challenge1と岡山のサッカーと

夏ですね。



いまだ梅雨も明けぬ7月。
J2リーグははやくも折り返しを過ぎたばかり。
我らがファジアーノ岡山は前半の好発進から突然の大スランプに陥り、
順位をズルズルと下げ7勝8敗9分で14位と低迷。
昇格やらPOやらはいつしか口にする人もいなくなり、降格圏内まで勝点差7。これが実力で、これが現実と受け止めるほかない。


◎Challenge1の意義を再確認しよう


今年から始まったプロジェクト、Challenge1
公式記者会見ではこんなことが発信されていたので今一度このプロジェクトとはなんなのか?確認しておこう。

■「Challenge1」について木村代表のコメント
「本日は、「Challenge 1」=1万人プロジェクト立ち上げをこの場で宣言させていただきます。2015シーズン「Challenge1」を合言葉に、皆様と共に、平均入場者数1万人を目指したいと考えています。
 「勝っても負けても1万人。 晴れでも雨でも1万人」
 チームは、勝利を目指し、試合終了の笛がなるまで、全力で走り続けます。フロントは、ホスピタリティ日本一を目指し、安心安全で、より多くの皆様に楽しんでいただける環境づくりに努めます。
 1万人という目標を、岡山県民の皆様とともに追いかけ、大きなうねりを、皆様とともに創り出したいと願っています。クラブは、この目標達成のために、全力を尽くします。まだスタジアムに来たことのないお知り合いがいれば、どうかお誘い頂き、共に戦って下さいますよう、切にお願い申し上げます。」




過去、昇格を成し遂げた地方クラブの多くは平均観客動員数1万越えを達成している。
ファジがJ1を目指すにあたって、競技成績とは別にその外部要因から昇格にふさわしいクラブを目指す。
そうした意図から始まったこのChallenge1。自分も微力ながら「わたしのChallenge1」に挑戦しましたが、みんなすげーがんばってるよね。自分は岡山すごいとほんとに思います。しかし・・・・


ホームゲームにおける観客動員数の推移を見てみれば、
10,995人、15,820人、8,153人、7,060人、10,107人、9,599人、9,302人、10,019人、7,531人、7,329人、6,408人、8,276人と。
チームの成績とリンクしているかのごとく、開幕からしばらく平均一万をキープしたもののゆるやかに落ち込み、
現在のところは9217人。


減っている。そりゃもう目に見えて。


◎競技成績は動員に直結するか?


ファジが成績を落とすにつれて動員にも陰りが見えてきていると。
しかし、実はサッカーの競技成績(順位)は観客動員に直結しないんだよね。これは木村社長の説によるもの。
ファジがかつて18戦無敗を続けていた頃、つまりめっちゃ調子ノリノリ時に観客は伸びたか?
・・・・伸びてないんだなあこれが。
こいつは競技成績は観客を呼ぶものではないことを証明するひとつの材料と言えるだろう。


クラブが明確に観客動員数をターゲットにすえた事で、個人的により強く思うようになったのが、
何が人を増やすんだろう?
どういうサッカーを提供すれば心を惹かれてしまう中毒者を量産できるようになるんだろう?
ということ。簡単に言えば、


どういうサッカーが人を呼ぶのか?


ということだ。
だってさ、勝ちまくるとか負けなし続くとかじゃそんなに人増えないんだよ?んじゃいったい何なのよ?って。
ここのところふがいない敗戦のショックだけでなく、「負けたけどここは良かった」ことを観客が持ち帰れていない
傾向が長く続いてきているように思えてならない。これはほんとうにほんとうに危惧すべき事態だと思う。
「負けたけどまあ楽しかったよ次は出来たら勝ちを見せてね」こう思えない(負け耐性は高いはずの)ファジサポであってもなおちょと増えすぎなんじゃない?ってさ。
では、岡山人にウケるサッカーとはいったい何なのか?
そのキーは批評性あるいはサッカー文化にあると思う。


◎岡山におけるサッカー伝道師ファジアーノ


この項で扱う話題は非常にデリケートな話題で、リスクも承知で書く。
多くの岡山人にとってサッカーはそこまで身近なものではなかった。たとえば静岡や広島のようなサッカーどころではないし、ファジアーノほどに「サッカー」に触れる機会もなかった。それゆえに、サッカーという競技自体についての理解度がそこまで高くないのかな?と思うことが多い。個人的な話をさせてもらえば、自分とて「たかが20年くらいこの競技を見続けてきた」程度でしかないし、エラそうに”分析”とか言っていいようなレベルにないことは承知している。自分も含めてだよ、岡山のサッカーはまだヨチヨチだ。
競技についての観戦経験、蓄積してく知識。
そういったバックボーンを岡山はいまファジアーノを通して積んでいる最中なんだと思っている。
そういうバックボーンを元にこのゲームはこうであるなとか。この監督の采配はああだね、とかが乗っかってくる。
引き出しが増えてこそはじめて彼らのやろうとしている仕事の是非を問うことができるのではないか?
選手・監督がどういうことを思っているのか?それを知りたいから知識で補強するんだよね。少しでも近づきたいから。
岡山の観客がより高い批評性を身につける事は、間接的に選手を鼓舞すると断言する。
なぜならば、選手は自分の中で「よし!」ってプレーを理解して欲しいからだ。それを見逃してはないか?
難易度の高いプレーを選択する勇気、成功させたこと。それを「すごい!いいぞ!!」と褒め讃えられるかどうかは観客にしか成しえないチアリングだろう。岡山のポテンシャルは十分にそういう空気感をかもし出せるレベルにあると思う。だからCスタが好きなんだ。岡山ならば世界に見せても恥ずかしくないスタが作れるはずだと思ってる。


