ドン引き守備を上回るために -ゲームのシナリオ-

ファジアーノ岡山はカマタマーレ讃岐に敗れました。
いろいろと尾ひれ背ひれがつく試合ではありましたが、結果は結果。
またしても自陣深くに人数をかけて守られ、それを打ち砕くことが出来ず敗北。
ストレスのたまるゲームであった上に、
結果も出なかったということで多くのファジサポが肩を落としたダービーでしたね。
さて、今回のカマタマとの瀬戸大橋ダービーですが、ゲームそのものについて話すにはちょっと難しいなと感じるところがあり、あえていくつかに分けて進めていこうと思います。


昨日、ゼロファジ放送にてこのダービーについて話をしております。
もしよければそちらもあわせてお楽しみいただけたら幸いです。
(ただし、アツくなりすぎてるところあるのでお聞き苦しいところがある点だけはご留意くださいませ)
録画urlはこちら→第18回 ゼロファジ放送


ということで、ブログの方では3本立てで進めたいと思います。
メニューはこの3つ。

1.ドン引き守備を上回るために -ゲームのシナリオ-
2.観客席から怪しいジャッジと上手く付き合う秘訣
3.試合レビュー



◎ドン引き守備を上回るために -ゲームのシナリオ-


さあそれでは早速1.ドン引き守備を上回るためにを考えていきましょう。
ファジはここのところボールを支配するけれど、最後が崩しきれず・・・という試合をよくやりますね。
多くの方が一体どうしたらこういう相手を上回って勝点3を取ることができるのか?
疑問をもたれていることだと思います。
前々節の千葉のように、ウチよりもボールをもってくれる相手であれば野戦を仕掛けられますが、中位から下位の相手であればボールをこちらに預け躊躇なく自陣に引きこもり、やっかいな城攻めを押し付けられます。今後まだまだ中位~下位のチームと対戦を残していますから、まず間違いなく城攻めしなきゃならん試合は増えるでしょう。

ふむ。さてどうしたもんか。
今回お話したいのは、普段自分が試合を見る上で念頭においているまあコツというか作法というか、試合の臨み方みたいな部分のお話でして、それはいったいどのようなシナリオでゲームを進められるか?を考えとくというものです。ちょっと遠回りの話になりますので、肩の力を抜いてお付き合いくださいな。


◎試合の流れを決定付ける2大要素


サッカーには試合の流れがあって、相手にいったりウチにきたりするものですがそうした流れをある程度決定つける要素が2つあると思います。それは、得点と退場です。


サッカーはロースコアなスポーツですからあんまボコボコ点は入りません。
(最近0-7を見たような記憶・・・ウッ・・頭が・・)
ですから一つの得点の占める重大さはことのほか大きくなるわけですね。そして、点を取られたほうは取り返さないまま終われば負けるわけですから必然的に攻撃に出ねばならない。一方、取ったほうは追加点をねらってもよいし、そのまま守ってもよい。リードさえ失わなければ試合には勝てるわけですから、ある程度選択の自由があります。試合の流れをコントロールする権利みたいなものがリードしてる側にあることがほとんどではないでしょうかね。


もういっこの退場のほうですが、フィールドプレーヤー10人同士でやっていてそれぞれがそれぞれの持ち場や役回りをもってゲームを進めるのがサッカーですから、丸々一人分の仕事量を無くしてしまうことになります。
ゲームプランを考える上で、指揮官は「えっと・・一人退場者が出るとして9人vs10人だから・・」なんて考えませんから、退場者が出てしまうととりあえず11人でのプランを捨てて、10人用のプランに変更しなくてはならない。もし、前半に退場するような選手がいたなら彼は重大なミスを犯したとして責任を問われことになる。
なぜなら丸々一人分の仕事を長い時間に渡って失ったまま戦わざるを得ず、上のプランは中に、中のプランは下に、下のプランは・・・となりますからね。必然的に下方修正を余儀なくされることがほとんどです。


◎ファジアーノ岡山と3つのシナリオ


先制してリードした場合、イーブンで進む場合、ビハインドで進む場合。
どちらがリードしているか?でもって3つのシナリオがあります。
ファジアーノ岡山というチームを考えたときに、
絶対に取らねばならないシナリオは先制点を取るシナリオです
まあ他所もそうなんだろうけどね(笑)
というのも、ファジアーノは守高、攻低のチームであって、激しい打ち合いは基本的には向かないチームだからです。守りに強く、攻めに拙いのでリードを守る戦い方が最も勝利に近づきやすいであろうということですね。
イーブンであれば、だいたい後半勝負の1点ゲームになってきますし、ビハインドの場合はひっくり返すところまでなかなかいけずにドローで終わる試合が多い印象のファジアーノです。
現状、ファジはPO圏内にいますからこの高い順位を維持するには勝点3は必須。
相手を問わずドローでいいや・・って試合は試合数を考えても減る一方です。


