タイムリミットは65分 J2 第27節 岡山 vs G大阪 (2)

◎タイムリミットは65分、後半20分までが決める試合の趨勢


サッカーという競技は90分で1試合、前半後半で45分ずつなわけですが、選手の疲労は当然ながら試合終盤に向かうほど蓄積していきます。個人差はあるものの、飛びぬけた選手はいい選手に、いい選手は普通の選手に、普通の選手は凡庸な選手へと変えてしまうのが時間経過。
サッカー選手のいろんなインタビューなどを読む限り、
後半の10分過ぎ20分過ぎあたりでグッと走れなくなる一番きつい時間帯がくるようです。
ガンバがフルパワーを出されたら勝負になりません、がしかし落ちてくるのであれば話は別。
ファジも当然消耗してはいますがここ3年の試合を見てきてもウチより落ちないチームなどは数えるほどしかいません。だから、あと20分、この20分さえ凌げれば勝点3まで望める展開になる可能性は高い
ある意味この試合の行く末をすべて決めるのがこの後半20分までだったなと思います。


◎遠藤保仁の駆け引き、カウンターからの失点


後半開始から攻勢を強めるガンバ、ガンバにしてもこのままズルズルとイーブンでいってしまうと負けまでチラつくコンディションであったことは確か。まーなんというかね・・取るぞ!ってときに取れる凄さというかそういうものはJ2のどのチーム見ても別次元でしょうよ。ウチの選手ミスらしいミスしてないんだよね。でも取られちゃう、これは脱帽ですよさすがガンバというべきでしょう。
許してはならない逆転弾はカウンターから、後半10分。


G2-1


レンからのサイドチェンジで左サイドを駆け上がった植田を使い、ワンツーで植田が抜け出して弱かったもののクロスというシーンから始まります。この攻撃について賛否両論あるようですが、ハッキリいって全面的にアリだと思います。ファジアーノは攻撃に消極的なチームでリスクを抑えることを優先しがちなチームです。
ゆえに攻撃の枚数が足りなかったり、あと少しのところで攻撃の形にならなかったりというシーンが実に多い。
点をもう少し取れなければどのみち上にはいけませんから、リスクをとって攻撃に力を注ぐこともすこしづつやっていかないといけない。ただし、この時間帯でやるべきだったかについては非常に疑問
こんな時間帯でまだまだ相手が走れるうちにリスク犯す必要があったか?というとまったくねーだろ・・・
というのが残念な点でしたね・・・こういうのもウチに足りない試合運びの上手さじゃないかな?と思うシーンでした。ちょっと長くなっちゃったこの続きを見て見ましょう。


G2-2.jpg


ガンバボールになり、この狭いエリアで前進を食い止めたのはよかったんですが、宇佐美と大森に突破されてしまう。この大森という選手はいい選手ですね、前半もちょこちょこやられてましたが攻守にサボってくれないのでけっこう厄介でした。突破を許したとはいえ、遠藤・ロチャ・大森の3人に対し竹田・後藤・田中・田所の4枚が戻れたのでまだこちらの数的有利でした。


G2-3.jpg


タダシはロチャをケータに預け、遠藤のマークにつきます。
遠藤の思惑は分かりませんが、自分にタダシはついてくるので田所方面に動かせば2枚食いつくと考えたのでしょう。まさかの遠藤のドリブルでの仕掛け。


G2-4.jpg


タダシと田所をひきつけヒールでスペースに流すと、大森がドフリーでシュート。
これをはじいたところをロチャが決めて2-1。うーん・・・やられた・・・ついにリードを許してしまったというシーンでした。


