中国リーグ第14節 ファジアーノ岡山ネクストvsレノファ山口

ネクスいってきたー!



連休だったので、昨日のトップに続き政田にて中国リーグ首位攻防戦vsレノファ山口戦を見てきました!
勝点30同士、得失点差で首位のネクス。そのネクスが唯一喫した敗戦が山口ホームでのレノファ戦の0-4大敗。
これまでの対戦でもPK戦での勝ちはあるものの90分のゲームで勝ったことがないといういわば宿敵。
ともにより高いステージを目指すクラブチームの上位対決ということで、
4部リーグ相当ながら非常に見ごたえのある面白い試合でした!


<スタメン>


vsレノファ


<結果>


岡山 1-0 山口

得点者 75分 竹内翼 


◎SBのWG化で5トップを作るレノファの変則攻撃


実は4月の末(神戸線の翌日かな?)山口は維新公園競技場にてレノファの試合を1試合見てまして、だいたいのイメージは掴んでいたのですがこのレノファ山口というチーム、なかなか面白いサッカーをやってます!
フォーメーションは4-2-3-1でありながら、攻撃時には前線が5枚に変化する非常にアグレッシヴなサッカーをやっていまして、J2ではほとんど見かけない面白い形をとってきます。まずはそれをご紹介から。
キープレイヤーはトップ下(?)の10番福原と、右SB高田のこの2枚。
彼らによってネクスの左サイドの守備は終始不安定な状態にされた前半でした。


レノファのチェンジ


レノファはマイボになると、まずCBが左右に開き、SBを押上げます。
前線のほうでは、SHがサイドに張るというよりは中に入っていき、SBのオーバラップのための花道を作る。
特筆すべきは右SBの高田、彼はもはやSBというよりもはやWGといってもよい高さまで張り出す事。
そして、トップ下の福原がインサイドから右サイドに流れることで・・・


5vs5.jpg


ファジの5バックに対し、オレンジの5トップが形成されなおかつ右サイドの黒色のエリアで局地的な数的有利と。
逆サイドの山本以外はインサイドでマッチアップしていてネクスはカバーリングが出来る人がいません。
てことはどのDFも一杯一杯の守備で凌がねばならず、ちょっとしたスキが出れば即失点。
レノファは右サイドで、3番10番どちらかは余りますからここからライナー性のクロスをバンバン上げてきて、カバーリングのいないネクスの守備ははじき返すのが精一杯。
追い風ながらカウンターに持ち込めない苦しい展開を強いられることになりました。


◎ネクスの攻撃の現状は・・・・


ネクスのほうも今年の春、政田で一度開幕戦を見ていましてあれからどのくらいチームとして成長したかな?と思っていたんですが、攻撃面では今日はさして進歩を感じられませんでしたね。
開幕戦の頃はトップとの入れ替えもなく、ボランチが宮田・寄特という守備に特徴のある選手が並べられていたせいか、ボール狩りの部分や競り合いには強みが出るものの展開力に問題があり、ワイドな展開や細かいパスでのビルドアップが出来ない状態にありました。
それゆえ、主な攻撃の手段はロングボールをスペースに蹴って前線のスピードを生かす形がメインでした。
そのあたり、トップから来た岡崎・幡野という技術力に優れたMF、そしてケガから復帰した飯田あたりが変化をもたらすことで大味な攻撃から脱皮し一回り上のチームになるのでは?とおもっていたのですが・・・


この日そういった役割をこなして欲しかった岡崎の出来が攻守ともにイマイチ・・・
レノファに押されて展開を始める位置が低かったこともありましたが、ロングボールを蹴る以外にこれといった攻撃が展開できませんでしたね。
前半は正直2-0、3-0にされてもおかしくない展開で、もし失点していれば前がかりになるネクスにカウンターで逆襲するレノファの構図になり、再び大敗の危険性は高かったと思います。
ほんとによく凌いで前半0-0で折り返せた!内容は良くなくても先制点を与えなければやっぱサッカーはわからんね。


◎退場者を出しながら起死回生のカウンター


後半になるとなお一層レノファは攻勢を強め、ほぼ一方的に押し込む展開へ。
HTをはさんだ後、おそらくネクスはカウンターについて修正が入ったんだろうと思うんですが、相手のSBが上がったスペースや、大きく開くCB間など飛び出すスペースが明確になったことでカウンターが機能しはじめます。
ところがその矢先・・・・
2枚目のイエローでボランチの寄特が退場・・・・!
流れがこちらに向き始めたそのときの退場劇で、いよいよチャンスはなくなってしまうのか?と思われたのですが、75分カウンターのシーン交代で入った新中から竹内翼。マーカーが突いた厳しい状態でありながら、竹内翼が強引に突破し起死回生の先制点!一人少ないネクスがなんとリードする展開に!


