勝利の歌を歌おう(1) J2 第9節 岡山 vs 札幌

長かった・・・ほんとうに長かった・・・


いろんな難しさのある中もがきながらようやく復調の兆しが見えていた。
しかし、確かなきっかけをつかむにはやはり勝利しかない。
終盤になれば昇降格のからむ試合が増えてきますが、ある意味ウチはもうすでに「ここでやらなければ」「勝たなければ」というところに来ていたんじゃないかと思います。
北九州戦に続いて試合前スタメン・ベンチ総出で組んだ円陣、拍手を送ったサポーターもこころは同じだったと思います。


<結果>


vs札幌(H)stats


<スタメン>


vs札幌(H)


◎2つのエアバトル 後藤vs都倉・久保vs奈良


身長188cmの植田、187cmの近藤、そこへいきて守備の要であったタダシ(178cm)となんと主力級CBが3枚も欠場する非常事態が続きます。前節と同じように左に田所・中央にケータ・右にしょーまで臨んだこの試合。
もっとも高さのあるのがケータの183cmとやはり最終ラインの高さ不足は避けられないところ。
札幌もケガでエース内村を欠くとはいえ、1topには都倉(187cm)がいると。
都倉へのハイボールをスイスイ落とされてしまうと、マエシュンはじめやっかいな選手が揃ってますから、
まずは都倉とのエアバトルを優位に進めたい。なのでケータvs都倉は見ものでしたね。


が、さすがに都倉の高さ・強さはケータの守備力をうわまっていて前半けっこうボールを落とされていました。
しかし競った次のコボレにたいする反応が素晴らしく、田所・しょーまにボランチを加えた面々がテキパキと捕球しすることに成功していたので、大事に至らなかったのがファジアーノ陣内でのエアバトルでした。
とにかく声を掛け合ったと田所が明かしていましたが、最終ラインの警戒意識は高く、即席3バックではありましたがうまく補い合って守れていたと思います。


一方コンサドーレ陣内でのエアバトルはどうか?
こちらは久保が素晴らしかったと思います。
2CBのうちパウロンは異様に高く・強いのでそちらを避けて奈良との勝負となりましたが、とてもよくボールを収めていました。こうした久保のターゲットマンとしての存在は昨季のファジにはなかったもの。
2つのエアバトルについてはウチが優位に進めることができた前半だったと思います。


◎左サイドへの誘導からハメることに成功した守備


この前半五分五分から終盤はファジ優勢に傾きましたが、それは札幌のスタイルとファジの守備が上手く噛み合ったからだと思います。ファジは積極的に前からプレスをかけに出て行ってましたので、上手く相手の頭数と数を合わせしっかり相手を捕まえる必要があった。ちょっと、かみあわせを見て見ましょう。


かみ合わせ


黒丸で囲ったところはそれぞれの担当するマークで、
札幌のほうは最終ラインで2CBに対し久保が1枚なので一人余る。
そして、トップ下のマエシュンも余ると。ファジはこのようにトップ下を置くチームには手を焼く傾向にありますが(中盤の枚数を合わせたりあまりしないので)最終ラインの強度の低下も含め正直あんまり後ろのほうで守りたくはないなぁって状況。都倉やマエシュンによい形でボールが入ってしまうとかなり厄介なことになるので、できたら後ろで解決するんではなくて前からの守備でそうもっていかせないように出来たら吉。
そして前プレしていくほうがウチにはメンタル的にも合っているってのもあると思います。


前半の守備でよかったのが、久保による札幌のビルドアップの左サイドへの誘導。
ちょっと図でやってみると。


左へ誘導


奈良がボールを持ったときに、久保は奈良→パウロンへのパスコースを消しながら追い立てていく。
こうすることで、奈良から右サイドへの展開を遮断し札幌のビルドアップを左へ左へと限定していくことに成功してました。札幌の右SHの古田はスピードあってうまい選手ですし、ウチの左サイドの守備はちょっと怪しいので札幌に右からほとんど攻撃させないように仕向けられたのはその辺でも助かったなと。


hidarihidari.jpg


左サイド→左サイドで攻撃してくるとなればパスコースも読みやすくなりますし、相手選手の距離も近くなってマークを剥がされにくくもなる。まだキレイにとりきるシーンなんかは少なかったですが、後ろから繋いでいこうとする札幌を上手く左サイドへ追いたてハメることができたので有効なボールを前線に送られることも少なく、札幌は次第に手がなくなっていったのが前半でしたね。


◎石原崇兆こそシャドー!!ファジの攻撃良化の兆し


とにかくこの試合の石原は必見ですよ!!!今季ずっと良かったですがこの日は最高でした!


シャドーとはこう振舞うべきという手本となるプレーぶりで、圧巻だったと思います。
具体的には、中盤へおりてきて繋ぎのヘルプに顔を出したり、サイドにボールが出たときにフォローにはいりカドをとらせたり、ライン間で浮いて崩しの起点をつくったりと、やってほしいなという仕事をほとんどやってくれました。うん、花丸あげちゃう!
この試合ファジの攻撃がジワジワと良化している気配をいくつか感じ取れていたのですが、多くのきっかけを与えてチームにリズムをもたらしていたのは石原シャドーの良さ抜きでは語れない。
いやー・・・・いい選手になってきたわ。
連戦が続きますが、是非とも彼をシャドーで使い続けてほしいと思います。


ようやくですが、ファジの攻撃がよくなってきたなと感じさせてくれた前半。
目を引くポイントはいくつかあって、
敵陣ペナあたりで棒立ちになるんじゃなくてボールを引き出そうとする選手が増えたこと。
また出し手のほうも、確実に通るパスのみ選択しがちだったのが通らないかもしれないけど通ったらビッグチャンスという「チャレンジ」のパスを出せるようになってきたこと。

20分くらいのソメのシュートのシーンなんて以前にはあまり見られなかったプレーでした。
ああ、譲の浮玉のパスを石原ボレーなんてシーンもこれまでなかったよなあ。


後半にも後々影響してくる札幌の左SB松本のイエローカードのシーン。
相手の守備の遅れを上手くついて、右WB、シャドー、シャドー、ワントップとリズムよく繋いで倒されてイエローをとったシーンでしたが。選手間の距離も離れすぎず、動き出しには意図があり、連携もスムーズ。
ポンポンポンと相手を手玉に取るようなパスワークがようやく出せるようになって来ました。
まだまだ崩して~とか、クロスの精度が~とかありますが、なにもできないな・・・って状態は抜け出しつつあるんじゃないかと感じさせてくれた攻撃でしたね!



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