でもやっぱり「開幕戦」(2) 2014 J2 第1節 岡山 vs 富山

<フォーメーション>


vs富山(H)


それでは引き続き前半3つあった決定機のうち2つを取り上げて攻略したかった富山の弱点を見ていきます。
ここでキーになるのは富山の左のセントラルMFソ・ドンヨクの守備です。
彼は非常にパンチのあるミドルをもっており、カンスタでも2発決められていてファジサポとしては大変やっかいな選手として記憶されている選手だと思います。ところが、やっぱ変化が生じれば難しいことは出てくるもので守備面でかなりマイナス要素となってしまいました。


◎前半18分 GKがDF陣のマイナスを帳消しにする好例


前半18分、この日最大のチャンスは左で作ってレンの右足で大きく右へというファジお得意の形から。


レンノサイドチェンジ


田所→千明→レンと渡って、大きくチェンジサイドで右WBの鎌田へ。
WBにはセントラルがスライドして受け持つ~の話を先にしましたが、チェンジサイドでもそれを忘れずしっかりとソ・ドンヨクがしょーまを見ているのが分かりますね。そういえば、おそらくこの試合ではじめてサイドで1vs1を作れたのはこのシーンだったんじゃないかな?やはり4バック相手だとこういうシーンが作りやすいので、積極的に狙っていきたい形でした。このあと、しょーまはやはりヨンドクをかわしきれずだったんですが”ファジアーノ1の気配り兄さん”こと妹尾隆佑がフォローへ
この辺のフォローの早さは前線の他の選手も大いに見習ってほしいと思います。
妹尾の動きにはSBの内田が対応し、
妹尾⇔内田、しょーま⇔ヨンドク、というマッチアップになっていきます。


ところで今年から富山は4バックになりましたが、
やはり3から4へ移行する難しさはあるもので、そのあたりがこのシーンには反映されていました。


ラインミス


妹尾はゴールに背をむけてドリブルでキープしたのち、左サイド方向へ持ち出しつつ依然としてボール保持。
その間しょーまはペナに入ったんですが、これは途中までヨンドクが見てました。
(その時点でオフサイドラインはヨンドクだった)
しかし、CBにラインをそろえる指示を受けて慌てて最終ラインから飛び出て誰に付くというわけでもなくふらふらと位置を上げていきます。(しょーまは完全にオフサイドポジションにいるのでプレーに関与はできない)
そしてDFの間を縫って妹尾がラストパスを送り込んだ時点では、最終ラインは大きく乱れ、オフサイドラインの基準となっていたのは右SBの木村(そういえば彼も攻撃の選手でしたねついこないだまでは)
このスルーパスを受けた林が流し込もうとシュートを放つも・・・・GK水谷が素晴らしい飛び出しで胸ブロック。
この日最大のチャンスは、水谷によって防がれてしまいました。これはお見事でした・・・
というように、富山の守備においては最終ラインのコントロールの面や左セントラルのヨンドクの守備力が高くなく、プレーもパリッとしないと。ここには大きなチャンスが芽吹いていた前半でしたね。


◎前半43分 カド100%からの「妹尾!・・・ああせのおぉぉ・・」


そして3つ目のビッグチャンス(あ、一個目は左コーナーからのよーへいのヘッドです)は、
前半43分スローインからの展開で、オッシーが右サイドからカド100%でマイナスクロス!というシーン。


ソ

このシーンの一個前、レンがワンタッチで妹尾にはたき妹尾のリターンをまたワンタッチで千明へというプレーがあったんですが、ここに大西が食いついて獲りきれなかったことが後々尾を引くことになりました。
この日はこのように前線の選手や3枚のセントラルのボランチに対する守備意識が相当に高くなかなか自由に配球させてもらえなかったんですが、数少ないチャンスを演出したのはレンのワンタッチというオシャレプレーでしたねえ(千明へのパスはミスパスでしたが(笑))
五分五分のボールを千明とヨンドクが競り、結果千明の足元に転がったので千明がヨンドクを振り切ってしまうことに。


ドン


千明がこの高さでフリーで前を向き持ち出せる、と。
そいつはやばいねってことでアンカー大西が遅れながら千明に寄っていきます。一方右サイドではオッシーがSBの外で待機してましたから、千明が前向くや否やゴー!そこへスルーパスが通ります。
大西が千明に付き、妹尾を捨てたのでこの時点ではどフリー。


ヨク


SBの内田も遅れ気味にオッシーを追走しましたから、距離を詰めるまでは出来ず。
ここのオッシーは冷静でしたね。むりくり浮きのクロスを合わせに行かず、富山の最終ラインの後ろまでちゃんと見えてました。オッシーはグラウンダーのクロスを選択。そこには来た来た!せのおおおおお!



・・・・もクリーンヒットはせずゴロのシュートはGK水谷真正面。
妹尾も天を仰いでいましたが、自分も仰ぎました。
さてこの一連のシーン、大変だったのは大西でしょう。きっかけは彼が獲りきれずに交わされたことですが、千明について妹尾を捨てたので、せめてヨンドクと受け持ち交換で妹尾はまかしたかったところ。
ところが、やはりヨンドクは守備意識が低い。ここはつけこまねばならなかった・・・・・


千明に振り切られたところで、守備は終了とばかりに追走を諦めてましたからね。
大西は、オッシーがクロスを上げてくるのを見て首をひねって中の様子を確認すると妹尾がどフリー・・・
慌てて妹尾へのパスコースにはいるも間に合わず、どフリーでシュートを打たれてしまった。
もしかしたら大西も天を仰いでいたかもしれません。
富山のセントラルの人選や、アンカーで活躍が期待される秋本ならばこの辺どうなるのか?
このテーマは個人的に楽しみだなと思いました。


ということで決定機を2つ取り上げましたが、なにも悪かったのはファジだけではなく富山には富山の難しさがあったんだなぁと思ったこの前半でしたね。開幕はどうしても難しい試合になりますが、そうだからこそ3つあった決定機のどれか一つでもモノにして心理的にリラックスできたならば、消極的でぶっちゃけビビってたファジももうすこし大胆なプレーが展開できたのかもしれないなという点が正直悔しいところでした。後半はさらに難しいゲームになりましたし、やはりこういう試合を先制してモノにしていく力を身につけたいですね。


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