ロック総統へのリプライ (3)

では引き続き2つ目のポイントの話をしていきます。
再びポッドキャストの中から総統の発言を参照していきましょう。


・1軍も2軍も同じ会場なので、もう少し(2軍に)入る工夫があればいいのでは?
・(そうした工夫は)やってるかもしれないけど、この数字は残念
・帰った人を責めるわけではないけどもっと”サッカー”に愛があってほしいかなと思う

・トップに行ってネクスに行かないってことは、
 岡山の人はJリーグが好きなのであってサッカーが好きというわけじゃないのかもしれない


・ネクスには岡山ユース上がりが多く岡山のDNAをもってるのはネクスかもしれない



・・・・・このねえ、最後2つのセンテンスはちょっとたまげたね。
この指摘、反論なんかないですよそのとおりだと思います。


普通、よそ者がポンと岡山に来てねほとんど情報も入れることなく見たまんまの材料でしゃべってここまで真に迫った事言えないもんですよ。自分も他所のクラブのことについてしゃべったりすることはありますが、「どのみちそのクラブのサポほどにはわかるわけない」って諦念は当然あります。また逆に、他所のサポーターが岡山についてしゃべってるのを見かけても正直しっかりと的を射られてると感じられる指摘は少ない。
そりゃあそうです、餅はやっぱ餅屋なんでね。
それを考えると、よそ者でありながら地の人間を唸らせるような発言をする事自体が非常に難しいわけです。
自分がポッドキャストを聴いて「うーん、参った」となったのはここでした。


この指摘から感じられるのは、
ロック総統のいろんなクラブをみてきた経験値の高さと、
クラブの施策はクラブからのメッセージだと考える習慣がある(=今そこ)ことです。


それでは、2つ目のテーマの「総統の指摘する理想と現実のギャップ」の話をしていきたいと思います。


◎総統の指摘する理想と現実のギャップ


・トップに行ってネクスに行かないってことは、
 岡山の人はJリーグが好きなのであってサッカーが好きというわけじゃないのかもしれない


これまで参照した総統のコメントを読めば、だいたいどんな理想の形を総統がイメージしているかはわかると思います。”サッカー”という競技への愛があって、クラブの施策をメッセージとして受け取るセンスがあるサポーター。現時点で岡山がそのようなレベルにあれば、総統も特に言う事はなかったんじゃないかなと。
ですがやはり現実とはまだまだかなりギャップがあるのが真実です。


外見からみればそこそこ都会で、神アクセスのスタジアムがあり、観客動員もJ2で指折り、有能な経営者がいてと、地方クラブの優等生ファジアーノ岡山というイメージもだいぶ一般化してきていると思います。
しかし、あまり外に向けて発信されることのない現実ですが、
自分は岡山はいまだにサッカー未開の地に毛が生えた程度に留まっていると考えています。
やはりサッカーどころと言われる所に比べればまだまだサッカーそのものに対する理解が足りないように思います。

まあそこはどうしてもね・・・・・だってここプロスポーツ不毛の地岡山だったんですから・・・・
神戸と広島に挟まれた無風地帯岡山。
野球やサッカーというメジャースポーツで、借り物のチームを応援するしかなかった。
岡山のチームはなかった。
そういう土地でした。
自分なんかもサッカーが元々好きで、しかも借り物のクラブ(=地元のじゃないクラブ)を応援しないですむようになったのはまるまるファジアーノ岡山とクラブをここまで押し上げてくれた先輩たちのおかげだと深く感謝しています。(ちなみに子供の頃は横浜マリノスファンでした)



常々口にしていることなんですが、
ファジアーノ岡山というクラブは岡山にとってのサッカーの伝道師のようなものです。
サッカーに触れた事なかった人が、「ファジアーノがあるから」スタに足を運び「サッカーと対面する」、ということをやってきて12年。Jリーグに上がった事でその勢いが加速ししましたが、今もなおその積み重ねの真っ最中です。
その開拓の先頭にいるのが「ファジアーノのトップチーム」なわけで、そこに関心が集中するのもある意味間違いじゃない。
トップチームに対する興味からさらに踏み込んで、たとえばクラブの経営を考えてみたり、トップ-ネクス-ユースのピラミッドのことを考えてみたり、クラブの施策の狙いを予想してみたり・・・・とかっていうのがナチュラルに共有されるようになるにはまだ成熟が必要なんだろうな、と考えています。
総統の言葉をあえてなぞってみれば、


岡山の人はファジアーノ岡山トップチームが好きすぎるのであって、
まだサッカーが好きってとこまで手が届いてない



といったところでしょうか。


◎理想に近づくために


また長くなってきたので最後に理想にむけてのお話をして終わりたいと思います。


総統が指摘した理想像は自分の描く理想像とかなり近いです。
・・・・やっぱ影響を受けてるのかもなあと思った次第。
以前つぶやいた内容をペタリしますと、

地方クラブで今後頭角をあらわすクラブは、フロントに現実的なビジョンがあり、
そのフロントのスピードを加速させるべくファン・サポーターが後押しを「主体的に」「能動的に」かつ「集団で」行えるクラブだろうなと確信している。


うまくいくのかいかないのかはクラブ次第ではなくて、
ファン・サポーターの掌中にもある事にどんだけ自覚的になれるかがカギを握ると思う。




最近他のクラブでフロントを信頼できない難しさと直面するという話題がありましたが、少なくとも岡山はその点問題ない。クラブのやりやすいようにしたあげればどんどんいい仕事を引き出せるんじゃないか?と。
自分はこのJリーグの戦いをこうイメージしてます。


・クラブは馬車である
・フロントは御者である
・選手・監督は馬である

馬車はガタガタの悪路を登り、Jリーグの山を登っていくレースを走る。
ではファン・サポーターは?

・沿道から声援を送る応援者である

選手・監督、フロントはそれぞれの立場でよりよいパフォーマンスを発揮しようとする。
ファン・サポーターは沿道から声援を送る立場。みんなそう思っている、「走るのは馬車なので」と。
しかし、より馬車がスムーズに運ぶように悪路の邪魔な石を取り除くようなことが禁止されてるわけじゃない。
またそれは沿道にいるファン・サポーターにしかなしえない類の物事です。
そういうことにどんだけ意識的になれるかで、「実際に勝たせるサポーター」になれるかどうかが決まるのではないかな?と。


馬車の進む道は御者が決めるでしょう。
その御者が岡山はしっかりしているので、道を間違うことはないだろうと信じられるのであれば、
後は悪路の邪魔を排除するひとがどんだけ増えてくるかが鍵だと思う。
そうして出した最高速度が秘められた岡山のポテンシャルでしょう。
どの高さまで到達できるのか?それを見守るのが個人的な楽しみです。
そういう参加者が増えて、もっと戦える岡山、もっと楽しんでる岡山になったときに総統が見に来たらなんというか?
それも楽しみ。そうなれるように微力ながら精進して行きたいと思っております。


ふーーーーー。
時間が限られてる中であわただしく更新したもんですから、正直拾えてないところもありちゃんと伝わる内容になってりゃいいと思いますが、今回のロック総統の来岡によせての更新はひとまずこれで終わりとさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。



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COMMENT 1

総統  2016, 10. 18 [Tue] 00:27

会えなくて残念です。

私の考えを、ここまで理解しかつわかりやすく文字にできるのは才能です。

岡山のサポにも少しでも理解出来るサポーターの登場を期待したい。

ファジアーノネクストが無くなり、岡山の地を踏むことはもう無いですが、肥えたサッカー文化が成熟して行く事を願っています。

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