何度見たってため息 J2 第1節 岡山 vs 長崎 (1)

いよいよ始まりました2013シーズン!
オフが長かったせいか、より力の入った開幕戦。迎えた相手は今季昇格したばかりの長崎。
昨年に引き続きホームでの開幕戦ということ、相手が昇格チームであったこと。
もろもろ考えてもこの試合で勝点3はマストでした。
取りこぼしは断じて許されないはずの試合・・・・・だったはずが・・・・・


<スタメン>

vs長崎(H)


<結果>

岡山 1-1 長崎

SH 14-10
CK 2-3
FK 20-16
GK 15-11

得点者 前半25分 佐藤洸一 後半45分 荒田智之


◎長崎のプランに89分お付き合いしてドロー


長崎はJFLからのメンバーを維持するよりJ経験者を獲得してメンバーを組んでおり、監督も前熊本の高木監督へ変わっている。ということはこりゃもう新しいチームなわけで、継続性うんぬんよりも今年から始まったチーム。
当然連携やらなんやらといったややこしいサッカーが出来ようハズもなく、基本的にはロングボール主体のリスクの少ない攻めを軸にこの試合を展開していました。それに加えて、ミラーゲームの特徴どうり前線からの徹底したプレスで、ファジの繋ぎに圧力をかける。
とにかく玉際ではファイト!ここで負けたら絶対勝てない!
走って走って60分くらいでとまるかもしれんけど、行けるだけ行く。その間にポストプレイがらみでポコっと先制できたら最高のシナリオ。・・・・ってのが長崎のプランでしたね。
そしてそれはまんまと実現され、ファジがドサクサ紛れでねじ込むまで長崎は限りなく勝者に近かったし、勝つにふさわしいプレーぶりであったことは正直に認めなければならないところでした。


一方我らがファジアーノ。
いやー・・・・・酷かったですね。本当にJ1行くチームなんでしょうか?
玉際、空中戦で劣勢に追い込まれ、挙句判断ミスから献上点で追いかけ展開とか、2年ほどまえによく見た残念パターンを開幕早々から見ることになるとは思いませんでした。とくに前半あれはないでしょう。
フィールドプレイヤーの大半はミスを延々と繰り返し、トラップすれば流れるボール、出せば食い違うパス。
納めようとすれば足がもつれて乱れるコントロール・・・・・
とてもフラストレーションのたまる開幕戦でしたね。
まあネガティヴなことばっかり言ってても仕方ないので、試合を振り返りつつうっすら見えてきたチームの特徴や選手のフィット具合なんかを拾って開幕戦の記事にしたいと思います。


◎猛威を振るう戦術SATOにタジタジファジ


ということで、長崎は細かい繋ぎというよりはロングボールを長身FW佐藤に当てて、そこで起点を作る攻め。
これに対しファジは、ハイボールをはね返しひとつひとつ潰していく必要がありました。
しかし、それが出来なかったために結局前半は佐藤に起点を作られまくる完敗の状態で、これが悪循環を生む原因になっちゃいましたね。
個人的には、足元の幸野、裏の神崎、高さの佐藤と、前線の選手の役割分担がカブってなくて、佐藤を軸にヴァリエーションを持つことが出来る組み合わせだったのでその辺が特に嫌な感じでした。
これは開始1分満たないうちにでたプレーですが、

戦術SATO

古部のスローインが高杉に渡ると迷わずロングフィード。
佐藤がケータと競って佐藤が競り勝つのですが、それを完全に信じきって神崎が前へ走りこんでます。
こういった競り合いをひとつひとつはね返していれば長崎も手がなくなって困るのですが、いかんせんこの日の佐藤洸一は最悪のポストプレイヤーでウチのCBを相手に7割から8割がたボールを落としてしまうという・・・まさに手が付けられない状態でした。
また佐藤がハイボールを受ける位置や、相手、このへんにも工夫を感じたなあ。
ほとんど植田とはマッチアップしない中央か、ファジの右サイドで受けることで、ケータかタダシとのバトルに。
そしてGKからのパントキックなんかで狙いが顕著でしたが、わざとボランチとCBの間くらいで受けて前にフリックするプレーで一本決定機を演出するなど、先制点も含めこの佐藤にはお手上げです。
佐藤に勝てないのでラインはズルズル下がり、生まれたスペースを使われる悪循環。
むしろなんで彼をうちが取らなかったのか謎なレベル。フリーだったのにねー。


