J2第24節 vs横浜戦 レビュー 『突きつけられた現実』

21節、23節とホームゲームの観客動員数が1万人を越えた試合が続いています。
すこしづつ観客動員の面でも昇格に向けた「うねり」が形になりつつある気配を感じる夏。
後半戦も上位をキープしつつ、さらに上を目指す戦いが続きます。
しかしながら、後半戦スタートして早くも雲行きが怪しくなってきたファジアーノ岡山は負け、引き分けとピリっとしません。
そんななかで向かえた第24節の相手は田所諒所属の横浜FC(16位)
平日開催というハンデもありながらなんとこの試合に10,753人ものお客さんが入り、初のホームゲーム3戦連続1万越え!
矢島慎也のリオ五輪出発前の最後の試合でもあり、勝利で送り出したい試合でもありました。
今節のレビューはフランス在住のファジサポさんにゲストとして登場してもらいました!




ゲストレビュワーシリーズ、
第四弾のゲストはプライドレス(@tsusan23 )!









<スタッツ>







23節スコア

23節スタッツ







<順位表>








23節順位1
23節順位2







<フォーメーション>







23節フォメ






<ハイライト>














(以下、プライドレス)





先週土曜日から始まった3連戦の2戦目。
この日は平日にも関わらず10753人の観衆がシティライトスタジアムに集まりました。
私の周りでも「カズいるの?」とか「田所のいるチームじゃ」「矢島君はこの後リオ行くんだよね?」などこの試合自体の注目度も高かったですし,チーム自体が試合開始前4位と好調だったので仕事帰りの一見さんも多く見かけた試合でした。
もちろんお客さんがたくさんいることはいいことだと思います。
さぁその観衆を魅了する試合だったかどうかということですが…





残念ながら0-1で負けてしまいました。
今回のレビューでは直近3試合の横浜FCの試合から見る傾向と対策、
そして試合でターニングポイントになった部分を比較しながらレビューしようと思います。







◎横浜FCの傾向と対策








このチームは前任のルス監督から一貫して4-4-2のシステムを使っており、とりわけ守備はオーソドックスなゾーン(っぽい)ディフェンスが採用されているものと思われます。ただしこのゾーンっぽいディフェンスが穴であり,特に直近の3試合では守備の際にどうしても引き気味になってしまい,フォアチェックをかけきれずに決められるシーンが多かったように見受けられます。
また,特に私が注目していたのは左サイドの守備の脆弱さです。
おそらくチームとしてはサイドハーフ(SH)の選手が内側に絞る傾向にあり、攻撃時にはサイドバック(SB)の選手が外からまわってボールを配給する攻撃を目指しているようにみえます。ただし,この際にタッチライン際の守り駒がSB1枚になってしまい、また内側に絞ったSHがボールにアタックに行けないのでおのずと被カウンター時には守備が脆弱になってしまいがちでした。特に左サイドは野村選手が内へ行きたがる傾向があり,ファジサポもお馴染みの田所選手が一人でサイドの守備をしなければならない状況が多々見受けられました。






一方攻撃ではサイドからのクロス成功率がリーグでもトップクラスなので,サイドアタックの切れ味はすさまじいものがあります。特に直近の数試合では試みていなかった横浜FCが誇るツインタワー,イバと大久保の2トップで来られるとイヤだなぁ…と思っていました。おそらくクロス成功率と総得点で乖離が見受けられるのはターゲットマンが少なく,相手にとってはターゲットマンにマークつけりゃいいという意味で守りやすいというシチュエーションが多かったというのもあるかもしれないです。





試合前の不安的中&エースのエースたる所以!





試合前相手のスタメンを観てゾッとしたのは言うまでもない。
イバと大久保が両方スタメン…これはしんどいなぁと。「ひょっとしたらカウンターしやすくなるかもしれない」という思いもありましたが。一方でファジはジンギュスタメン!しかも相方になるであろう右ウイングバック(WB)は奏一だったので,「足が比較的遅いジンギュには奏一の走力が必要だよね」と思ってた自分としては悪くないと思いました。特に前半の序盤はジンギュのフィードがバシバシ決まり,ファジが中央や左サイドから崩していくシーンも多かったと思います。





ただ時間がたつにつれて横浜FCが,サイドのブロックの外から質の高いクロスを放り込んでイバや大久保に合わせる展開になっていきます。これに対しファジは岩政先生を中心としたDF陣とGK中林の好セーブで凌いでいく。
劣勢の中この閉塞感を変えようと奮起していたのは矢島でした。
特に先ほど挙げた「敵の左サイドの守備の脆弱さ」を突いていくために相手左SB(田所)とSH(野村)のギャップの部分に入り込んでワンタッチで奏一につないだり,中へ配給したり獅子奮迅の動き。まだまだ守備の部分での確実性やショートパスの正確さには若干難があるけども,こういう気の利いた動きができるのもエースたる所以。
ただし,それがチームとしてできるのではなく個人の動きに依存するのはどうしたものか…。






◎痛恨の失点





前半ちょっと押され気味だったこともあり,後半から田中に代えて三村投入。
三村を左WBに配置し,片山を右WBに配置転換。
しかし後半開始早々片山のバックパスをジンギュがとれず,そのボールをかっさらったイバがシュートしてゲット。
痛恨の失点を喫してしまいます・・・・。
確かにジンギュが芝に足を取られて滑ったのは痛恨のミスだが,このシーンは直前に岩政も負傷し一時ピッチから離れた直後のプレーだった(&後半から右WBが片山に替わった)ので、チームの連係ミスといったほうがフェアだと思います。その後押谷に代えて豊川を入れて攻撃のギアをさらに入れたものの,決定機こそ生まれるもののゴールにはつながらず。そのまま0-1で終戦となりました。





