なぜ矢島慎也はシャドーで輝けなかったのか?

開幕までもう3週間くらいになって来ました。
オフシーズンは移籍の話題やチームの始動などが中心になりますが、今年のオフは違います。
そうリオ五輪の最終予選があったからですよ!
1月13日~30日まで日本中を沸かせてくれました!



◎AFC U-23選手権 カタール 2016
(リオデジャネイロオリンピック・アジア最終予選)の優勝




我らがファジアーノ岡山からはレンタル組みの矢島慎也、豊川雄太の2名が出場。
ともに上々の活躍を見せており、豊川は準々決勝イラン戦で値千金の決勝点!
そして矢島慎也に至っては、決勝戦韓国との試合で0-2のビハインドから66分浅野のゴールを絶妙アシストし反撃ののろしをあげると、たてつづけの68分。左からのクロスを頭で合わせて同点弾!!
1G1Aで見事チームを逆転優勝に導く大活躍!
苦しい時に真価を発揮するという非常に難しい事をやってみせ、日本中にその名を知らしめる結果となりましたね!豊川ともども、オフシーズンながら代表の試合で「所属 ファジアーノ岡山」を何度も見せてくれてサポとしてはほんとに嬉しい。
・・・・・・・すごいね。代表って(ゴクリ
来年の本大会にむけてOA枠も含めたメンバーの選考もあります。
現時点ではわかりませんが、この大会を通じて何試合かみたところまず矢島慎也は選ばれてリオに行くと思います。一方豊川の方も可能性は十分。合宿等々も含めかなり長期に渡ってファジアーノから離れることは不可避だろうと推測されますなあ。まあしゃーないんだよなーこれが代表なんだよなあ。
大会まで存分にJ2でアピールし、おつりがくるくらい活躍してほしいですね!



さて、今回は背番号10 矢島慎也選手についておさらいしていきたいと思います。
カタール大会を見るに、慎也が2015シーズンを岡山でやったからこそ実った部分もあるのではないか?と感じました。というわけで2015シーズンは彼にとってどういうシーズンで、またそれがチームにどう影響していたのか?という話をしていきたいと思います。



◎進む空気化”シャドーで空転”の矢島慎也



2015シーズンの当初、慎也が積極的に起用されていたポジションはシャドー(トップ下)


しゃどいん

浦和で出場していたときもシャドーで使われていたようで、ゴールに直結するスキル(ミドルやスルーパス)を持つ慎也をゴールに近い位置に置くのは理に適っている。個人的にもそこを見込んで獲ってきた選手だろうと思っていたので非常に期待していました。
ところが、シャドー矢島は明らかに不発でした・・
ところどころ、ゴールアシストで点に絡むので期待感を無くしてしまう事はありませんでしたが、「彼くらいの選手ならもうすこしできないと・・・」感は否めなかった。というかね、試合中ボールにぜんぜん絡めなくて調子も上がらないし見せ場もないしってのがすごく宝の持ち腐れ感あってキツかったすわ・・・
実は出場時間の面で見てもしっかりと数字に出ていて、
シャドーを主戦場としていた第24節徳島戦までで、フル出場は4試合
一方、ボランチにポジションをうつした第25節C大阪戦以降からは、今度は逆に途中交代はたったの3試合なんですよ。いかにシャドーからボランチにうつってから信頼を勝ち得たかがわかる数字だと思います。
(まあ慎也は体力面が弱点というのもあるんだけどね)
(ファジのシャドーはブラックモニョモニョ)



◎なぜ矢島慎也はシャドーで輝けなかったのか?


理由は2つあったと思います。
ひとつは長澤体制において変質したシャドーの扱い、もう一つは慎也自身の意識の問題。


①長澤体制下で空気化しやすかったシャドーの2枚
2015シーズンはそれまでの影山体制からベースを継承する路線をとりました。
しかし春先から攻撃において導入された考え方は「早い攻撃」「サイド起点、CB起点」という路線が打ち出されこれが相手の意表をつきファジ史上最高のすべり出しでスタートダッシュに成功しちゃいました。
これはものすごく大雑把なイメージで言えばボランチを使わない攻撃に変わったくらいのつかみ方でおkです。CBやWBから(ようするにサイドから)攻撃を組みたてる分、ボランチに技巧に優れたゲームメイカータイプは置かなくてもよくなる。ロングボールが増え、ボールが中盤の頭を越えていけばどうなるか?そらシャドーに小細工仕掛けるチャンスが減るわなという。

てつはじめ

それまでの影山ファジとはこの点は真逆と言えます。何故ならボランチにさばける2枚でボールを持ち、そこからシャドーが引き出し役として絡んでいくサッカーだったので、ボランチ2枚・シャドー2枚はチームのまさに心臓でしたから。

かげおわり


②矢島慎也の受け手としての意識の低さ
シャドーでボールを受けられなければチームに貢献できません。ボランチから安定的にタテパスを引き出せる状況が前年に比べかなり減ったとはいえ、相手のエアポケットのスペースがなかったわけではない。
明らかに積極的にマークをはずして、ボールに関わろうとする姿勢を矢島慎也は欠いていました。
パスは出し手と受け手で成立しますが、受け手が準備できてないのに出した所でつながるものではない。
なので相手のゴールに近いポジションの選手になればなうほど、受け手のタイミングを見つつ、マークをはがしてボールを呼び込み、前を向いていく工夫が必要になってきます。
タイプ的に言えば妹尾隆佑や桑田慎一郎のようなオフザボールでの工夫がもっと必要だった。
しかし、矢島慎也は金民均や関戸健二のようなオンザボール番長だった・・・・
ファジアーノは弱い。弱いチームにお膳立てはない。そこいくと慎也も岡山にアジャストするための期間だったのかもしれませんね。


というように、チーム事情プラス個人の意識の部分もあってか矢島慎也はシャドーで空気化してしまった2015前半でした。
しかし、ボランチで定位置をつかんだ事によりポジティブな変化をみせてくヤジシン。
それはおそらくは彼の持つ目的意識危機意識の高さがもたらしたものでもあったでしょう。
そのあたりのお話とそれをふまえての今年の話を次回していこうと思います。
よろしければ後編もお付き合いくださいませ。



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