『今』をしっかりと見つめてみよう (3)

では、つづきをやっていきましょう。
あ、明日はトップがアウェイ水戸戦。そしてネクスはホーム開幕戦ですね!
先週ホーム観戦できなかったので、JFLでネクスとはいえファジをホームで見られるのがとても嬉しいです。
Jチームでこのようなことができるのはウチだけ。ほんとうにありがたいことです。楽しみですね!


さて、前回までは後方から中盤までのお話でしたが、これから先は中盤からゴールまでの道筋のお話です。
ファジの理想形のミソとなる部分なんですが、3バック移行して以来それらしい攻撃が出来た回数自体は非常に少なく、なかなかに構築に苦戦している部分でもありますね。前回まではボランチが前向くのが大事って話でしたが、今回はそっから先の話なので、相手のプレスをかいくぐってゲームメイクできる状態からのスタート。


◎バイタルエリアを侵略せよ!フリックを使った崩し


ボランチ前向く


いまレンが前を向いてボールを持ってます。
レンの前方には両WB、シャドー2枚、ワントップと5名の選手がいますから前方に5本のルートがありますね。
こっから大きくロングボールをサイドへ送ってという攻撃は大変よく見かけますが、今回は割愛します。
なので、シャドー、ワントップ、この3枚がこの話の主役


このような形になったとき、狙っているのはどこか?それは相手のボランチの背後や横のスペースです。


ボランチ横


この黄色のエリアへボールを送り込むタテパスに成功すると、相手のボランチを置き去りにして最終ラインと事を構えることが出来ます。そのために、ファジのシャドーはタテパスのコースに顔を出したて降りてきたり、ズレてきたりを試合中何度となく繰り返す。またゲームを作るボランチは、左右にボールを配って、また引き取ったりしながら揺さぶり守備のほころびを誘います(バックパス含む)。
では、ちょっと動かしてみましょう。相手のボランチがタテパスコースを制限しつつ寄せてきた図にしてます。


バイタルエリア食う


レンにボランチが寄せたので、その背後にちょっとしたスペースが出来ていますね。
このようなスペースを見つけてシャドーが潜り込み、ボランチからの展開を呼び込む。
それを見逃さなかったレンがビシっとタテパスを妹尾につけるとどうなるか・・・


バイタル食す


相手のダブルボランチの背後で受けていますから、ここでトラップ(ボールを止めること)ミスとかでもない限り妹尾はスムーズにプレー出来ます。そうなってしまうと、相手のダブルボランチがシャドーをストップできる可能性はほとんどありません。置き去りされてプレーに関与できなくなってしまう。
それはやばい!ってことで、今度はCBがやむを得ず妹尾に当たらざるをえなくなりますね。
するとどうなるか・・・・


最終ラインバラバラ


妹尾に当たりにCBがつり出されたので、最終ラインがデコボコになってますね。
ちなみに青い線がオフサイドラインですから、荒田はつり出されたCBよりも前にいるのに余裕でオンサイドです。
ここで、妹尾がフリックでボールの軌道を変え、そのままラストパスにしてしまうことが出来たら、荒田はまんまと相手の最終ラインをブレイクして、ゴールへ一直線!!ですね。
とまあ、このようなイメージの攻撃が影山ファジのインサイド攻略法、フリックを使った崩しであろうと考えています。実際の試合ではいろんな角度、いろんな出し手・受け手とパターンは無数にあるでしょうがおおまかなイメージはこのような攻撃が目指すところの理想の形。


◎実際の試合で何故表現できないのか?


最初のほうでも述べたとおり、ファジはあまりこのような形で崩し通せたシーンがありません。
まさに理想と現実の乖離とはこのことで、自分の記憶ではこの理想形で取ったゴールはここ3年間でたったの1つもありません・・・・・・・


いや違うんよ!もうちょいってシーンはけっこうあったんよ!!!
でも、あとそこに走りこむだけ!ってシーンや、そこに流し込めば!ってシーンはこれまで幾度となくあったんですよ。でもできなかった。なんでなのか?
それはおそらく、選手間の崩しのイメージの共有の度合いが低すぎたからだと思っています。
ようするに選手がおんなじ絵を頭の中にイメージできてないからということ。


このシーンにしたって、
妹尾「レンに食いついたな・・・じゃあ背後を」と走りこむ。
荒田「妹尾に食いついたな・・・じゃあ最終ラインの穴を」と狙う。
妹尾「食いついたCBの裏には荒田が入ってるはずだからフリックでラストパスを・・・」と流し込む。
荒田「来た!!あとは冷静に決めるだけ・・・」
って具合に、2手先くらいの展開をイメージしながらやらなければスムーズな崩しは完成しません。
こういう要素の成長に相当てこずってきたのが影山ファジであると。
このようなビジョンを明確にもって、プレー出来ていたのはただ一人、桒田慎一朗のみでした。
一人だけ個人戦術のレベルが高く、周囲と合っていなかった。せめてもう2,3人同じような絵を描ける選手がいれば、きっとファジの順位もkwsnへの評価も違ったものになっただろうと思います。


◎3月現在のファジを見ておもうこと


ここまで3試合戦ってきて、ファジの攻撃については相当サポの不満もたまっていることと思います。
上記のような攻めを追い求めていくのか?
あるいはどこかで路線の変更を余儀なくされるのかそれはわかりません。
現状のファジを見て、特に痛感することは攻撃においてストロングポイントがなにもないということです。ここだけは相手の脅威になれる!チームがうまく行ってなくともここだけはチャンスを作れる!そういう武器が現状一つもないのではないか?という・・・


もし、上記のようなインサイドの攻略がうまく出来るようになれば相手はそれを警戒して中をギュッと締めシャドーなんかに自由を与えぬよう対策を施してくるはずです。しかし、対策には裏が付き物で中を警戒させると外が空く。じゃあ外に張っているWBが生きるね?
こっちにはレンのようなJ2屈指のサイドチェンジの名手がいるし♪ってなもんでね。
なにか一つでも脅威があれば、相手はそれを無視できないのでその逆手を取れるということがあります。そういう意味でいくと、現状のファジではインサイド×、サイドイマイチ、前線にボールを収める人不在とないないづくしで怖いものがない。ストロングポイントがないので相手を動かせないんですよね。
インサイドは時間がまだまだかかるでしょうから、せめてハイボールや収めで計算できる選手や、サイドで独力で打開できる選手そういった個でチームを助けられる選手が救世主として出てきてほしいと思っています。


日もかわりいよいよあの敗戦から次の試合を迎えます。
影山ファジがどのくらい理想形に近づけるのか?
うまく行かない現状を打破するのはどんな形なのか?
救世主はいったい誰なのか?


悔しい敗戦ではありましたが、まだまだまだまだ見所はあります。辛抱強く、でも楽しむとしましょうや(笑)


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