後半に関しては惜しいシュートも何度かありました。そして前述の横浜の守備の問題点である相手の左サイドのエアポケットに入り込んで攻め込むシーンも片山&豊川を中心に出来ていたと思います。ただ,もう少し前進していく迫力と前線でのこまめな動き出しが欲しかったというのも正直な感想ですね。特にこまめな動き出しがないと,いくらスルーパスを出したくても出しどころがないので,この部分は十分改善の余地はあると思います。






◎ 矢島君いない間どうするか問題






さぁ2巡目に入って未だ勝利なし,苦しくなる入り口にさしかかっていますね。
しかもこの状態で攻撃面のエース矢島君がリオ五輪でいなくなる。サポとしても心配が尽きません。
そこで僭越ながらこの暗いトンネルに入らずに,もしくは入ってもすぐに抜けるために自分なりに「矢島君いない間どうするか?」について考えてみました。




1.徹さんらしく,トヨと譲の覚醒を信じて待つ!




これは一番わかりやすいと思います。今シーズンは長澤監督のマンマネジメントが相当効いていると思います。特に控えに回ったけど突如出番が与えられた澤口選手や関戸選手が結果を残しています。これこそマンマネジメントが為す部分だと思いますし,長澤監督の強みだと思います。
今後もマンマネジメントが効いてくるシーンは必ず出てくると思います。そしてその筆頭になりそうなのが豊川選手と島田譲選手じゃないかなと。特に島田は攻守ともにファジの他の中盤の選手にはない中長距離のパス&シュートの精度の高さとデュエルの強さというストロングポイントを双方備える選手なので,覚醒待ちをしたいところですね…。
豊川選手もロンドン五輪代表メンバー落選後,Jトップストライカーになった柿谷のようになるものだと信じていますが。




2.CHに変化&工夫を加える





この部分はくしくも矢島不在によりせざるを得ない状況に陥ると思います。ただこれをチャンスに変えてほしい。
たとえば先ほど挙げた譲もそうですが,色んな選手の組み合わせをテストするものと思われます。数多くのことを試すかもしれませんがおそらく一貫しているのは「大介に自由を与えること」だと思います。
そうなるとファーストチョイスがデュエル覇者ナベさん&運動量の豊富さで覚醒した関戸王子だと思われます。ここにいい形で譲が割って入ることができたら最高なのですがそう簡単に行くかどうかはわからない…。
さらに関戸王子に関してはボールにアタックするけど獲りきれない守備も目についてしまう。どうしたものか…。





(ここからはジンギュのプレーをジュビロ時代から継続して観ている素人の一人の案として聞いてほしいのですが)
この状況下でジンギュのアンカーを試す…私はアリだと思います。
2つ理由があって、1つ目はフィード力があってデュエルでも強い。
足の遅さをほかの選手でカバーできるのなら十分ありだと思います。
2つ目は今年のファジのCHのメンバーの平均身長が低い。
ただここにジンギュが加わることができれば,CHにも空中戦のターゲットマンがいる。これも十分チームとしての強みにつながると思います。ショートパスやディフェンシブハーフとしての経験値の少なさなど難がある部分もありますが,悪くない起用法だと個人的には思います。もちろん起用法だけでなくもっとデザインされた中盤からの攻撃を構築してほしいですね。今のままだと完全に個人能力に依拠した攻撃になっているので,もう少し中盤から前線へのボール運びをスムーズにする,前線での動きを工夫したり等,矢島君がいないうちにできる工夫を沢山してもらいたいです。もちろんチーム主導で。



(以下、ゼロファジ)





プライドレス君ありがとう!
ジンギュのパス見ましたが、糸を引くようなと形容されるような美しいロングレンジのグラウンダーを蹴りますね彼は。
矢島不在による中盤の構成には変化が求められるのは避けられませんが、新潟から酒井選手を補強しましたし彼も含めて不在時のベストな組み合わせを早く見つけることが成績の維持、向上には欠かせないと思います。
しかしね、そんなことより・・・・





こんなにも早く”昇格ビビり”が始まってしまうとは驚きです。
まだなんもできとりゃせんよ?
まだ4位とか5位くらいをフラフラしとるだけなのに、どうしてこんな腰の引けたサッカーをやってるんだろう?
先のことを考えてる場合じゃないでしょう?
今日来てる1万人オーバーのお客さんに何を提供するのか?
ほんとうに楽しかったのか?このサッカーのなかみ。
もう一度考え直して欲しいと思います。
なんか勘違いしてるんじゃないのか?と。

勝つために臆病になって逃げるようなサッカーやるならそんなの見たくないです。
長澤ファジらしく戦って負けて、昇格できないならそれはそれで仕方がないよ。
このメンタルの壁はファジアーノ岡山のJ1初昇格の道のりに立ちはだかる”最強最悪のラスボス”。
札幌とやって出来るんだから力あるよこのチーム。
自分たちで難しくしてるだけだ。
経験あるベテランもいる。今年こそは”ラスボス”をやっつけようぜ。
それを見せてくれ。結果は後回しでいいから。






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