それでも澤口雅彦は残った。

どなたかがYoutubeにうpしてくださったおかげで石原崇兆と後藤圭太がGATE10に挨拶しにきた模様を見る事ができました。






なんだかねえ・・・・不思議な感じ。






いや実際に対戦してるわけだしもうだいぶ前に移籍しているわけでウチの選手ではないってのはわかっちゃいるんですがねえ。
試合のときはそんなに思わなかったのに、大雨の中深々と一礼して歓声に応える2人を見ているとつくづく、
「石原も、圭太も岡山の選手じゃなくなったんだなぁ」と。






自分はお気に入りの選手はいますが特に選手サポというわけではなく、
どっちかというとチームが好きなタイプなんですが、そんな自分でもこういう気持ちになることがあるんだなと驚きました。
ファジアーノを見はじめたのが2011年なので、そのころの選手は自分の中でちょっと違う感じなのかもしれん
影山ファジは主力の移籍が少なかったこともあってか、あのボトムズのドン底から上がっていく時期をともに戦った選手たちとは、
実際の時間以上に長い付き合いをしてきたように感じるのかも
しれませんね。
きっと、自分より古株の先輩サポさん方も折にふれそういう気持ちを抱いてきたんだろうなぁと思う次第です。
選手に移籍はつきもの。
日本でも海外でも一つのクラブでキャリアを全うするのはなかなかに難しくなってきています。
実力を評価され移籍していく人、ポジションを奪えずに出場機会を求めていく人、チーム方針と合わずに出て行く人。
選手は限られた時間をプロとして過ごしているので、決して長くないキャリアをよりよくする選択をしてほしいし、ファン心理としてはやはりプレーを見せて欲しいとも思います。選手の移籍を見るたびに「彼にとってよい選択でありますように」と祈るばかり。
自分はサッカー選手を尊敬しています。





2016シーズンをともに戦うファジアーノの選手たちの中で、
最も在籍期間が長いのは2008年から在籍している竹田忠嗣選手で、今年で9年目のシーズン。
ついで長いのがこの松本戦で決勝点を決めた澤口雅彦選手で、今年で8年目のシーズンになります。
主にボランチやCBでバックアップを務め、スタメンでもそつなくこなしチームを助ける仕事ぶりはベテランの円熟味。
新しいサポーターにはあまり馴染みがないかもしれませんが、すっかり顔ぶれの変わったファジにあって、
タダシとともに「昇格とは無縁世界のあのころ」のファジを知っている貴重な存在になってきています。
”ファジを離れていった石原や圭太のいる”松本戦で実に3年ぶりとなるゴールを決めてチームメイトに祝福されるサワを見ているとしみじみ、
「そうか、残ったのは澤口雅彦だったか・・・・・!」と感慨深いものがありました。






2011年という年はファジアーノにとって成績向上のきっかけをつかんだ年でありました。
影山体制2年目でJリーグベストイレブンを受賞したこともあるイリアン・ストヤノフや桒田慎一朗を獲得したこともあり3バックへ。
いまでは「岡山は3バックのチーム」という認識が当たり前ですが、その始まりもこの年。
はじめてファジを見たとき、「こんなに弱いチームなのか・・・こりゃしんどい・・・・」と思ったのをよく覚えています。
いやほんとにあのころのチームはヒドかった。まっさらな所からリスタートしたばっかりという印象で、攻守ともに0でした。




今だからこそ告白しますが、
「今いる選手総入れ替えするくらいじゃないと昇格とかムリだろ・・・」と、
「昇格争いするチームにいそうな選手がどんだけいるんだよ・・・・」と思ったんですよね。
はじめてファジを見たころの苦い記憶です。




開幕当初から秋口までは低空飛行を続けていましたが、徐々に守備が改善され成績が向上。最終的には13位でフィニッシュ。
2011年以降はダウンした年もありましたが今に至るまでファジアーノは基本的に右肩上がりでステップアップしてきました。
クラブの体力がつき強化費が増え、毎年獲得できる選手の質が向上していきます。
上昇していったのは、クラブの地力やチームの成績だけじゃない、
選手レベルではトップチームの選手層もグイグイと上がっていくことになりました。
より上手い選手が集まれば、その選手を下回る選手は出場機会を当然失う。
毎年そのハードルは上がって行くわけですよ。
クラブの成長についていけないと、選手はふりおとされてしまう。
ためしに2011年のメンバーと2016年のメンバーを比べて見ると、そのハードルの差はすごいことになってます。
Jサポでなくとも名前を知っている選手が2011年のメンバーに何人いるか?
2016年でCBを務めようと思うと岩政と争わなければならない。ボランチには五輪の10番、トップにはJ1で68点とってる選手。
どんだけハードルあがってるんだっていう・・・・。
自分のお気に入りの選手も何人かこのクラブを去ることになりました。
認めたくない気持ちもありますが上がっていくハードルを越え切れなかった選手の方が多かった
と思います。
それほどファジの成長は早かった。
2011年のメンバーももうほとんどのこっていません。







それでも澤口雅彦は残った。
元々ボランチ、右サイドを主戦場とする選手で、かつてはチーム内でトップの出場時間を誇った選手でもあります。
しかし、有力選手の加入により、スタメンの座を徐々に明け渡すことに。ハードルについていけなくなるパターンですよこれ。
ところがサワはボランチ・右サイド・CBの3つのポジションを実戦レベルでこなせるユーティリティプレイヤーとして、他の選手では出せない強みを持つことで自らの価値を高めることに成功しました。
いかに練習試合なんかで取り組んだコンバートをちゃんと受け止めて取り組んできたのか?うかがわせてくれます。
ただ残っただけじゃなく、彼の努力によって、彼しかなし得ないサポート(武器)をチームに提供している。
彼を一枚カードとして持っておくだけで、3つのポジションの手当てが可能という。これがどんだけ助かるか。
まさしく”芸は身を助く”とは澤口雅彦のためにあるような言葉だなあと。





”CBのケガが続き手薄な状況で迎えたやり繰りの難しい連戦”の最後。
大雨の中の大一番に美しい決勝点でチームを勝利に導いた選手が、澤口雅彦だったのはもはや出来すぎでしょう。
サワの持ってる武器がこうして実を結んでいる。あぁサワがこのチームに残ってくれていて本当によかったなぁと。
よくぞハードルを越えてこうして堂々と昇格を目指すチームに貴重な戦力として生き残ってくれたなぁと。
ファジアーノを応援するものとしてとても誇らしい気持ちと、敬服する気持ちが湧いてくる。



今こそ彼のこれまでの勝利を称えたいなと思います。
もちろんこれからも。




サワ





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2.24.53





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