◎見せたい事と見たい事のすれ違いが表面化する現在


影山そしてそれを引き継いだ長澤ファジはちょっと高尚過ぎる理想の高すぎるサッカーを展開しようとしており、彼らが目指す地点がどういったものであるのか?サポーターとの間でコンセンサスが取れていない状態に今季特に陥ってきている気がしてならない。


そう、彼らの目指すものと、Cスタ住人が熱望するファジの姿にズレがあるとしか思えないんだよな。


「走って走って走り潰す」ことに魅力を感じてきた岡山のサポーターが、(結果はともかく)期待通りのあり方をスタジアムでみつけられずにいるのが、今季下降気味な観客動員に表面化して来ているのではないか?


技術的に難易度の高い事を志を持って挑戦していく。
それが影山・長澤ファジを貫いて継続されている哲学である。
かつては技術的未熟さを補うために走力持久力と言った(カネのかかる)技術によらないエレメンツであり合わせる事でチームのポテンシャルを高める事に図らずも成功してきたのが影山ファジだ。
突き放すように言ってしまえば、それが「懸命に最後まではしる」ファジアーノだ。
ところがそれに数多くのファジアーレが誇りを抱いた。
自分とて例外ではない。あれはほんとに心を打つ何かがあるもの。
それが、やはり今季見られなくて寂しい思いをしているのが現状なんじゃねんかなあと。
転換期なので・・・というのはわかるのよ。でも伝わんのかな?ってさあ。


◎ゲームという商品こそ中核


ファジアーノはChallenge1プロジェクトにおいて、主にホスピタリティを高め”プロのボールゲームの興行”としての質の向上に努めている。素晴らしいことだと思う。アウェイのサポーターがAskmeと書かれたスタッフのシャツに驚き。定番だけど、ファジフーズの質の高さに驚きしているのを見聞きするたび誇らしい気持ちになる。


けれども、サッカーの興行のメインディッシュはあくまでゲームだ。
ゲームの中身、展開されるフットボールのよしあし。それこそが核である。
現場・フロントが懸命に考え練習をして、スタジアムでやる試合が晴れ舞台。場合によっては一世一代の夢舞台。
通受けするようなシャレたものなんて別にいらんのんよ。ほとんどサッカー知らない人でも目が輝くようなモノが展開されていてほしんよ。ほんとうに。ピッチとスタンドが一体になれるような、同じものを見ているようなうねりこそ求められているものなんじゃないかな。技術的に劣っててもいいし、そんな点がたくさんとれんでもいい。結果を超えたものを毎度しっかりホームゲームで届けて欲しい。
それがあれば、岡山の観客ならば乗り越えられると思うんだよね厳しい現状であっても。
高尚なサッカーはそれが「難しい事にトライするんだなあ」と理解されてはじめてレベルが高いと受け取られる。
フロント・現場にはもっともっと「どういうサッカーがスタンドに届くのか?」もつき詰めて行って欲しいと思います。



ん、なんだかすげーえらそうなことを言ったかもしれんけど今日はいいや(笑)
いつもゼロファジキャス・ブログに来てくださりありがとうございます。
今後ともファジのサッカーのゲームそのものを知ったかぶってしゃべって行こうと思いますので、リスナーおよび読者の皆様にはトモニもっとうまく試合をみれるようにがんばっていきましょう。それはチームを絶対強くしますから!


んじゃあまた次のキャスか、ブログで。


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COMMENT 1

ssaka  2015, 07. 19 [Sun] 21:50

同感です

お疲れ様です

ここ最近のモヤモヤは 勝ててないからじゃないですよね
ゼロファジさんの言われるのが 当たっている気がします
「過渡期」「産みの苦しみ」いろいろ言いようはあるでしょうが 「自分もサポとしてもっと成長しないといけないのかな?」と思ったりもしますが 岡山全体をうねらせようと思ったら わかりやすさも大事だなぁ と改めて感じました

試合の途中でお客さんがぞろぞろ帰ってしまうゲームは いたたまれなくて辛いですよね

… と 長々と失礼しました

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