◎相手によって変わるシナリオ


ここまではファジの話でした。サッカーは当然相手がいますから、ウチにも事情があるように相手にも事情があります。相手もそれぞれの特徴に合わせてよりよいシナリオを辿れるようにやってきますから、そこで生じるのが主導権争い。どちらがよりよいシナリオを辿れるか、得点という重大要素をめぐってせめぎ合うわけですね。
相手チームにもさまざまな特徴があり、戦力充実の強豪であればそれに見合ったサッカーを展開しなければならないことがほとんどで、例えば千葉くらい戦力あってJ2でドン引きなんてしたら千葉のサポは「??」ってなりかねないでしょう。
みっともないぞ、と。これほどの戦力ありながら展開できるサッカーはその程度?という批判は避けられない。
逆に戦力的に乏しいチームは、とにかく勝つために!という現実的なサッカーが許容されます。
長くなりましたが、そういうわけで中位~下位のチームがリードorイーブンで引きこもるわけですよ。
カマタマなんかはまさにこれで、妥当な選択でした。
ウチもかつてはそのようなサッカーを選択せざるを得ませんでしたし、ある意味誰でも通る道かもしれませんね。


◎上位のシナリオを取れ!ドン引きを根本的に回避するために


ここからが本題。
いかにして「ドン引き守備」を攻略するか?という問いに対しての答えは、「ドン引きさせるな」です。
特に、失点だけは絶対にやってはなりません。ほんと絶対にダメ。
中位~下位のチームは上位であるファジアーノから勝点3取れなくても別に困りません。
むしろ、勝ちにいって足元をすくわれるくらいならば勝点1でもよいという現実路線を選択するでしょう。
逆にこっちは勝点3は必須です。勝たなければ周りが勝って来るからただちに順位を引きずり落とされかねない。
勝たなければ維持ができない、これがウチのクラブがはじめてJで体験する"上位チームの十字架"
いいかえれば、中位~下位のチームとの対戦において、常に勝点2を人質に取られている状態であるといってもよいかもしれません。いやーー上位はまじでしんどいね・・・・
相手を引かせないようにしなければ「ドン引き発動」なので、絶対にリードを奪う必要があります。
それは先述のとおりに、リードを奪えば相手はうって出てこざるを得ないからです。座して待っても敗れ行くのみですからね。・・・・まじで1点目なんよ。特にウチは。
ですから、なんとしても先制点を取ってリードして穴蔵から相手を引っ張り出す上位のシナリオを取らないといけない。ミスって先制点をやっとる場合じゃないんよ。自分たちで自分たちの首を絞めて上位のシナリオ手放すようなものだからね。相手がウチの守備を打ち破るほど見事な攻撃を見せたならそれは仕方ない。


◎最初の一点を取るために


では、その先制点を取るために現状のファジを踏まえた上でどのような方法が可能性が高そうか?
その話に入っていきましょう。これはなかなかに厳しい。
点を取るためのルートは、3つあって遅攻、速攻、セットプレイの3つ。
このうち自陣に引いた相手ということを考えれば、速攻の線は消えますから残るは遅攻・セットプレイですね。
こないだの試合を見る限り、相手の引き方の度合いにもよりますがショートパスで繋いで崩す遅攻は徐々に難しい守備でもこなせるようになって来てますが、なにしろ実績に乏しい。
っていうかね、引いた相手を崩すってテーマ自体が世界中のサッカークラブの悩み事なんですよね。
ちょっと前までペップ・グアルディオラのバルセロナが巻き起こした大きな流れがありましたが、あれはドン引きをエレガントに崩せるからすげー・・・ってなってたわけで、こないだの試合だってウチじゃなくとも他所のどこのチームもほとんど崩せないと思います。現実的に今のファジで可能性が高そうだな、と感じるのはやはりサイドアタックではないでしょうかね。シャドー⇔WBの連携からでもよいし、タナソー・ミムの単独突破からのクロスでもよい。
相手は中央をガッチリ固めてきますから、サイドから打開していくことくらいしかやりづらいかもしれないなと思います。
あとは、さすがの康太が見せていたミドルシュート。後半になって疲れてくると押し込んでバイタル周辺でも持てるようになるので、ミドルできわどいのを打ててれば相手も警戒してひっぺがすことが出来やすくなる。
他にはロングボールで高さをってのもありますが、これは望み薄かなあ・・・・。
それとここのところあまりとれてないセットプレーはもう一度立て直して欲しい。


ちょっととりとめもない話になっちゃいましたが、ウチはとっても取られても1点目が重要ということが伝わればと思います。


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