サポーターの気質の話と”温かい”岡山の空気感

今回のお話はサポーターという言葉をもっと考えてみようということと、
岡山サポーターのもっている空気感についてお話していきたいと思います。
これまで何となく後回しにしてきたサポーターについての話ですが、最近すごくストンと腑に落ちたことがありましてこれはいい機会なのでしっかり考えて記事にしてみたいなと思いました。またちょっと長いかもですがお付き合いいただけたら幸いです。
ちなみに、これまで遠慮してきた言いづらいことも踏み込んで言及していこうと思います。その分ちゃんと本音でしゃべるけん。
そういうことでお願いしますね。





◎”サポーター”という言葉の大雑把なくくり




まず手始めに、この「サポーター」という言葉、こいつからはじめていきましょう。
自分はサポーターという言葉ってすごく便利な言葉である反面すごく曲者な言葉だなあと思うんですね。
というのも、サポーターという言葉は様々なタイプの人々をすごく大雑把にまとめて一つにしてしまう言葉なんです。
ちと、わかりにくいな。
・・・例えば「地球人」みたいなもんです。
一口に「地球人」といっても、中にはアフリカの人もいれば北欧の人も北米の人もアジアの人もいろんな人々が含まれますよね。実際細かくみていけば当然アジア人とアフリカ人は肌の色や目の色、言語、文化などなど違うところがたくさんあります。しかし、そういう違いを無視して全部「地球人」と呼んでしまっても間違いではない、ですよね?


つまりこれと同じように、


サポーターという言葉もそれぞれの違いを無視して大雑把にひとくくりにしてしまう便利な言葉である。



と、言っていいんじゃないかなと思います。



自分が言っている”サポーター”という言葉と、他の人が言っている”サポーター”という言葉。同じ意味を示しているなと感じていることもあれば、なんかすごく違うことを言っている気がするなあって時ありませんか?あれはサポーターという言葉のキャパが広すぎるために起こってしまうことなんじゃないかなあと思うんですよ。
まーそりゃあアフリカと北欧で考えることが同じじゃないのは普通だよなっていう笑
そこでこのサポーターというくくりをそのままにしていては広すぎてラチがあかないので、ひとまず2つに分類して考えてみてはどうだろう?と。「地球人」は「地球人」でいいから、せめて「北半球の地球人」「南半球の地球人」と2つに分類すれば多少なりとも共通項も見つけやすいし話も少し込み入ったところまで突っ込めるんじゃね?と。
ということで、サポーターとは何ぞや?みたいなことを人が話しているのを見聞きしてみて個人的にピンときたのが、サポーターの特徴は気質的に2つに分類できるんじゃないかということでした。







◎応援者気質と観客気質の2パターン







・応援者気質
これはサポーターとは選手を”応援する者”であるという意識に根差した気質です。
自分がお客さんという意識は薄く、選手と同じ側に立って一緒に戦いたいというタイプ。
ですから、選手は他人というよりももっと身近な身内のような存在であり、守るべきもの尊重すべきものとして扱われる傾向が強いです。またチームのパフォーマンスについては寛容で、ふがいない結果であっても受け入れる姿勢を持っています。



・観客気質
こちらはサポーターは”ゲームを楽しむ観客”であるという意識に根差した気質です。
自分がお客さんであるという意識があり、選手およびチームはパフォーマー(演者)であると考えるタイプ。
それゆえに、選手は自分を楽しませる仕事を請け負ったプロであり、納得いくパフォーマンスを期待する傾向が強いです。
選手やチームのパフォーマンスについてはジャッジし、ふがいない結果であれば不満を表明する姿勢を持っています。




ざっと、書き出してみましたがこんなところでしょうか。
大事なところはこの二つの気質は一人の人間の中で共存するということです。



そうだな・・・・自分、ゼロファジをこれに当てはめてみましょうか。
ゼロファジは、応援者気質:観客気質でいくと、3:7くらいで観客気質の強いサポーターという感じです。
ひいきのチームですから応援したいという気持ちはもちろんあるんですが、それよりも断然いい試合を見たいいいパフォーマンスを見たい欲求のほうが高いです。こうして、2つのタイプが自分の中に同居しているって発想が今までなかったのでよくわからなかったんですが、
・・・・・・こう考えてみるとスゲーすっきりすんだよな笑
やっと自分のタイプを正確に言い当てられた気がして腑に落ちました。


