J2第13節 vs岐阜戦 レビュー 『成長と弱点と』

。2連勝で迎えたホーム戦。だんだんと気候もあったかくなり観客動員にもそろそろ火がついてくるころでしょう。
今節の相手はラモス監督率いるFC岐阜(10位)。GW連戦でつけた勢いそのままに、なんとかホームで勝ちを見せたい。
今年のチームはそういうぼんやりと見てても「ああ、強いなあ」とわかるような強さをもてるかどうかですよ。
Challenge1的な観点から言ってもね。繰り返しになりますがこれは大事なことだと思うよマジで。
昇格するチームなんてのはだいたいそんな感じですからねえ毎年。
ウチも今年はそういうチームになると決めた年だ。
そういう力を積めているのかどうか?毎試合問われています。







<スタッツ>







13節スコア

13節スタッツ





<順位表>





順位13節1
順位13節2






<フォーメーション>






13節フォメ






<ハイライト>












◎前後半を通じて







岐阜は今の所前線の外国人および右SH田中達のスピードに大きく依存した攻撃になっていて、組織的に相手のブロックを崩していく力に乏しいチームです。なので、後方からのボール回しは停滞し有効な組み立てを展開できない。しかし、ロングボールやセカンドボールを外人選手がキープ力で収めると、その際に空いたスペースをスピードある両翼を使い攻撃して少ないチャンスをモノにしてきます。そして、相手の攻撃に対するカウンターの時には可能性が少なくとも外人のキープ力頼み、SHのスピード頼みをゴリゴリに押してきます。
ある意味今の所それしか打つ手がない分、そこには思いっきり力を注いでくるチームでした。
なので、強いかっていうとスキだらけに思えるんだけど、一発はあるな・・・・っていう怖さがあるラモス岐阜。
得意な球種が一つしかないので、そこだけは思いっきりフルスイングでブンブン振ってくるバッター。
・・・・野球で言うとそんなイメージでしょうか。
ファジとすればヒラリヒラリと交わしながら一発だけは要警戒のピッチングが求められる試合でしたね。


一方のファジアーノ。
前半から矢島・伊藤・島田のトライアングルが攻撃のお膳立てをする仕組みがよく機能して、タテパスをスパンスパン通してチャンスを作っていました。これは岐阜のダブルボランチが人にマークに付く特徴を利用したもので、矢島のみならず篠原なんかも通せていましたからチームとして狙いを持った攻撃だったことをうかがわせました。
岐阜は守備のとき442でセットしますが、FWの外人2人はそこまで厳しく守備をしませんし、ほとんどこちらのビルドアップの阻害要因とはなり得ていませんでした。と、なれば、中盤はこちらのモノなので、矢島が前向いたタイミングでインサイドハーフがお膳立てしていればインサイドでも受けられるし、ボールにプレッシャーがかかってなければ大裏にスルーパスも通せる。比較的自由に攻撃が展開できる試合だったので、なんとしても流れから点が欲しかった前半でした。
この試合ではセットプレーがオフサイドになることが多く、得点源としてあまり期待できそうになかっただけに。



