にハイボールを当てたり、SHやトップを3バックの脇へ走らせてという形が軸。右SBの小林、左SHの比嘉にはタテへのスピードがあったので、あそこにボールが渡ってタテにいかれるとちょっとやだなという感じでした。


一方守備では、はっきりと4-4-2のブロックを作っての守備。
ちょっと図を出してみますね。

            山形4-4-2守備


ここで注目したのは、
・2トップの前線からのプレスは緩めだったこと
・両翼のSH2枚はかなり丁寧に中⇔外の動きなおしをやっていたこと


図の黒の四角の範囲を見れば、
コチラの3CB+2ボランチ=5枚に対し、ほぼFW2枚で対応する格好となっていてハーフライン周辺まではほとんど危なげなくファジがボールを持てる状況が整っていました。
山形は、ウチの中→外への展開に対する警戒の意識がかなり強くて、
ダブルボランチ・CBからWBへという展開のさいには、左右のSH中島・比嘉が田所・サワをしっかり掴むという守備が出来ていたと思います。つまり、ウチのWBが浮かないってわけですね。


前半18分までは一進一退の五分の勝負で、お互いの持ち味もまずまずだせており好ゲームの予感。
ところが、山形のボランチ宮坂が2枚目のイエローで退場となり、これにて流れが一転ファジペースに転がります。


◎宮坂退場後~前半終了まで


一人減ったことで山形の攻守は厳しくなります。
攻撃においては人数をかけた分厚い攻めが出せずに、単発的な攻撃に終始。
一本左サイドをスピードで破って折り返した攻撃がありましたが、それ以外に点の入りそうな気配はなし。
一方守備では、スピードでちょっとイヤだった比嘉がボランチに回り、FW山崎が左SHに回り4-4-1へ。


              山形4-4-1


黒枠のゾーンではもはや5対1の状況で、ほとんどプレッシャーなどないに等しい状態へ。
全体的にプレーエリアが上がり、タダシを残して全員が敵陣でプレーする状況もしばしばでした。
しかしながら、山形の集中力も高くこちらが中→外へ展開していくのにあわせて、ブロックのスライドも迅速でスキを見せません。黄色丸のWB⇔SHのところもしっかりついていて、こちらのWBは依然として浮かない。ファジは従来どおり、2シャドーが相手のボランチの脇から降りてきてクサビを受けようとしますがなかなかそこからの展開が出せず、かといってサイドのWBも掴まれているのでサイドも打開策を欠いてました。


32分に相手の守備の連携ミスをつき、サワがサイドを突破しクロス!
それをケンゴがシュートしてそれたところを関戸が押し込んで先制に成功しました。
「70分もの長い時間とはいえ、0-0ならばわからない」という山形から先制できたことは非常に大きかった。
しかしながら、自分たちの狙いどうりに攻撃が展開できていたとまではいえない前半でしたから、もうちょっとどうにかできないもんか・・・・とやきもきする前半でもありました。
だってあんだけボール持っててさ、クサビいまいち、サイドチェンジいまいち。
ならやり方変化させるしかないでしょう?でも出来ないんだよなぁ・・・このチームの現状では。

この試合の前のインタビューで攻撃についてレンがこんなことを言ってますが、


●仙石廉(岡山):
「どうしても傾いてしまうってところがよくないところとしてあって、速い攻撃を意識するとそれに傾き過ぎて、ボールを動かすことを意識するとそれしかできなくなった時期もあった。ウチはどっちも使い分けられるチームになろうとしていると思うし、それができると思う。」



これまで見てきた自分の感覚でこれを読むと、あらかじめ決めていた攻撃だったり練習してきた攻撃をやるぞ!となったらそればっかりになってしまうと、そういうことかなぁと思います。
今日はバスで行くぞ!となったらバスにしか乗れなかったり、今日は電車!となったら電車の頭になっちゃう。
他にもタクシーだとか地下鉄だとかいろいろあるのに、チームの動きとして柔軟性がないという欠点がある。
そうしたことが現れていた前半だったなぁと思います。


◎チームとしての引き出し~ブロックを崩すために~


引いてる相手を崩すために、
例えばボランチやタダシがドリブルで相手のボランチをつり出してみたりもっとやっていいと思いました。
他には極端な話、こんなふうに・・・・

               CBあがりまくり


両CBをもっと押上げて、玉突きで両WBを押上げちゃってよかったとおもうんですよね。
ちょくちょくそういうシーンもなくはなかったですが、タダシとダブルボランチ2枚で3枚もいるのだからあの黒枠のエリアに3CB+2ボランチが留まっているシーンが多すぎたと思います。
来期どうなるかわかりませんが絶対に言える事は、ひいて守る相手を崩しに行かなきゃいけないシチュエーションで結果を出せるようにならねばならないということ。

こうした手練手管というか経験からくるチームの柔軟性・チームプレーの引き出し、そこは若いファジですがもっともっと突き詰めてほしい。

そんなことを感じた前半戦でした。



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COMMENT 2

杉野 雅昭  2012, 11. 12 [Mon] 02:20

ご無沙汰しております

久々のコメント失礼します。

いつも興味深く拝読させて頂いています。

今回の記事で、非常に共感出来る部分がありました。
1、「4-4-2が、大好物」という点
2、「柔軟性が無い」という点
3、「CBの両サイドのストッパーの選手の攻撃参加が、少ない」という点
この辺りまさに仰る通りだと思います。

後半も岡山らしい展開でしたし、良かった点と悪かった点をどうまとめて下さるか楽しみです。

また、来季に向けての今季の総括の記事は、書かれるのでしょうか?
そうであれば、8位という結果に満足しているのかという点や今季の良い点、悪い点等をどうまとめて頂けるか楽しみです。

これからもコメントで、お邪魔するかもしれませんが、その時は宜しくお願いします。

後、別件ですけど、もし良ければ、Zerofagi様のブログ記事を多くの方に読んで頂きたいので、mixiのコミュニティやページで、紹介させて頂きたいのですが、どうでしょうか?
誠に勝手なお願いで、恐縮ではありますが、ご検討宜しくお願いします。

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Zerofagi  2012, 11. 15 [Thu] 22:18

No title

> 杉野 雅昭さん


どうもお久しぶりです。
今季の総括やらはオフシーズンにコツコツやっていこうと思っています。
契約の話補強の話も出てくるでしょうから、それもそのつどやるかなと。
当ブログを紹介していただけるというお話、大変恐縮です。
このようなブログでよければよろしくおねがいします。

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