J2リーグ データでみてみる「PO進出への道」

前回は自動昇格となる2位以内にはいるために必要な条件についてチェックしてみました。
その続編として、今回は「PO進出に必要な条件」について調べてみたいとおもいます。
J2リーグのPO制度は賛否両論であります。
J1のリーグのレベルを落とすことになるのでは?という批判もある反面、J2の盛り上がりを終盤まで引っ張れる仕組みであったりと、良し悪しがあります。廃止の話もよく話題出る制度ではありますが、今のところは継続される見込み。ということで、ここで調べた目安もいましばらくは役立てることができるのではないか?と思っております。




「J1昇格の可能性を広げてくれるPO制度」はどのような傾向にあるのか?



それでは見ていきましょう。







◎2012~2016シーズン、全20チームの最終成績





前回の記事でも述べた通り2012シーズンから試合数が42になりました。今回もこの2012~2016の5年間を対象に傾向を探っていきます。PO進出の条件はリーグ3~6位以内にはいることであります。ということで、5年間で全20チームがこの条件をクリア。POに駒を進めました。彼らの戦績をチェックしてみましょう。





POseiseki.jpg





まず前回の自動昇格のときと今回のPO進出のときと、大きく違う点があります。
それは、トップ2を追えばよい自動昇格と、3~6位と4チーム追わなければならないPOとでは数字の幅が全然違うということです。
勝ち点でいくと、60~84pt 、勝利数でいくと15勝~24勝、敗北数でいくと6敗~15敗といった具合に、
どの項目においても最大値と最小値に幅がありすぎて数字をあまり頼りにできないという特徴があります。
これはなぜか?というと、前述のとおり対象チームが3~6位と幅広いことやその年ごとに勝ち点の分布が異なるということなどが主な要因でしょうか。とはいえある程度の数字の目安はほしいところです。
ちなみに、2012年は全チームが勝点70をこえてくるハイレベルな年になっていますがこの年はビッグクラブ0でした。ここでもこの年だけちょっと毛色の違う感じになっていてちょいとこの年だけはレアなケースと考えてよいでしょう。他には2015年の6位長崎についてはほかの19例とくらべてみても飛びぬけて数字が低く、ここを最低ラインに設定してしまうのはちょっと難しいので除外しています。





えーと、つまりですね。
今回はPO進出の勝点情勢は毎年変動するので、それを踏まえてどの年でも6位以内に入れそうな最低ラインを模索してみるというお話になりますので予めご了承くださいませ。









◎最終成績から見るPO進出の条件






それではさっそくいきましょう。
例によって今回もこの最終成績から見えてくるPO進出の最低ラインを拾い上げてみます。
※青色で囲った数値はそれぞれ最低値




Po2.jpg





1.目標勝点は67pt以上





昨年のわが軍ファジアーノ岡山は勝点65での進出だったんですが、このptだと2012年や2013年では圏外になってしまいます。
そういう意味でいけば65や66ptくらいだとよその年と比較するとちょっと信頼できる数字とは言い切れないところがあります。場合によってはいけるけど、「まずいける」とは言い切れないってことですね。
そういうわけで、特殊な2012年を除いてどの年でもPOに絡める勝点を考えると67pt以上が目安になります。






2.敗北数の合格基準は15敗以下




勝敗のところでいくと、わかりやすいのが負け数ですね。
これは15敗までが限度ということでそれ以上はPOに絡めていない結果になっています。
自動昇格より条件の緩和されたPOではかなり負け数にも融通は利きます。その分勝って勝ち点を詰めれば届かないことはないということですね。





(3.勝利数の目安は17勝以上)




勝利数のほうはちょっと扱いずらいことになっております・・・・。
2015長崎の15勝を除外すると2016岡山の17勝が最低ラインかな?という風に見えるんですよねえ。
でも実はこのようなデータもあってですね、




tarinn.jpg




20勝したチームも勝ち点66を取ってるチームもギリ届かなかったりしてるんですね・・・。
じゃあ最低ラインは20勝かな?と思えば、20チーム中11チームが20勝以下なんですよ。
20勝以下でもバンバンPO来ちゃってるんだよなぁ。
うーむ・・・・どうしたものか。このあたりがPO進出を数字で見る難しさだと思います。
そういうわけでして、ここは最低ラインをとるのは少し難しいな思います。
しかしながら逆に言えば、21勝できればまずPO進出可能とはいえるかもしれん。