みなさんはどういうタイプでしょうか?
応援者気質:観客気質が5:5の人もいれば、9:1の人もいるでしょう。
自分に当てはめて考えてみると思ってもみなかった自分のタイプに気がつくかもしれません。







◎ブーイングを例に2つの違いを比べてみる






2つの違いを明確にするためにブーイングを例に2つの気質でどう解釈が違うのか?考えてみましょう。





まず応援者気質のほうでいくと、サポーターは選手の仲間であって身内であります。
ふがいない結果だからと言って仲間のパフォーマンスにケチをつけるのは好ましくありません。
むしろ、ふがいないときこそ支えるのがサポーターであるはずですから、ブーイングするのは反応援行為であります。ブーイングする人は応援を放棄した裏切り者にすら感じることもあるかもしれませんね。




一方、観客気質のほうではサポーターは試合を楽しむお客さんであります。
そこへいくとパフォーマンスを見せて対価を得る側(チーム・クラブ)と、支払う側という立場の違いがあります。
(あんま無茶はいけませんが)自分たちの望むものを見せてほしいという欲求は自然なもので、パフォーマンスに納得がいかなかったらブーイングにより「納得いっていないこと」を表明するのも別段おかしな話ではありません。
例えば出された食事が我慢できないほどひどいものだったら誰だって怒るでしょう。何も言わなかったらそれでいいということになりますから、これは良くない!と客として伝える。その手段の一つがブーイングということですね。




まーーーーーーー荒れること荒れること。
ふがいない試合の後はサポ論も一気にヒートアップしますが、とりわけこのブーイングをめぐっては是非や目的やもうぐっちゃぐちゃになっていてもうみんな言ってることがバラバラなのが現状だと思います。だからそこをちょっと交通整理したいなと前々から思っていたんですが、こうしてみるとどうかな?と。



自分は先ほども述べた通り、観客気質が強いので選手やチームのパフォーマンスに遠慮なく文句言います。
(あ、誤解を避けるために言っておくと試合観戦中はいいプレーには惜しみなく称賛を贈るタイプです。
一緒に見たことある人は良く知ってると思いますが。)
昔、審判の宇宙人ジャッジに我慢できずにメインでブーイングをしたら前にいたJD2人組を驚かせてしまったので、ブーイングはしないと決めています。が、納得いかなかったらブーイングしても全然アリだと思っています。チームが客を納得させるような試合をすれば済む話ですからね。


そういう自分でありますが、もし自分がもっと応援者気質が強かったならば・・・
たぶんブーイングは絶対にしないだろうと思います。ですから、応援者気質が強い人が「ブーイングは(反応援行為なので)すんな!」という気持ちは全然理解できます。あなたの立場ならそれは正しい!と言えちゃう。
(まあ、この感覚はネクスで経験済なので実感としてよくわかるのもあります)




大事なのはその人の気質に違いがあって、それを尊重することなんじゃないかなと思うんですよ。




こういう考えは岡山には今のところ全然足りてないんじゃないかな?と。
なぜならば、岡山は応援者気質の強いサポーターの風土があって、そちらの方が多数を占めるからです。




ちなみに、ファジサポさんがブーイングについて話すのをtwitterなんかで見ていると、
ほとんどが応援者の文脈で語られています。観客の文脈で語られることはほとんどありません。
今度どっかでブーイングについて語られているのを見つけたら是非チェックしてみてください。





つづく






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COMMENT 2

-  2017, 10. 03 [Tue] 19:38

ブーイングについては普段は応援者の立場として「俺たちの応援でチームを勝たせよう」など言っているのに
無様に負けると途端に立場を変えて野次を飛ばし
それを「選手への愛があるからこそブーイングした」とか「ぬるいゴール裏じゃチームは強くならない」などと誤魔化す人が多いという印象です。
普段の言動通りなら「不甲斐ない応援でスマン」と逆に選手達に謝っても良さそうなものですが。

観戦者はそういう時は試合が終わる前に帰り出す人が多い印象かなー

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Zerofagi  2017, 10. 06 [Fri] 13:31

>19;38のかた


コメントありがとうございます。
”立場を変えて”のところおっしゃる通りだと思います。
もしかしたらパッと見だと応援者気質:観客気質が9:1くらいの人でも、本質的には5;5くらいな人みたいなタイプもおられるのかもしれませんね。
この応援者:観客の比率はたぶん試合展開や時間帯なんかでも変動するんだろうと思いますが、その平均がその人のスタンスと思うといいんじゃないかな?と思います。
応援者優勢の方であれば、おっしゃるようなリアクションを取るのが筋だろうと思います。

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