走るファジアーノ復活! J2 第14節 岡山 vs 岐阜

サッカーするにはあまりにも過酷な日程で行われた5連戦。
日本のカレンダーを考えると興行的にやむをえないところではありますが、やってる選手は大変だわなこりゃ・・。
我らがファジアーノはこの5連戦はなんと3勝2分という素晴らしすぎる成績でクリア!
通常カレンダーに戻り、選手もある程度リフレッシュして迎えるこの試合。
2セットのターンオーバーで組まれていたメンバーから、どの組み合わせで試合に臨むのか?
先発メンバーにも注目だった試合でしたね。

<結果>


vs岐阜stats


<スタメン>


vs岐阜(H)


◎連戦の収穫をそのまま盛り込んだ選手起用


連戦はボランチ以前の選手については2セット用意して切り抜けたファジでした。
疲労度を考えると上手くやりくりしていかなければなりませんから、
ある程度日程に起用を制限されなければならない。
ところがこの試合からは元のカレンダーに戻り、選手の疲労も回復します。
ですから、純粋に状態の良さを見て起用を考えることができたのではないかなと思います。


連戦がレビューできていなかったので、簡単に連戦でファジが勝点を積み上げながら獲得してきたものについて振り返っておきましょう。まずはなんといっても最終ラインの安定度のUP。急造で当初は不安定さを露呈していて、はたしてこれでうまくいくのか・・・・と心配したファジサポも多いと思います。自分もそうでしたが(笑)
連戦すべてに同じメンバーで望むというまぁほんと・・・頭が下がる思いしか出てこない3名のCBでしたが、守備における連携の向上と高さ不足を補うセカンドボールへの危機意識の向上で非常に少ない失点でチームの勝点プラスに大きく貢献してくれましたね。

そして、上田-清水=大宮ホットラインの確立もでかい。
康太加入後ジワリジワリと得点が取れてきていたファジでしたが、この2人のコンビネーションは他のFWとのモノに比べてやはり一段上のものがあります。福岡戦しかり、栃木戦しかり、この2者のコンビネーションからの得点が非常に多く、連戦で勝ちを先行させる大きな要因となっていました。

それから、覚醒を感じさせる新戦力2人の活躍
厳密に言えばミムは新戦力ではありませんが、彼はここまで先発のポジションのない選手でありました。
切り札的な使い方がメインであって一つのポジションでしっかりと考えられるレベルになかった。ところが!
課題であった守備面の安定がかなり進んでおり、起用するリスクが減りましたね。
ボール持たせればあのスピードと細かいステップを刻む旋回性の高いドリブル、
このくらいは出来ても不思議じゃない。
そしてルーキーのえいちゃん!
高さがあり、体の強さがあり、そしてそこそこスピードもあるという万能素材。
フィジカル面でひ弱になりがちなファジにとって、彼をシャドーにおいて置けることはかなり助かるなと感じます。
自己のプレーを冷静に分析できるクレバーさと、ロングスローがある。非常に先が楽しみな選手。


ある意味、この試合はそうした連戦での収穫をそのままぶつける格好となった試合だったと思います。


◎守備で圧倒し、ほぼワンサイドな展開だった前半


開幕当初は「なんか走らないファジアーノ」という感じでしたが、
この試合は「ああ、ファジアーノ戻ってきたなあ・・・コレコレ、こういうのがファジだよね!」という感想をもたれた方も多かったのではないでしょうか?
ウチらしい、攻守の切り替えの速さ、セカンドボールへの鋭い反応、前線も含めた高い守備意識が存分に見られ、ほとんど岐阜にいい攻撃をさせないままリードを奪ってすごすことができた前半でした。
こうした岐阜との守備の質の差が顕著に出ていたのが相手を押し込んだ後、岐阜がボールをクリアするシーン。
ファジはもぐらたたきのように岐阜の収めどころを潰し、パスで逃げられても食らいついて奪う。そしてボールを回収し2次攻撃3次攻撃につなげていく展開が前半の中ほどから続けて出来ていました。

攻撃のほうは、奪ったらすぐにラインの裏へ長いボールを送り、そこをしんたろが落としてという攻撃がまずまず奏功していました。後方から繋いでというシーンは少なく、正直あまり上手く行っていませんでしたが、サイドを上手く使ってボールを運びいったん押し込んでしまえばこちらのもの。ミムにしろ、タナソーにしろ単独でタテへの仕掛けが出来る組み合わせなので、フォローがなくとも展開が停滞しないのは見ていて非常に楽しいですね!