◎インサイドを締められると困るファジ


やはりいいときのファジというのは、ボランチが前向いて適度にボールを散らし、シャドーもボランチの配給に積極的に絡めるときではないでしょうか?このことは長崎にも十分スカウティングされていたようで、この試合ボランチへのプレッシャーはけっこうきつく、前半はなかなかいい形で前が向けませんでしたね。
まあ高木監督は去年ウチとわざわざフォメを変えてミラーゲームに持ち込んだ過去もあります。こちらの手の内なんて百も承知だったことでしょうが。とはいえ、90分ずっと前向けないわけじゃない。
前半15分千明がフリーでボールを持ったシーンですが。

インサイド締められ

シャドーの幸野が千明→関戸のパスコースを丹念に切って、インサイドのパスコースをなくしてしまいます。
これにより、千明→レン→田所と渡りますが、そのころには相手の右WBが寄せてきて田所はバックパス。それを受けた植田がボーンと前方にフィードして荒田へというシーンですが、
インサイドで仕事できないと、サイドの攻撃力がないといい攻撃が出来ないというファジの欠点がモロに出ちゃってます。ファジの両WBにはタテにボールを運ぶ力がなく、独力での攻撃力がほとんどありません。一人でどうにもならんから、バックパスメイカーにしかならんのよなぁ。
となれば安定的にパスが供給できるのはCBになるんだけど、植田のフィードは玉石混合で玉の割合は5本に1本くらい。左右WBと左右CBで効果的に攻撃を作れていたのは右CBのケータのみで、これでは守りやすい・・・・
ロングボールを蹴ってみてもハイボールに強い人間はすでに全員チームを去ったとあってはなにかしらの工夫なくして攻撃はできないだろうと。困ったときに独特のボールタッチとフィジカルで鬼キープしてくれたシャドー、ハイボールも裏も出来、苦手だけど落としも出来た万能型FWの不在が痛い。


◎荒田-千明間にみるフィット感


この試合、千明が何本かスルーパスを荒田へというシーンがあるんですが、ちょいと図で見て見ましょう。
前半14分のシーン。GKウッズからのボールを中盤で競り合い、サワのところに落ちたシーンです。

aratyannwawanai.jpg

サワがボールを納めてフリーで持ちました。
その後、中の千明に渡して千明はワンタッチでタテの荒田に出すのですがそこは無人でミスパスというシーン。
荒田はサワがフリーになった時点で黄線のように裏を狙おうと意図しており、逆に千明はサワからもらって荒田に当ててと考えていて、3者の思惑がズレてしまっている。いわゆるノッキングというやつですね。
ノッキングとは
「ノッキングを起していた、攻撃にノッキングを起こす、などと使う。ランとパスがずれたり動きがギクシャクする。パスコースを探す間に無駄にドリブルをしてしまう。攻撃がサイドでも中央でも跳ね返され再度作り直し手詰まりにりになる。攻撃中に同じポイントに選手が重なってしまうなどの集団的戦術的ミス、状態。」

こいつはもうちょい時間かかるかなぁ・・・というのがうかがえる一幕でした。


眠くなってきたので今日はこの辺で。
続きでは失点シーン、チームとしてよくなったところ、後半ちょろっとをやっていこうと思います。
時間はもう少しかかるけど、瞬間瞬間で見せてくれたクオリティは昨年以上という好材料もありました。


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COMMENT 2

tko  2013, 03. 07 [Thu] 02:48

No title

こんばんわ。今シーズンもよろしくお願いします。

いやーしかし酷かったですねぇ長崎戦。
昨年あれだけビルドして繋ぐサッカーを展開していたファジが、なぜか突然の「戦術アラタ」。しかも不発。
シャドーが全然活かされてなかったですね。
「関戸おるんか!?」とか言ってたんですが、案の定後半からいなくなったし。。。

まだ調整不足なんですかね。
まだ「目標は昇格」と言えるチーム状況ではありませんが、次節に期待しましょう!!

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Zerofagi  2013, 03. 11 [Mon] 17:56

No title

>tkoさん

開幕戦はほとんどなにも見えてこない厳しい結果でしたねえ・・・・
2節ではそのへん少し見えてきましたが、さてどうなることやら・・・
今年も大変なシーズンになりそうです。今年もどうぞよろしくおねがいします!

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