◎1-3になって時間つぶしに入るガンバに食い下がるファジ


1-2となったたすぐ後、遠藤のCKからロチャが頭であわせ1-3。
正直こんなにドンピシャで合わされたらどうにもできねーわという精度で、これもやむを得ない失点。
タイムリミットの65分までにガンバはスコアを1-3と広げ、まんまと安全圏と逃げ去ってしまいました。
やはり予想していた通り、後半65分過ぎ70分くらいからかなり運動量が落ちはじめ、
ガンバはもう点を取る必要がまったくありませんから、
ボールを失うようなリスクあるパス回しを避け、時間つぶしをしながら休みに入る
こういう展開させてはいけなかったんだけれど・・・致し方ない。
ファジはフォーメーションを変え、3-1-4-2の2トップにしてオッシーを投入。
石原のクロスから2点目をとったものの追撃もここまで。
2点目がはいった後長谷川監督は人差し指を立てて「あと一点だぞ」といっているように見えました。
1-2なら1失点はあるかもしれないから勝点3が1になるかもしれない。2点差ならセーフティだという認識だったのかもしれません。返す返すもあの2点が痛い・・・
けれどもどうにも出来ない「個」の力が介在した3失点。
さほど気に病む必要はないのかなとも思った試合でした。J1で優勝したいわけじゃないしね。


◎満員カンスタの空気、J1勢と戦ってみて


はじめてカンスタが満員となった試合ということで、チケットが完売になりネトオークションで転売されたり、せきとりの為に前夜から人が並んだりと、何から何まで未体験ゾーンだったこの試合。
おそらくはガンバ見たさ遠藤見たさでカンスタに足を運んだ人が何千人かいたと思いますが、そういう方々にも「岡山やるじゃないか」という印象を与えられた敗戦であったかなと思います。
願わくば他の試合でも来てもらって平均9000人、1万人となればと思います。


明らかにJ1級といえるようなチームがいなかった昨シーズンとは違い、
ガンバ・ヴィッセルというようなJ2にいてはならないクラブがいた今シーズン、4試合。
これでJ1勢との対戦はすべて終了したわけですが、
こういうクラブと対戦してみてはじめて分かってくることもあり大変興味深かった。
ファジは強いところにはいい試合するのに・・・とはよく言われることですが、
この4試合に限って言えばどちらも良さが出るような試合を相手が仕掛けていたという印象が強く残りましたね。
ガンバやヴィッセルにいい試合が出来るんだから・・・J2レベルのチームにはもっと出来ていいはず、と思いたいんだけどね。恐らくそれは間違いだろうな、と。


というのも、この2チームあんまりねっとりじっとりとしたファジ対策をしてないんですよ。
例えば神戸は前プレ自体が不十分で交わされまくっていたし、ガンバはサイド対策がさっぱりでした。
こういうことはJ2のチームではありえない話
おそらく相手がどうというよりも、自分たちはこうするというのが先立った試合をするようにしてるんじゃないか?と思います。本音を言うと徹底的に丸裸にして嫌なところ付き捲らないと勝てないとは思ってないんだろうなぁって感じです。逆にJ2であれば徹底的によさを消しに来ます。
それは多分差異が少なく、試合を決定付けるような強烈な個なんてほとんどのチームが有していないから。
こちらの良さをだして・・・だけで勝っていけると思ってないからじゃなかろうか?と。
ファジが順位の低い相手に苦戦し、上位にはいい成績を残す中位病から抜け出せないのもこのあたりに理由があるのかもしれませんね。


とはいえ、ガンバ相手に守備力と持久力はある程度通用した。これは事実でしょう。
ファジが資金力に恵まれたチームになりう売る可能性なんてほとんどないでしょうから、タレントをそろえてオシャレなサッカーをというのは難しいでしょう。
やはり手塚監督時代から培ってきた「ファジアーノのサッカーは走り潰すサッカー」というスタイルを、今後も大事に継続していかねばならないなと思った次第です。
ファジがどうやって中位から抜け出し、上位を狙えるようなチームになるか、それを見届けるのが楽しみでなりません。


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COMMENT 2

-  2013, 08. 10 [Sat] 12:45

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ZeroFagi  2013, 08. 10 [Sat] 22:34

Re: タイトルなし

>鍵コメさん

J2にいるのがおかしいチーム、J1でやってて当たり前なチームという意味なのでJ1勢としました。
そのほかに意図はないです。

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