それでも勝てばよかろうなのよ J2 第4節 水戸 vs 岡山

なにかしらの動きがなければこの流れは止まらない・・・・


開幕して1分2敗。スタートダッシュどころか一向に調子の上がらぬファジアーノ。
前節では終盤パワープレイに出てと、なりふり構わず点を取りに行く姿勢もみせるけど届かず。
点が取れない・・・勝てない・・・重苦しい雰囲気に沈んだ試合でしたね。
このまま行くのか、それとも変わるのか。
何かしらの変化がなければ難しい。
しかしまあなんというかこのようなタイミングで一度も勝ったことのないアウェイ水戸。
苦しい試合は避けられないことが予想された中、意外な展開がまっていました!


<結果>


vs水戸stats


<スタメン>


vs水戸(A)


◎LOVE FAGIANOは必見だぜ!?


さてさて、肝心の試合の流れについてですがファジスキーさんの水戸戦のレビューが素晴らしい出来なので是非是非そちらを参照していただきたいと思います。
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/fagi-suki-tozen/article/23


いや、決してサボりとかそういうんじゃないんです(笑)
実は自分が誘ってブログをやってもらうように頼んだんですが、LOVEFAGIANOは試合の流れを時系列にポイントをちりばめながら追っていく手法で書かれており、どっちかといえば言いたいポイントを重点的に拾っていくゼロファジブログよりもより試合全体のイメージを捉えるのにふさわしいブログだと感じておりましてね。
どっかのタイミングで是非ともこのブログをもっともっとファジサポさんにオススメしたいと思っておりました。
この試合の流れについてはこれをみていただければ、見てない方でもイメージをある程度もてるのでは?と思います。自分がこのブログで同じことをしてもしゃーないので、切り口を変えたいと。流れ全体の話はLOVEFAGIANOに譲り、別の話をしてみたいと思ったのです。
ということで、それ以外のお話に重点を置いてこの試合にまつわるお話をしてまいろうと思いまする。


◎影山監督のバクチ-負のサイクルを脱せよ


ここ3戦でファジアーノは思うように結果が残せずでありました。
キャンプから専心して取り組んできたはずの攻撃面はそれに見合った得点に結びつかず、それゆえに勝てない状態にあった。この点は多くのファジサポが憂慮する部分でありました。
さて問題はチームの状況にあります。
リーグを転がり落ちてゆくチームにはそうならざるを得ないような負のサイクルみたいなものがあります。典型的なのは得点力の低さによる負のサイクル。


点が取れない→あせる→バランスが悪くなる→勝てない・・・→点が取れない→もっとあせる→


といった具合に、取り組んできたはずの攻撃が実を結ばないことでファジはかなり負のサイクルに入ってしまった感がありました。特にその印象を強めたが前節群馬戦での後半。
点を取りたい気持ちが強すぎ、ある意味チームは冷静さを失っていましたね。前線は気持ちがはやり前がかりになるのに、後ろはそれについていけるわけではなく・・・
必然的に前後が分断され中盤がなくなってしまったかのような前後分断サッカーをしてしまっていた。
影さんも試合後、点が取れていないから勝っていないからそうなってしまうメンタルがある、というようなことを言っていましたが。これは間違いなく負のサイクル。ある意味これは末期症状といってよい状態でした。
それゆえにどこまで監督がこの状態を我慢するのか?それともどっかで転じて事態の好転をはかるだろうか?
そこが見所となってしまったのですが、影さんの動きは早かった。非常に勇気ある決断をして一度も勝っていないアウェイ水戸戦にて勝点3をとりおおせたのだからサッカーというものはわからんもんですわ。


完全にリトリートして自陣にブロックを引き、中盤でもボールを不用意に失いそうなリスクのあるややこしい繋ぎは排す。となれば選択肢は2つくらい。サイドで作っていくか、ロングボールで起点を・・ということでのワントップ久保の起用と。懐かしいじゃありませんか、こりゃ戦術チアゴだよ!
そうこの試合で影山ファジが取り組んだのは、堅守を築く基礎となった2011シーズンのファジ、原点回帰でした。


影さんは試合後サポに向かって「汚い試合でごめん」とこぼしたそうですが、このセリフには"本来出せるものを封印してもやらなければならなかった”気持ちや、”本当ならワクワクするようなサッカーを披露したい”という監督影山雅永の哲学が見え隠れする一言ではありませんか。
恐らく攻撃面でリズムを作れない現状で、選手はみな一様に不安とイラ立つなかこの悪い流れを断ち切るために取れる最良の手は2011に築いた堅守、泥臭く最後の最後でやらせない守備力で手ごたえや自信を再確認しつつあわよくば勝つ。ということだったのだろうなと。


◎試合後コメが雄弁に語る試合のあらまし


ある種特殊な試合でしたから、試合後コメントには印象的な内容が多く含まれておりました。
影さんのものもそうですが、相手の柱谷監督のもそうです。
ちょっと参照しながら、この試合の意味を確認していきたいと思います。


Q.結果が出ていない中で勝負に徹する、守備的な戦いを選択しました。その戦いをやり通した選手たちの評価は?
●影山雅永監督(岡山):
「我々だけでなく、一般論として、結果が出ていないと自分たちを信じられなくなり、イライラしてしまう。そういうことによって組織が悪くなるということがスポーツだけでなく、サッカーだけでなく、いろんな場面で見られることだと思います。そういったときにもう一度自分たちのチームを信じて、自分たちのできることを信じて、やってきたことを90分間やりとげた集中力と自分たちを信じる力を、我々の選手たちは持っているとあらためて感じました。素晴らしい集団だと思いました」


Q.久保選手が結果を出したことはチームにとって大きい?
「ただ、今日に関しては、私も選手たちも不本意な戦い方。もっと自分たちの戦いをしたい。そこには時間がかかるかもしれないけど、ちょっとずつ質を上げて、もっと選手たちが躍動できる集団にしていきたいですね」



今節の戦い方は特殊なアプローチで、不本意であると。
目指すサッカーはこれじゃないが、この試合においては遂行すべきことは出来た達成感がにじみます。
一方、柱谷監督はどう思ったのか?