・まとめ・


・PO進出に必要な目標勝点は67以上
・敗北数は15敗以下
(・21勝ならばまずPO進出)









◎PO進出チームの順位の足取りを追う







最終結果から読めるクリアラインはある程度浮かび上がってきました。
つづきましては、PO進出チームがたどっている順位の経過をみていくことで傾向をみてみましょう。
前回は素直に勝点の経過を追っかけたんですが、こちらは勝点のばらつきが大きいのでざっくり把握するために順位を見ます。
あ、そうそう先ほど年間勝ち点の目標が67pt検討と述べました。
ということはこれから逆算してみるとだいたい10試合か11試合ごとに16か17ptずつとると到達する計算になります。勝点的な目安はざっくりとですがこんな感じで押さえておくといいかもしれませんね。





PO順位経過





こうしてみると序盤の10試合でかなりコケてしまってもPO進出への道はけっこう開いていることがわかりますね。また傾向としては2パターンに分かれていて、ひとつは一桁順位をずっとキープしてPO進出するパターンで、半数以上がこのパターンですね。そしてもうひとつがそれとは違った出遅れ巻き返しパターン
自動昇格のときもそうでしたが、長いJ2の42試合ではやっぱり調子を戻して巻き返してくるチームがでてきます。







◎順位の足取りからみるPO進出の条件






順位222




2012年の横浜FCはよく覚えているのですが、途中で監督が山口素弘さんに代わって快進撃を見せた年だったと思います。
2013年の徳島は小林監督の後半から伸びるチーム作りが炸裂しており、勢いそのままPOを勝ち切って昇格しました。
2014年の千葉も巻き返しがすごかった。17位からの3位フィニッシュは順位だけでみたら最高の伸びを記録しています。
というように、巻き返しがすごいチームが年1くらいでてきてPOに進出してくる傾向があります。が、しかしだ。




2012年の横浜は後半21試合で勝ち点42
2013年の徳島は後半21試合で勝ち点42
2014年の千葉は後半21試合で勝ち点38
  という風に、後半すさまじい勢いで勝点を伸ばさないといけません。



勝点42なんてのは倍すると年間で84点ですから、実質後半戦はJ2で1番か2番目に勝ってるチームにならないといけないペース。
このような芸当を可能にするのはやはり抱えている選手のポテンシャルの覚醒であったりとか、チームとして出せる力の最大値が高いチーム素質の高いチームということになってくるでしょうね。





1.21節までに一桁順位




怒涛の追い込みは魅力ではありますが、できればそういう状況にならないように無理なくいけるほうがよいでしょう。
そういうことでいくと、シーズンの折り返しの時点で一桁順位でついていけるくらいの位置につけておく必要があります。この時点でさらに後れを取ると後半勝ちまくんないと差し切り勝ちは難しい。







2.30節終了時点で8位以上





過去20チームいた中で、30節を経過して残り12試合そこから追い上げてPOに入れたチームは2014年の山形の1例のみです。
この時点までにある程度させる位置にいないとどこもラストスパートしてきますからなかなかに勝点差も順位も詰めていくのは難しいということでしょう。







・まとめ・
・21節までに一桁順位
・30節までの8位以上







はいということでデータでみてみる「PO進出への道」がいかがだったでしょうか?
長崎や北九州といった地方クラブでもPOには顔を出してきています。元J1クラブの壁は想像以上に高くて、ほとんどの地方クラブは跳ね返されてしまいますが、POという舞台があればこそ挑戦権を獲得できるという現状があります。
さて今年はどうなるでしょうか?
残念ながらスタートにつまづいたクラブは、怒涛のまくり鬼となってJ2を楽しませてほしいなと思います。





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