その後、レノファの必死の猛攻に何度もゴールを脅かされましたがここぞ!というときに自陣ゴールに張り付いてはね返しまくるファジらしさはネクスにもあった!
後半終了間際、カウンターで抜け出したダイムが倒されPKを得ると・・・・会場にザワめきが(笑)
キッカーは新中。前日のトップの福岡戦での一連のシーンがよみがえらなかったひとはいないでしょう。
うん、なんかそんな気はした。新中のキックは真ん中クロスバーを外して上へそれ、追加点はならず。
試合後のサポへの挨拶で、
新中「2日続けて悪夢を見せてしまってすみませんでした。次がんばります。」
ということでした。しかし、天王山に勝利したことやアシストできたこともあったのでしょう。
表情は穏やかで笑みもこぼれ、なんかほっとしました(笑)


◎中国リーグの試合を見て思ったこと


ということで、実力に優るレノファに劣勢を強いられながらも粘り強く勝利をもぎとったネクスが首位をキープ。
いまだにチームは成長過程の低い段階に留まっているものの、悪いなりに勝ちながら育っていくよいサイクルにはいるのかなぁ?と感じさせる試合でありましたね。中国リーグは日本のリーグのピラミッドでいけば4部相当のリーグでしたが、正直こんなに面白いゲームが見られるとは思ってませんで、とても驚きました。
レノファも昇格を目指すクラブであり、首位攻防戦ということでレベルが最も高いもの同士の試合だったからというのは間違いなくあるでしょうが。


レノファはこれで2度目の観戦になりますが、ほんとにいいチームだなと思ってます。
攻撃時にCB2枚残してSBがあがるということでとても攻撃的なチームですし、魅力的なサッカーをしているなと改めて感じました。今後このスタイルを継続していくのか、ある程度守備にも配慮して育てていくのかはわかりませんが、現状ネクスよりも強いチームであったと思います。
レノファの選手の中ではやはり、14番馬場に触れないわけにはいきませんね。
すでにレノファの主軸になっている馬場。
今日は彼の活躍が前面に出る試合ではなかったですが、あいかわらずキックの精度、パンチのあるミドルシュートや、ボールを持ったときの落ち着き・技術は普通にネクスのCBより上手かったですね。
レノファのお得意のパターンに、馬場の大砲のようなフィードを5トップがギャップで受けてというのがあるんですが、今日あまりみれなかったのがちょい残念でした。是非ともウチ以外との試合でバンバン活躍して欲しいものです。


個人的に山口という土地はとても思い入れの強い土地なので、レノファの今後にはひきつづき注目していきたいなと思っています。ウチも同じところに留まっているわけには行きませんが、この2クラブがJの舞台対戦する試合を見届けることが密かな自分の夢でして、いつか叶うといいなと思ってます。


※レノファ戦後、天然芝のほうであったvs神戸国際大とのTMにおいて、獲得したPKを我らが10番千明聖典が冷静に右隅に決めていたことを付け加えておきます。3度目の正直だね(笑)


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COMMENT 4

わわわ  2013, 06. 17 [Mon] 23:44

いつも楽しく読ませてもらっています。レノファとの試合、見に行きたかったのですが予定が入りトホホ…
気になっていました。
1つ伺いたいのですが、飯田選手はどうでしたか?ボランチながらドリブルでひょこひょこ抜けれる選手で、個人的に期待している選手の1人なので…。仙石の後釜は彼だとコソッと思ってたりもしてます…。教えて頂けると嬉しいです。

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あ  2013, 06. 18 [Tue] 17:10

いつも楽しみに拝見しております
ネクスは、中継もあるトップの試合と比べると、どうしても試合を見ることの出来る人は限られる為
注目度が下がってしまうのは仕方がないのかな、と思いますが
こちらのブログはいつも、試合を見ていなくても解りやすく書かれていると感じますので
読んだ方がネクス、また中国リーグにも興味を持ってもらえたら、と思います
今年は中国リーグだけで20試合近く見ていますが、面白い試合が多いです
ネクスは41幡野選手の欠場が前線でのアイデア不足に繋がったかなと思います
退場の影響か、終盤の切り札33飯田選手の出番が無かったのも残念でした
一方レノファも、チャンスメイクも出来、得点力もある9大山選手の欠場は大きかったのではないでしょうか
また機会がありましたらこれらの選手の活躍も見に来てやって下さい
長々と失礼しました

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Zerofagi  2013, 06. 25 [Tue] 22:49

No title

>わわわさん

ようこそいらっしゃいませ。
飯田はこの日出場ナシでした。後半からボランチで出てくるんじゃないか?と思って期待してたんですが、結局出番ナシでしたね。自分もしっかりプレーを見れてないんですが、現状ボランチができるメンツの中ではテクニックやスピードでは上位にいる選手だと思ってます。
岡崎・幡野が加わったことで競争は激しくなりますが、大きく成長して欲しいですね!

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Zerofagi  2013, 06. 25 [Tue] 22:51

No title

>あさん


ようこそいらっしゃいませ。
ネクスの試合をじっくり見れて非常に楽しんだ一日でした。
双方ともに欠場の選手がいたということでどちらお思いどうりに行かない部分があった試合だったかもしれませんね。日にちが合えばまたネクスいきたいとおもいます!

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