ネクスファジが見せてくれたもの (3)

◎Jリーグの風景しか見たことがないサポーター







将来的にはわかりませんが現在の所J3→JFLの降格はありません。
なので、ファジアーノ岡山トップチームが負け続け、順位を落としてJ3に降格していってもそこはJリーグです。
逆に今年も目標としているように昇格を果たして、J1に到達することがあっても無論そこはJリーグです。
ファジアーノのトップチームの動向がどうなったとしても、どこまでいってもJリーグの風景が続いているわけです。
岡山のポテンシャルを考慮すれば仮にJFLへの降格の道が開いてしまったとしても、Jリーグに留まれないとは考えにくい。
ということは、この先どんなに熱心にトップチームを見続けて行っても「ファジアーノのJ以前史」「Jリーグではないファジ」については目の当たりにする機会はないという現実があるのです。
これは基本的にJ昇格以後にファジアーノ岡山サポーターになった人に共通することであります。
自分と同じようにJリーグ昇格以後のファジアーノに出会った人は、
最初からずーーっと”Jリーグのファジアーノ岡山”こそが普通で、それが当たり前なんです。



(ややこしいので太字の結論だけチェックしてもらえればおkです)
Jリーグの出している観戦者調査の2015年度版によれば・・・・
・サポーター歴1年目の人は7.5%
・サポーター歴2年目~4年目の人は32.1%
・サポーター歴5年目~9年目の人は52.9%
となっています。
このデータをとった2015年時点ではファジアーノはJ2で7年目ですから、この3つ足した分から引き算する。
サポ歴5~9年目の52.9から、サポ歴1年目の7.5を差し引くと・・・45.4。
これに、7.5と32.1を加算していくと・・・・・・



参考記録ですがJFL以降新しくファジサポになった人は全体のおよそ85~90%くらい
(JFL時代の1試合平均観客動員数は3,665人、J2初年度は6,162人)




仮に9年目(中国リーグ最終年)の人を除外したとしてもさほど大きく数字は変化しないことを考えれば、
いかにたくさんの新しい人々がJリーグでファジアーノに出会っているのか?わかりやすいと思います。
そのほとんどの人は、「J以前史」についてさしたる知識を有さないのです。
規模の違いはあれどJリーグに昇格するとこういうことが起こるのだ
ということは覚えておいて損はないと思います。






◎クラブのあゆみ、大切な 「記録」と「記憶」






(2)の冒頭で紹介したコミュサカチャンネルvol.22におけるお話の中で、
吉田鋳造さんは公式記録のアーカイブの必要性、ひとつながりの歴史を保全しておくことの大事さを説いておられました。
僭越ながらこれに付け加えて自分が強調したいのはサポーターの「記憶」「物語」も可能な限り保全しておいてほしいということです。
なぜならば後発サポーターが「Jリーグ以前のころのサポーターの息づかい」を知ろうとする事はとても難しい事だから。
「Jじゃないころのファジサポの先輩たちはどうしょーたんじゃろ?」
「どういう景色をみてきたんじゃろうか?」

と、昔のサポーターの姿に思いをはせる人だって当然いますよそりゃあ。
でもたぶんそういう「知りたい気持ち」や「情熱」あるいは「敬意」があったとしても、
いとも簡単に吹っ飛ばしてしまうくらいハードルは高いのです。




ブログがある程度ファジサポの中で認知されるようになり、ありがたいことにお声掛けいただいて、
GATE10(ファジにとってのゴール裏的エリア)を動かしてこられた中心人物の方々にもお会いしてお話させていただく機会を何度となくいただいた事がありました。そこで記憶・物語をアーカイブしていくことを提案したことも何度かあります。
しかしあまり積極的なリアクションを得られなかった。もしかしたら彼らからすれば自らの功を誇るような気恥ずかしさみたいなこともあったのかも知れないなあと、今になって思いますが。
自分が昔のことを知りたくていろいろと動いてみて思ったことは、
なにはともあれ物語を持っている人物と出会わない限り聞くことができないということ。見つけにくいうえに点在している。
そして、得られる貴重な話も時系列でなかったりと、ひとつながりの物語として把握しづらいということ。
また呆然としたのが、あまりにも濃密な体験を掘り起こそうとすると分量的にすさまじくて途方にくれる気持ちになることでした。
幸運にもお話を聞くことができた自分ですらこのように感じるのですからそうでなかった人はどうだったろうと思うと・・・・
他所のサポーターで同じようなことを体験した人がいるかどうかはわかりませんが、
やろうとすると似たような体験になってしまうんじゃないかなあと思います。
しかし、自分はファジアーノ岡山サポーターで幸運でした。





ネクスファジがあったからです。







◎何故ネクスファジを見るようになったのか?






自分がネクスファジを見はじめたのは2012シーズンのことでした。
トップチームは代表まで上り詰めた川又堅碁選手のブレイクもあり8位と躍進した年。またロンドン五輪があったのもこの年でしたね。
当時のネクスは中国リーグに所属しており、そこからJFLを目指していました。
クラブも明確に売っていく姿勢は出していませんでしたから告知も控えめ、サポーターの注目度は極めて低かった。
実際に見るようになるとトップとセカンドの違いを明白に感じることになりましたね。
チームの競技成績の成功失敗にかかる重さは比べるまでもありません。
ネクスが勝てなくてもクラブはなくなったりしないですし、育成のためのチームというカラーは濃かったですから。ネクスはJFLの昇格を目指していて選手たちはそれぞれ必死にやってくれていたと思いますが、育成組織として目指す目標であって達成できないからといってただちにどうこうなるものでもなかった。選手たちも自身が活躍しトップチームに入り、Jリーグに出ることが個人的な最大の目標であって、その舞台として中国リーグ・JFL昇格の道筋がある。これはネクスを見るサポーターもある程度共有していることでした。
まあ、やっぱりトップチームとセカンドチームという重みの違いみたいなのは否定できませんでしたねえ。
とはいえ、ネクスが戦っているステージはかつてファジアーノ岡山トップチームが勝ち抜いたステージでした。
彼らネクスが今後勝ち抜いて昇格していけば、
耳学問では諦めた「物語」の探求の代わりに、「物語の追体験」が出来るかもしれない
・・・・・・・・実際に足を運んで、目で見て、体験を通じて、近づけるかもしれない。



よし、ネクスを追いかけよう。
時間もお金もかかるかもしれないけれど、少なくともチケットはタダなんだし彼らもファジアーノであることにかわりはない。
失われた1~4巻と全く同じものは手に入らないかもしれないけど、それなりに近いものならば手に入るというわけです。みすみすほったらかしにしておくのはもったいないんじゃないか?そういうことを思いはじめたのが2012年。
そしてネクス沼に浸かっていくゼロファジでありました。





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