J2第12節 vs長崎戦 備忘録 『良化感じる強い勝ち』

前節を危なげなく勝利できたことでGW3連戦の負け越しはなくなったファジアーノ。
順位も5位とPO圏内に戻してきました。そろそろシーズンも3分の1が終わりますのでなんとしても喰らいついていきたいところ。
連戦最後の相手となるのは今季はいまいち調子の上がらないVファーレン長崎(20位)。
対戦成績では1勝5分と負けなしの相手ではありますが、5分ですからね。
しかもなんか試合終了間近になんか起こるというイメージがあってあんまいいイメージはない相手。
ほんとうに強いチームに近づくために、調子の上がらないチームをしっかり叩いて連勝したいところでした。






<スタッツ>






12節スコア

12節スタッツ






<順位表>






12節順位1
12節順位2






<フォーメーション>






12節フォメ






<ハイライト>









◎前後半を通じて





連戦3試合目とあって後半にはだいぶ疲れも見えた試合でしたが、結果的には先制・中押し・ダメ押しと理想的な加点経過で圧勝することになりました。ゲームの内容的にも順位差どうりといった印象で、うん、強いな!って試合でしたねえ。


しかしながら、前半の開始からしばらくは長崎の時間。
長崎はどのように攻撃するのかいまいちしっくりこない状態でしたが、前線の永井・佐藤・梶川の3枚は個性的で役割的にもバランスよく機能しそうな能力の高い選手が揃っていましたね。特に永井は絶好調っぽくボックスの中で一瞬のチャンスを点に変えられそうな雰囲気を漂わせていましたし、シャドーの梶川はドリブルがあってテクがあっていかにもファジが苦手なタイプ。なので彼らにいい形でボールを持たれると殴ったり殴られたりのバタバタした試合になったろうなあと思いました。
しかし、実際のゲームでは彼らが自在にボールを扱うシーンは少なくそういう形を作るための仕組みは整備中なのかな?と感じさせたのがこの日の長崎でしたね。決定機も永井に一つと、セットプレーからCB村上のヘッドがウッズの正面に飛んだのが一つで、おおむねファジの守備が混乱することなく守れていました。
一方攻撃の方はと言えば、541でセットして守る長崎の守備のルーズさにつけこんで割と自由にボールを動かすことができていました。なかでも進化を感じるのは3142の中盤三枚、伊藤・矢島・島田のところで、攻撃面においても守備面においても役割が整理された印象で、選手がポジションに紐付けられたタスクをしっかりと理解して動いているように見えましたね。
前半”3人目の動き”を使った美しい連携で、長崎のゴールを破ると、その後は岡山ペース。
前から取りにこない長崎の541のブロックに対し、3バックと中盤3枚で守備網をほつれさせ空いてくる所を突いていく論理的なボール回しが出来ていて、攻撃のお膳立てはバッチリだったものですから欲を言えば流れでもう一点とれていれば満点だったなと。
後半はいつもどうりトヨを投入し、サワを投入しという最近の交代策どうりの流れでしたが、セットプレーから2発で突き放せたのはよかった。これまでのファジはつまらない失点でスキを見せリードしているのにどっか不安げなチームでしたが、ここ2試合ではそういった点を見せることなくリードを守れています。これは非常に素晴らしいことで、今後も継続していただきたい。
得点ももちろん見たいですが、無失点試合も同じくらいにみたいものですからね!
結果かつてない大差のついたゲームになった長崎戦でしたが、開幕からここまでで出てきた課題をチームが少しづつ解決していっていることがよくわかるよい試合だったなと思いました。




◎541の1トップ脇を有効活用するファジ




この試合、ファジは541で守る長崎の守備のルーズさをうまく利用できていました。
それと、こちらの中盤3枚のうち最も得点に直結するパスが出せる矢島を生かすための動きがよくでているシーンがあったのでピックアップしてみましょう。前半33分のシーン。ファジが右から左へ大きくサイドチェンジして~という流れでした。



1トプ脇



長崎は3421のチームですが、守備のときは広島と同じような541で守ります。
この541はスペースを守るという観点からは最も固いと言われているフォーメーションですが、反面ボールを取る位置が低くなりすぎるという問題もあります。またFWが一枚しかいないので、相手のボール回しにかけられる制限は少ないという特徴ももっています。





1トプ脇2





ボールを動かして行きましょう。ファジは右サイドの底から大きく中央を経由して左サイドへと弧を描くようにボールを動かします。
この一連の流れで伝家の宝刀をスラリと抜き放つ矢島慎也はこの位置。さてこのあとどうなるのか?
矢島さんスタンバイおkでーす!な状態に持ち込むために下ごしらえをするのは、伊藤・島田の2インサイドハーフ。





1トプ脇3





まずは、伊藤大介が1トップの左脇のスペースへ落ちてきます
プレッシャーはゆるいので大介は難なく前を向ける。こりゃいかんということで長崎のボランチ宮本が大介に食いつく。
もうひとりのインサイドハーフ島田譲は、大介の空けたスペースへ動くことで、長崎のもう一人のボランチ前田をひきつける格好になります。また、1トップの永井も自分の近くで大介がボールを持ったので大介に引き付けられる。





1トプ脇4





緩慢な長崎の寄せを問題にせず、伊藤大介が再び中央にボールを戻すと、ポジションを戻してきた矢島慎也が!
1トップとボランチは大介に食いつき、もう一人のボランチは譲に食いついているので、矢島の前に立ちふさがる人はもういません。
”矢島さんスタンバイおkでーす!”
ちょい前にファジのトリセツという記事で、この辺のエリアで矢島がフリーで前向いたらドキドキせよ!とおすすめしましたがまさにその形を作れとるわけですな。さあ、こっからどうなるか?





1トプ脇5




矢島の前には誰も通せんぼできる長崎の選手はいませんから、矢島がドリブルで前進するとズルズルと下がるしかない長崎。さあ、このわずかな時間を利用してお膳立てをしてあげれば矢島慎也からパスが出る!
オッシーがするするとボールに寄る(=落ちる)動きをいれてボールを受けるフリをします。
それと対象的に、オッシーにくっついていったCBの背後にできたスペースをえーちゃんが裏抜けしようとする。
こういう動きがかぶらないで、人が空けたスペースをうまく利用しあえるようになっているのがファジの攻撃の良化ポイント。




1トプ脇6




相手のWBがついてきたので完全にフリーで受けられはしませんでしたが、そこはフィジカル差サイズ差でボールを落とすことに成功したえーちゃん。そのこぼれを赤嶺が拾ってシュートしたんだけれど、GKにセーブされたというシーンでした。



前節の横浜FC戦でも感じましたが、ファジは結局3142に落ち着きつつあって攻守ともにこのフォメならではなシーンができつつあります。上記のような矢島をフリーにする形も2枚のインサイドハーフが相手のダブルボランチを操った格好になっていて、このポジションの攻守で果たす役割はどんどん大きくなっていくなと。譲なんかは前節・今節と非常によい仕事が出来てきてるので、ナベが帰ってきてもポジションを渡さないくらいの勢いでがんばって欲しいですね。
さて、この試合の勝利で2連勝になりました。
次は、次こそは、3連勝せにゃおえんじゃろう!?
天気が心配ですが、せっかく結果も内容もついてきている今だからこそはじめての3連勝、絶対に達成してほしいなと思います。







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2.10.07
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COMMENT 2

-  2016, 05. 11 [Wed] 21:42

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Zerofagi  2016, 05. 11 [Wed] 21:45

>鍵の方


次の記事では長澤ファジの特徴の変化についてしゃべってみようと思います

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