さて、問題は押し込んでからだ・・・
相手をペナに押し込んでも延々とヨコパスを繰り返して最後の崩しにかかれないファジってのはある意味定番化してたと思います。ところが今季特に康太加入後、裏を取って引き出す、ホルダーを追い越すアクションがサイドや前線で増えたので、ペナの中で複数名がからんでシュートに結びつけるプレーが少しづつ出せるようになってきたと思います。

先制点は11分と早い時間でのものでしたが、やはりこのようなアクションの質の良化をうかがわせる。
CKの跳ね返りを回収し、右サイドタッチライン際にいた康太に戻した次!
えーちゃんが、ダイアゴナル(ナナメ方向)に走りスペースで受けると、ワンタッチで妹尾に落とし、妹尾のシュートがそれたところを詰めていたケータが押し込むと。
ペナの中でボールを呼び込むランがあり、それをフォローする選手がいてシュートまでこぎつける。
これまでファジではなかなかこれが出来ずにいました。それゆえレンや千明にはもっと怖いパスを!と思っていたのですが、やっぱタレント一枚入るとこうも変わるものだろうかねえ・・・
康太が顔を上げてボールを蹴れる状態ならば、走ればちゃんとボールが出るぞ!っていう信頼感なのでしょうか。
2点目も同じように、妹尾が康太からボールを引き出して落としオッシーの復帰弾かつ今季初ゴール!を呼び込むのですが、こうしたアクションが起こせるようになって来ました。
守備については一応の安定を見たので、今後攻撃を育てたいとは影さんの談ですが、ゆくゆくどのような攻撃で「崩し」を見せてくれるのか非常に楽しみですね!


◎残る課題・・リードしたあとの過ごし方


前半1-0でリードしたということで、ファジはやや引き気味に構えつつカウンターを狙った後半。
サッカーの場合、点を取りに行くことは=リスクを増やすことですから、リードしてしまうとかなり有利というのが一般的です。ファジはこの前半をリードしたときの振舞い方がいまいちピリっとしないところがあり、ここ数試合は追加点を取れてなんとかなってはいますがぶっちゃけ試合運びがスマートじゃないよなあと。
自分としてはマイボールの時間が短いのがちょっと気になるところ。
こちらがボールを保持している限り、失点の可能性は0ですからしっかり引いてもいいんですがマイボールをゆっくりまわしてペースを落とし、ある意味サボりながらのらりくらりとやりつつ追加点も狙う(・・・ってめっちゃ老獪なチームだけど)色ももうちょい出せるとしんどい時間が短くなるのになあとおもいましたね。


そもそも前半に得点がとれることが少ないチームなので、そうしたシチュエーションにあまり慣れていないってのはあります。しかもそれまでのディフェンスリーダーである、千明・竹田も不在で経験値を新たなメンバーで積み上げている最中でもありますし。しかしながら、もっと安定的に勝ち試合を勝ち試合のままクローズする術は磨かないといけない。
そのへんは選手たちも十分に自覚していて、試合後コメですが、

●妹尾隆佑選手(岡山):
「欲を言うと、もう2、3点決めて、後半をラクにしたかったです。そこが課題で、後半はやっぱり勝っている状況でも、毎回、こういう試合展開になって、そこを何とか、3点目を取るであるとか、相手にボールを持たれる時間が増えるのを、何とか自分たちで、ボールを持つなり、引いて守るにしても、ボールホルダーに寄せないように高めていかないといけないと思います。」



●後藤圭太選手(岡山):
「オプションで引いて守る形を取ったんですが、失点してしまったのは、うまく行ってない部分があります。でも1失点で済んだことを前向きに捉えて、またあのやり方を出来るようになれたらと思います。中盤で前を向いて顔を上げられると、前線との動きが合ってしまう。その時間がちょっとずつ長くなっていくのを感じていました。失点前からプレッシャーに行こうと声をかけていて、そこでまた声が届いて、チームがひとつになって戦えたんじゃないかと思います」


やはりウチは守備がウリですから、これからさらにうまい守備を展開して出来れば逃げ切り勝ちを増やして行きたい所ですね!しかしまあ、連戦の成果もしっかりゲームに出てきましたし、本来のファジアーノにようやく回帰できたなといううれしさもかさなったよいゲームでした。うん、武田さんには毎ホームごとに来てもらおう(笑)


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