(これが)おーかやまです!おかやまです!(2) J2 第29節 岡山 vs 東京V

前半は攻守に運動量豊富。シュート数も9vs1と圧倒して1-0。
勝負はこの後半、落ちてくる体力とどう付き合いゲームを転がしていくか?
ベンチワークを含めた戦術にも注目な後半でした。


◎後半序盤のヴェルディペースを招いた2つのポイント


後半に入っても両チームとも交代はナシ。
巻き返さねばならないヴェルディが序盤のペースを握ったんですがその理由は2つあったと思います。
一つは、ファジの前線のプレス力の小休止
開始直後から5分くらいまでは、前半同様貪欲にプレスをかけ続けヴェルディにビルドアップを許さない厳しい守備を展開できていたファジでしたが、徐々に前線の勢いが落ち始め前からの圧力が低下し始めます。
こうなってくると、ボールになかなかプレッシャーがかけきれなくなり、後方の守備者がタテパスをインターセプトを狙いづらくもなってくる。ラインがズルズルと下がり、ハーフウェイラインくらいを頂点としたいつもの523のブロックでの守備に落ち着くようになります


そしてもう一つは、
ボランチ西が下がり目に位置しコントロールし始めたことと、トップ下安田が活きはじめたこと
ヴェルディはなかなかボランチからの展開がままならず思うようにビルドアップできずにいたわけですが、頻繁に最終ライン近くへ西が落ちてコントロールすることで、ようやくビルドの起点に安定感が出てしっかりとした繋ぎが出来るようになります。そしてもう一人、前の記事で指摘したように安田がギャップに顔を出しサイドや中央で前を向くようになります
この2点からファジはやや後手を踏むようになり、押し込まれる時間帯ヴェルディペースで始まった後半の序盤でしたね。しかしながら、最終ラインでのはね返す力やトップに残るオッシーなどの裏狙いの怖さは維持しており、チームとして出てくる相手の裏を突いてカウンターに転じる体勢は保っていました。
後半20分くらいまで終始ヴェルディペースでしたが、ここを凌ぎきったことが勝利に繋がったと思います。
疲労が蓄積しながらも、プレスのスイッチをひたすら入れ続けていた押谷には拍手
スタミナ面で遅れをとっていた彼がここまで走り倒して、プレスに行ききれたのはほんと凄かったね。


◎後半60分、金民均が帰ってきた!


この日オンデマンドでチラチラみていたんですけど、前半飛ばし気味で後半少し前が落ちてきて落ち込まれ気味と、
じゃあいつ入れるか?今でしょ!(古いかと思っていた60分。
ついに帰ってきたーーー!生でその場面を見れなかったのがまじで悔しかったけどお帰りミンキュン!
疲労が目立ち始めたクワシンを下げ、ここでついに金民均がカンスタに登場!


J2レベルでは十分すぎるほどのキープ力を加えることで前で時間が作り押されてる分を取り戻すこと。そして飛び出していくオッシーや石原へパスを供給するリンクマンとしての役割。
この2点を確実にこなせるラストピースはやはりこの選手でしょう。
投入直後の62分、自陣中央でコボレを拾った石原が2枚の守備者の間を通してミンキュンに落としカウンターオン!ミンキュンからのリターンを受けた石原がサワに送り、サワのシュートを導く。
いきなり、このチームに欠けていたものが再び埋まった予感を実に感じるシーンでしたね。


◎試合を決定づけたPK、オッシー生き残りの意地を見せる追加点


70分、またしても中盤でのコボレを拾った石原からのカウンターで、サワが上げたクロスがDFにあたり願ってもないPKを獲得!ちょっとオッシーのコメントを参照しましょう。


●押谷祐樹選手(岡山):
「(PKについて)これがPKの蹴り方だぞっていうのを石原崇兆に見せて(笑)。ちらっと後ろ見たら、誰も蹴ろうとしてなかったので。しっかり強く蹴れれば、と自信を持って蹴りました」


ヴェルディのシュート数が増えていたわけではないので危険なシーンはほとんどなかったですが、カウンターからPKをとってこれで2-0としたことで試合はある程度趨勢が決まったような雰囲気がありましたよね。
荒田の離脱を受け、クッキーの1トップ起用がまずまず及第点だったこともありましたし、
大宮から清水慎太郎をレンタルで獲得したこともありFWのポジション争いは離脱前となんら変化はない。
オッシー自身もポジション維持の為に期するものがあったことでしょうからね。
その清水も後半35分、のこり10分ということろで登場。
試合自体はクロージングで、積極的に行って突き放して、というよりは守備重視の流れだったので持ち味を発揮するという場面ではなかったですがそれは今後のおたのしみということろでしょう。
無事2-0のまま試合を閉じて、カンスタでほぼ一ヶ月ぶりの勝利!!
流れを変えてまた浮上する、そういう勢いをつけるには文句のない完勝!


◎「これが岡山です」というスタンダード


●影山雅永監督(岡山):
「どうしても勝ちたいという気持ちが、選手たちを動かしたんじゃないかなと思っています。勝因は相手よりも走りきったこと。よく走ったと思います。攻守にわたって。奪う、出て行くそして戻る。一つひとつのバトルを勝ちきる。スタジアムのサポーターの皆さんの声援を力に変えながら、走りきったことが一番の勝因じゃないかなと思っています。チームとしてやったこと、姿勢、振舞いは今日は素晴らしかったと思います。これを続けていきたいと思います。もっと高いレベルで出来るように」



ここまでチームの出来を満足げに語る影山監督って、ここ3年間でもあまりないと思いますよマジで。
粗はもちろんあるんですけど、チームとして魂むき出しにして食らいついて走り倒したゲームでしたし、ヴェルディがやや本調子ではなかったとはいえここまで押さえ込んで突き放して勝ったと。文字通りの完勝でしたよね。
正直ファジの底力は信じていたけれど、ここまで出来るとは想像していませんでしたよホント。岡山と言うチームはこうなんだと、こういうことが出来るチームなんですよ、と。
そういう一つのスタンダードを示した大変重要な試合だったなあと思います。


対する相手の相性や、自分たちのコンディション、いろいろと状況は変化するので毎度毎度こういくか?と言われると難しいところも間違いなくありますが、少なくともこういう試合が出来るという基準をもてたのは彼らの自信にも大きく影響するでしょうし、このサッカーなら負けても観客が手ぶらで帰らずに済むんじゃないかな?と思った試合でした。


のこり試合は少ない。最大で39までしか勝点は伸ばせません。
PO圏内に行くためにはもう一つも落とせない。千葉だろうが京都だろうが勝点3でないとマズい。
そういう最後の挑戦に向かうにあたって、勇気をくれた試合でした。


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