●柱谷哲二監督(水戸):

「入りのところから相手が(ボールを)取りに来なくてリトリートしてきて、ずーっと自陣で守っている状態が、ずーっと最後まで続いた。それだけスペースを消そうということだったんだと思います。残念ながらそこを崩すだけの力がないということがよく分かりました。ウチに対してこれだけ下がるということはどういうことなんだろうと思いながら、どういう力関係なんだろうと思いながら戦っていました。昨年にはなかった状態でした。今日はあれだけ引かれたら、J2のチームではなかなか崩せないですよ。勝っているときのサンフレッチェ広島みたいでした。ウチでは難しかった。まんまと相手の戦術にはまりました。しょうがない。岡山はアウェイのサッカーをしたと思います」



これまでの対戦ではウチがボールを持ち、水戸が構える展開が多かったこの顔合わせ。
典型的なのは2012シーズンのはじめ3-0で敗れたホームの試合がありましたね。あれもショートカウンターで先制され、前がかりになったところを~という試合でしたが、さすがにここまで岡山がドン引きしてくることは想像を超えていたことでしょう。でもこれがJ2です。前の記事で触れたとおり、J2でも中より上を狙うのであればドン引きでも崩せないと上にはいけないことを柱谷監督も意識している。それにしても・・・


◎ゲームプランを守った殊勲は中林洋二


この日のMVPは決勝点を決めた久保でも、アシストをしたオッシーでもなく我らが守護神中林洋二であると思います。前半開始早々の水戸にとってのこの日最大のビッグチャンスをストップして見せたウッズのスーパーセーブは高く高く評価せねばなりません。なぜならば、悪循環を断ち切るため理想をかなぐり捨てたバクチに出た試合において「先制点を取られたらオワタ・・・」状態の環境で、絶好のチャンスをセーブしたからです。このセーブは忘れてはダメだと思うよマジで。だって試合も救ったけど、チームも救ったし、もしかしたらシーズンも救ったことになるかも知れんもの。ファジラボなんかでもその点がピックアップされてましたが、久保の得点に隠れてはいますがウッズのこのセーブの評価はもっともっとされるべきと考えます。


◎これは答えではない、でも勝てばよかろうなのよ!


この試合を通じてファジが新たに獲得したもの・・・・それは皆無です。なんもない。
あくまで攻撃面にフォーカスしてきたものを、大きく振って守備に寄せてみて原点回帰しつつ勝ちを狙う試みに成功したに過ぎません。はっきりいって技術的な進歩はゼロです。ほんと勝っただけなんです。
でも、ここまで冷え込んで停滞した流れにおいて勝てたということほど刺激剤になることもない。
勝てばなんでもうまくゆくというほど、サッカーはあまくはありませんがそれにしても無用の重圧・抑圧から解放されるきっかけにはなる。どうころんでもやっぱそれでも勝てばよかろうなのよね・・・!
ほんとこの勝利を経験して一個勝つことの難しさに選手は直面したと思いますし、サポとて同じだと思います。
ようやくファジの2014シーズンの第一歩が記せた。あせらずに、でも着実に今度は本線である影山ファジの完成へ向けて”勝ちながら”歩んでいけたらと思いました。
上田康太という極上のタレントも獲得しましたしね!


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COMMENT 4

ちるちる  2014, 03. 27 [Thu] 13:00

No title

久々に書き込ませてもらいます。
水戸戦での戦い方に、賛否両論あるようですが、
私は「影山監督、あっぱれ!」と快哉を叫んだ口です。
ゼロファジさんが書かれているとおり、
「自分たちのサッカー」を意地になって追及し、
このまま悪循環意ハマってしまったら
シーズンなんてあっという間に終わっちゃいます。
今必要なのは、どんな形であれ1勝であり、
自信であり、心の余裕だと思います。
そういう意味では、影山監督の判断は正しかったし、
それに答えた選手もすばらしい。
これで、「俺たちのパスサッカー通用しないんだ」なんて
短絡的に思う選手もいないと思うし。
ここで、一息ついて、切り替えて、
また自分たちのサッカーを積み上げていってほしいです。

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ZeroFagi  2014, 04. 08 [Tue] 21:34

Re: No title

>ちるちるさん

お久しぶりです。お元気でしたか?
なかなかチームは上昇の切欠をつかみきれないでいますね。
妥協や再出発など、スムーズさを欠くこともあるとはおもいますがポテンシャルはしっかりあると思っています。なので、しばらくはあせらずじっくり下位を抜け出していくのを応援したいと思います。

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試合見てた人  2014, 05. 19 [Mon] 23:39

No title

こんなサッカーしてて岡山のファン人って岡山の応援したくなるのかな?
はっきりいって勝敗よりもクソつまらないサッカー見させられたのにがっかりだった
三分の一折り返したけど一番つまらない試合だった

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Zerofagi  2014, 05. 21 [Wed] 14:09

No title

>試合見てた人さん

どうも、はじめまして。
確かにびっくりするくらい引いて構えた試合だったので面白みは少ない試合でしたね。
ですがまあ、すべての試合を面白くできるなら湘南と並ぶか抜いてるはずだと思うので今はこのくらいで十分かなとも思います。だんだん面白くなって来てますしね!

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