ファジ本格化の兆し J2 第15節 岡山 vs 徳島 (1)

陰陽ダービーの次はPRIDE OF 中四国!
3バックになってからは相性のいい徳島をホームに迎えたこの試合。
初年度王者はファジアーノ岡山、昨年の王者は徳島ヴォルティスということで、PRIDE OF 中四国の王者同士の対戦となりましたね。雨天にもかかわらず8510人も入ったカンスタで、再びタイトル奪取へ負けられない一戦でした。


<スタメン>


vs鳥取(H)1


<結果>


H徳島サマリー


◎守りあいの様相を呈した前半戦


徳島は4バックも3バックもやってるチームですが、どうも故障者の回復が間に合わず3バックでは編成上苦しいせいか今節も4-4-2の布陣。前節は4バックに戻したところ息を吹き返したように勝利しており、ファジとしては4バックのほうが圧倒的に組しやすいという面はあるにせよ苦戦が予想された試合でした。


徳島の守備はハーフウェイライン周辺に2トップを置いて自陣に442のブロックを敷きじっくりと構える守備。
前線からのチェイシングには消極的でしたから、比較的ファジはボールが回しやすい試合でしたね。
一方ファジの守備はインタビューなどを読む限り、前線からプレスをかけていきたかったようです。ところが、どうも連動性がイマイチで後が続かないために、結局大半の時間をいつもの5-2-3のブロックで守ることに。
ということで、両者とも相手のブロックを前に後ろから繋いで崩しあうという構図で進行した前半になりましたね。そのせいか両者のシュート数が1本か2本程度に留まり、守りあいの様相を呈した前半でした。


◎徳島の"ボランチ脇狙い"


お互いにブロックの前で左右に動かしながらチャンスを伺う中で、
前半徳島に2度決定機を作られたんですが、そのうちの1本目柴崎のミドルシュートへつながった一連のシーン。
このシーンのきっかけとなったのは徳島の"ボランチ脇狙い”を意図したパスワークからでした。先週の鳥取戦でも触れましたが、5-2-3のブロックで守ると、比較的ボランチの脇が空きやすいんですよね。
ここを起点として高崎のポストプレイを絡めながら崩すというのが徳島の狙いでした。


ボランチの脇狙い


黄色丸のエリアがファジの泣き所なんですが、徳島はSBを押上げて幅を作る分SHの柴崎・鈴木が中に入り、そして2トップの片一方津田がこのエリアにしきりに顔を出しギャップで前を向くシーンを作られます。
結果的大崩れまではいかずに徳島の受けてからどうするか?の部分の拙さに助けられましたが、つくにつけないエリアに入ってこられるのでこのエリアを使われるのがけっこう厄介でしたね。


◎徳島の徹底した右殺しに苦しんだタナソー


442ですから、通常であればファジのサイドチェンジにもってこい!なハズが・・・
ここのところどのチームにも対策されておりなかなか思うようにさせてもらえなくなってきました。
この試合でも左で作って右に大きくというファジの得意の形に関しては厳重に警戒されており、45分でしっかり通せたのは1本と。ちょいとタナソーのインタビューをはっつけますが、


●田中奏一選手(岡山):
「(Q:サイドで起点を作られたことについて)自分がボールをミスして、相手に回される場面を作っちゃったと思います。自信を持ってつないで、雨のピッチだから切り替えで繋いで自分たちのボールにしようと言われてたんですけど、ミスばかりで、前半は俺のせいです」



ということで、タナソーのプレー自体も今季最低の出来でミスの嵐でしたし、そこへきてSHの鈴木をマンマークでくっつけてきてマンマークも5バック化も厭わないぞ!という徹底した徳島の守備姿勢にほとんど仕事らしい仕事はさせてもらえずと。タナソーにとってはきつい試合になってしまいましたが、徳島は昨年彼らのホーム(ケンゴが初ゴールの試合だっけ?)でいやになるくらいウチのサイドチェンジでひっくり返されていましたし、2度同じ失敗はしないぞという気迫が伝わる守備でしたね。
さてどうしたものか・・・サイドチェンジはvs4バックにおけるファジの最大の武器。
それを封じられたらどうするのか?


◎今後の攻撃の行く末を感じさせたレン-荒田ライン


サイドの守備は堅く、サイドチェンジもダメ。となればやはりインサイドしかない。
徳島の守備がさほどガツガツこなかったこともあり、この試合レンからバシバシとタテパスが供給されます。
このところコンビネーションの向上が強く感じられるレンとFW陣ですが、


今後のファジの攻撃の行く末を感じさせるシーンをピックアップしてみました。
こんなのキレイに決めれるようになったらすごいわ・・・



前半17分のシーンですが、相手のスローインからカットして中央でフリーのレンからの展開。
ショートカウンター気味の展開だったので、徳島の選手は戻りながらの守備でした。


レンー荒田ライン


荒田はCB千代反田のそばから、落ちてきてクサビを受ける。
荒田が落ちてきたのでマーク受け渡しでもう一人のCB斉藤が荒田にチェックに行って釣りだされます。
ここが大事なんですが、荒田は明らかにフリックを入れて、CBの背後へスルっと落としてます。
ところが、石原は荒田に寄っていくようなランをしていて(赤点線)、結局ボールは相手ボールにというシーンでした。

これさ、もし石原が黄点線のように「荒田はフリックしてCBを剥がしてくるぞ!」と感じられていたら・・・・?
レン-荒田-石原が3人で同じ絵を描けていたら?
石原が全速力でボールを受けてGK1vs1の絵が・・・うわああああそーゆーやつはよー見てぇ(笑)
いわゆる第3の動きってやつですが、こういうトライ&エラーを繰り返してイメージを共有していく段階まではすでに来ているなと感じさせたシーンでした。


タテパスでクサビを入れてフリックでマーカーを置き去りにして、第3の男が抜け出す。
去年の秋ぐらいにはこのレベルまで手をかけつつあったと思いますが、今年はもうこの時期にこういうチャレンジが出来るのか・・・と大変興味深かったですね。
少なくとも1・2・3!の1・2までは来ている。これはほんとに楽しみです。




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