後半、岐阜が守備を修正して場面によっては前プレ、そうでないときは442ブロックと使い分けてきました。
前半うまいこと相手のダブルボランチを動かせていたファジでしたが、後半は赤嶺の頭へロングフィードを当てる攻撃が増え、平面で相手を動かしてスペースを突いていく攻撃が影を潜めます。これはちょっと中途半端でしたね。電柱的活用法で行くなら赤嶺が競り勝つこととセカンドボールの奪取が必須になってきますが、ぶっちゃけどっちもできてない。競り勝てるシーンが少なすぎるし、こぼれをほとんど岐阜に拾われてそのたびにカウンターの脅威にさらされる格好になってしまいます。・・・・・ブルンブルンというフルスイングがちょっと当たりそうで怖い後半。
いやだなあと思っていた後半開始5分ほど、矢島からのタテパスをロストしたあと、絵に描いたようにこちらの弱点を突かれPKを献上し失点してしまいます。この失点は実にいただけない失点で、読みとれることの多いシーンだったので、別の記事で取り上げましょうかね。ファジが最もやられやすいパターンの失点で、どこのチームもこれをやってくると思いますから、知っておくと今後の観戦の役に立ちそうなシーンです。
58分には赤嶺の落しから矢島のミドルがバー直撃、72分にもクロスの落としを赤嶺ボレーもバーと、
これは、勝てん・・・・・・まぁこんな日もあるわ・・・・・
ファジは三村を加地に代えて、藤本を島田に代えて投入。
左にミム、右にえーちゃん、1トップに赤嶺、その下にオッシー、藤本の3421へチェンジ。
後半ファジが停滞する原因の一つに、守備がマンマーク気味になって剥がせなくなっていた点がありましたが、ミムや藤本はスピードがあるので一枚剥がしてチャンスを作ろうという狙いでした。・・・・ところが、せっかく投入されたミムもたいして活用されずに、ファウル一回もらったくらいでチームとしてスピードある選手をどう使うか?共通理解のないところを露呈することになってしまった・・・・この点、田中達ゴリ押しでも生かしてきた岐阜とは対照的でしたね。
93分、えーちゃんのロングスローから競り合ったこぼれをヨシキが詰めて、これも決定機でしたがGKに当たって逸機・・・・。
うーん、弱点を効果的に使われて失点し、決定機はことごとく不運。






しゃーない、こんなの勝てるか!笑







◎3142移行後、変化を見せてきているファジの攻撃




3421のときは矢島・伊藤のダブルプレーメーカーでボールを動かしていた長澤ファジ2016でした。
そこから3142にフォーメーションを変えて、前回の記事で取り上げたように守備面で修正が進んできています。
一方攻撃も新しい段階に入ってきたようで、アンカーおよびCB陣、そしてインサイドハーフの2枚で役割を分担してボールを動かすやり方にシフトしてきているような印象を最近の試合では受けます。
この岐阜戦でも実に美しい流れるような攻撃を披露していましたので、チェックしておきたいと思います。
こういうツイてない試合だったし、ひとつくらいポジティブな話しとかないとね!笑



前半開始早々の4分のシーン。
岐阜は442でセットしていますから、このブロックをファジがこじあけましょうねーというところ。


ゆさぶり



矢島→伊藤と左から右にボールを動かしたことで岐阜の外人2人がスライドしていきますから、動いた分当然ですが、2トップの脇、つまり竹田の前にフリーなスペースを得ます。これによって、伊藤→竹田に渡った時点で竹田は余裕を持って前へと攻撃するための準備が出来るってわけですな。



くいつき




竹田がどフリーでボールを持つので、そこへ岐阜の右SH田中達がプレスにでますが、えーちゃんがどフリーになるのに気がついてこのあたりでストップします。このタイミングで竹田に当たっても、なすすべなくえーちゃんにパスされるだけの無駄プレスになるので、それを嫌ったということですね。そして、パスコースに譲が動いたのにボランチ水野が食いつきます。
こっからオシャレなのが島田譲のプレー!




ポスト




譲は竹田→片山にパスが出ないことを確認すると、急遽ターンして前進を開始します。
この動きに虚をつかれた水野はそのまま譲についていきます。それと同時に、今度はオッシーがパスコースに落ちてくることで、譲つくったスペースを活用。そこへタダシからグラウンダーのタテパスが入る。
残念ながらバシっと決まらずボールが浮いてしまいましたが、もし前節の一点目のようにジャストなボールがでていたら・・・・



決定機




見事なパスワークで、最終ラインで2:2の決定機を演出できたかもしれない、というシーンでした。





とまあ、このように2インサイドハーフが中央のスペースメイクでお膳立てをすること。
それから、CBやアンカーが後方から狙いすましてタテパスを供給すること。
そして、前節もそうでしたが、
こうした攻撃のデザインを複数の選手が同じイメージで流れるように出来るようになっていることは間違いない成長ポイントですね。
ある意味、このプレーで前節のゴールはまぐれや思いつきというわけじゃなくて、チームで同じイメージを思って局面を攻略するために必要なことが共有できていることが証明されたんじゃないかなーと思います。
セットプレーでの得点が多いので目立ちますが、こういうプレーでの得点も増えてくるかもしれないなと思います。



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1.52.09
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