『今』をしっかりと見つめてみよう (1)

それでは本題に入っていきましょう。
後々の話では主にファジの攻撃面とその問題点の話題になっていくと思いますが、いったんその前に整理しておきたいことがあります。それは、「そもそもファジの今のスタイルはどういう挑戦なのか?」ということです。


ファジアーノは影山体制下で、4バックからおなじみとなった3421の現行スタイルに移行。
昨年こそ順位は前年よりダウンとなりましたが、それまでボトムズを這いずり回って勝点を拾い集めていた頃に比べ明らかに堅さを増した守備力、そしてそれを支えるハードワーク(走りきる、泥臭く飛びつく)を武器に順位を上げてきました。2014シーズンはしっかりとJ1昇格を目標に掲げ挑んでいる最中であります。


◎ポゼッションとカウンター2通りのスタイル


ところで、すげーおおざっぱに言ってサッカーには2通りのスタイルがあります。
ひとつはポゼッション。自分たちでボールを大事に保持していくスタイル。
そしてもう一つはカウンターです。こちらはしっかりとした守備から速攻に転じるスタイル。
これまたざっくりで申し訳ないですが、この2つのスタイル。
難易度でいくと明らかにカウンターのほうが低いんです。
それは何故か?サッカーがミスのスポーツだからです。
ボールを大事に保持するポゼッションは、選手の技術力がなければボールが繋げませんしミスが出やすい。
一方でカウンターは、しっかりと守備を固め相手のミスを突いて攻撃に転じていきやすい。
現在のファジはボールをしっかり持つスタイルなのでポゼッションよりのスタイルですね。


◎点の取りやすさのお話


ファジは毎年慢性的な得点力不足に陥っており、例外は2012シーズン川又堅碁のいた年のみでした。
サッカーも得点を競うゲームですから、点をとらんとおえんのんですがこいつには難易度みたいなもんがあります。チームによってもちろん事情は異なりますが、あくまでザックリいえば、


遅攻<速攻


という感じなんです。
遅攻というのはよく守備ブロックなんて言い方をしますが、しっかりと相手が守備陣形を整えているところを崩していく「遅い攻め」で、最も難しい攻撃といっていいです。
相手も構えていますから、そこをこじ開けていくのはなかなか・・・ですね。
一方の速攻。これは読んで字のごとく、攻撃に来た相手からボールを取り上げ虚を突く急襲だから「速い攻め」
どちらかといえばこちらのほうが点に結びつきやすいのです。
なぜならば、先の話にも繋がりますがボールをもって攻めるときにはミスが出る可能性があるということと、攻撃する際にはポジションを崩したり入れ替えたりするので守備陣形が崩れやすいからです。


しっかり構えてるの倒す<もとから崩れてるの倒す


ってわけですね。
余談ですが、サッカーにおいて点をとる道筋はもう一つあってそれは「セットプレー」です。
なので、遅攻・速攻・セットプレー。この3つが攻撃の3本柱ですね。
広島なんかがスゲーわ・・・・ってなるのは、あのチーム遅攻がはんぱじゃなくうまいんですよ。
一番難しい攻撃を手の内に入れてるチームなので、守備を整備したらそりゃ強くもなるわなってなもんで。
いつかあのようなサッカーを岡山でも見たいと思います。


◎J2を戦っていく上で踏まえておきたいこと


じゃなんでそがなむずかしーことにわざわざ手ぇだすんなら?ってまあ思いますよねそりゃあ(笑)
仮にファジアーノがカウンターを軸にしたチームとして強化されてきたらけっこう勝てるチームになっちゃうだろうなと思います。そもそも守備は十分に堅いですし、もうそうなってから3年目ですからねマグレとかじゃ全然ないです。ウチはマジで堅いと思う。・・・ということはカウンターの素となる堅守は手の内にあるわけだ。
じゃあなんでそっちにシフトしないのか?・・・・・


これは私見ですが、J2で戦力的に中くらいのチームがカウンターで行っても昇格までには届かないからだと思ってます。つまりカウンターを軸にして届く順位には限界があるんじゃないかと。
それはなぜかと言うと、順位が上がれば上がるほどマークはきつくなり研究は進み相手は点をやるまいと徹底的に良さを消しに来るのがJ2だからということ。
相手のボールを奪い、そこからの急襲に活路を見出してきたチームもある程度の順位になれば相手はボールを譲り、亀のように守備を固めに来ます。そういう相手を崩しに行かなければふつーにドローで勝点1どまり、悪くすると足元すくわれ勝点0。
終盤勝点3を取らなければ振り落とされる昇格レースでそのような振る舞いは許されないでしょう。
カウンターを軸にしていても、そうした壁を乗り越えなければ昇格は見えてきませんから結局はボールを持っても勝てる力をもっておかなければならない。いずれにせよボールを持つことはJ1に行くためには避けられないのがJ2戦線である、と。


以上のことを踏まえて、あらためてファジですがJ1昇格をはっきりと目標にしていますよね?
そして今もポゼッションよりのスタイルを継続していると。なんでJ2のいい所くらいで~というのではなく、しっかりと登りきって上がれるようなチームにするために小難しいほうの道をあえて通っているのが影山ファジといっていいのではないか?というのが自分の考えです。


ファジの前線は毎年毎年キーになるプレイヤーがいなくなり、一からのやり直しに近い状態でシーズンに入ってきます。今年とてそれは例外ではなく、ミンキュン・クワシンらが去りFW陣にMFのプレーをこなす方向で順応させようとしている真っ只中。ファジの選手たちの質はJ2において、やはり中くらいの戦力だと思います。
最初のほうに述べたとおり、ポゼッションのスタイルは技術力が欠かせませんから、いい選手が揃う必要がある。
影山さんはマジでJ1を目指しているんだろうな、ということは伝わってきます。
しかし、影さんが思い描くサッカーに選手のレベルが見合うかどうか・・・そこは未知数ですが、信じたい。


影山ファジが中位を獲得して以降(もしかしたら影山監督就任時から)、おなじサッカーを目指していることも伝わる。そして繰り返しになりますが、マジでJ1を目指しているからこその追い続けている理想形ということ。『今』はその理想形を再び完成させるべく地道に積み上げているのでなかなか結果が・・・
ということなのではないかなと思っています。
とまあ、つらつらと述べてまいりましたがこれまでと『今』とこれからと、影山ファジはなにしょんじゃろ?ってことに対する自分の考えはこのような感じですがいかがでしたでしょうか?


さて、次は図を使いながらこれまでの3試合の内容なども踏まえながら気になるポイントをいったん洗いざらいしてしまおうと思います。恐らく今年で影山ファジは最後になるんじゃないか?と思いますが、仕上げの年ということでちょい厳しめに物足りないところを上げつつやっていきます。長くなりますが、お付き合いいただけたら幸いです。




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