FC今治と夢スタを見にいってみた 

もともと気になる存在でいつかチェックしてみたいなーと思っていたFC今治。
ここを逃したら今年はもうチャンスがない!ということで、FC今治と夢スタを見にいってきました!


話題性のあるクラブですから情報はどんどんネットとかでも目にするんですが、
やっぱ実際行って見ないことにはわからないもんだなー・・!とあらためて痛感しました。
聞いていたことと見てきたことが繋がっていく感じがすごく面白かったし、理解が深まった分また新しい発見をするという楽しい時間を過ごすことができました。こういうことがあるから他所のスタジアム訪問がやめられないんだよなぁ・・・笑
ということで、今回はFC今治を見にいったリポートをお送りしたいと思います。
今回のお話の目玉は大きく2つ!



1.FC今治のフットボールパーク構想について
2.複合型スタジアムに近い環境のすごさを知る




自分はファジアーノ岡山のサポーターですが、よその人間から見て「こう見えました」というお話ができればいいなと思います。
写真と文章でなるべくわかりやすくお伝えしたいと思いますのでどうぞよろしくお付き合いくださいまし。
また長くなるので今回も2本立てでいきます。





◎FC今治の本拠地(夢スタ)はどのへん?岡山から行ってみた




さて、まずは場所を確認しておきましょう。
というのも今治市自体、岡山からどのくらいのところで愛媛のどの辺なのか知りませんでしたし、さらにはFC今治のスタジアムである、ありがとうサービス. 夢スタジアムの位置ってグーグルマップで見てもわかりにくかったんですね。なので、自分も実際に行ってみるまで正確な場所がどこなのか?よくわからなかったんです。(今は名前で検索すると出るようになっています)とりあえずマップをはっつけてみますとこんな感じ。


地図



今回は倉敷IC~今治ICまで車で移動しました。
尾道から橋渡った四国側の入り口が今治市ってことですね。
所要時間は地図にのっけたとおり1時間半くらいで、広島→愛媛と渡るにしては近いなあ!と
また夢スタはICを降りてほんとすぐのところにあるので、かなり車で来やすい立地であるのが印象的です。
逆に本州から電車とかで乗り継いでいくのはけっこう大変そうな感じがしますね。
最寄りの今治駅から夢スタまでは直線距離で4kmちょっと。
今治ICから夢スタまでは2km弱という距離でした。
次に夢スタ(ありがとうサービス. 夢スタジアム)の位置を見てみましょう。これ地図に載ってないんだよなぁ・・・・



ココ


イオンモール今治新都市を目印にしてもらうとわかりやすいと思うんですが、ちょっと小高い丘に夢スタがあります。
見てすぐに思うのが「イオン近っ!」ってことですがこれについては後でじっくりお話します。
地図でみると載ってないけどここにあるよー!ということだけ伝われば大丈夫です。






◎夢スタのコンパクトさピッチの近さは練習場レベル






新しいスタジアムに行ったら、やっぱピッチやスタンドをチェックしなければなりません。
鳥取のYAJINスタを手本にしたという夢スタですが、岡山サポーターからすると政田みたいな距離感!という感じで、ほんとに間近でした。


夢スタ1

uwasanotikasa.jpg

夢スタ2

夢スタ3


試合1

試合2


ゴール裏からはピッチを縦に見ることができます。
ちょっと俯角(見下ろしの角度)があまりないのかなあ?と心配していましたが、実際に見てみるとそこまで気にならない高さ。
バックスタンドはなく通路になっていました。バクスタがない分今治の街が見下ろせるようになっていて晴れると瀬戸内海までばっちり見渡せるようになっています。専スタ特有の近さは見てもらえばわかる通り。
本当に練習場で公式戦を見ているかのような感覚を覚えるほど。
それからピッチの水はけの良さが想像をはるかに超えてました!これはほんとたまげたよ!
写真で選手が写ってないのは試合開始2時間前のもので、ピッチに水が浮いてるんですよね・・・・
ところが選手が写ってる試合中(後半50分くらい)のものを見るとキレイなもんなんですよ・・・
このおかげでロックの堅い守備を今治がパスワークで剥がして押し込むというきれいなサッカーが楽しめました。
選手はピッチコンディションを気にするそぶりを見せてませんでしたからやはり相当回復したんだろうなぁと。
この日は台風ということでボールボーイを担当するはずの中学生を安全のために帰宅させていたそうです。
そのおかげ(?)か、こんなレアショットをパチリ。



小野さん


サンフレッチェ広島やロアッソ熊本で監督をされていた小野剛さん。
FC今治では育成年代の指導と、指導者の育成もされているとのこと。
遠目で見ていて「うそでしょ?ボールボーイ・・・まさか・・・」と思っていたらそのまさかでした。
居ても立っても居られなくなり写真を撮らせていただきました。
小野さんとか普通にいるんだもんなぁこのクラブ笑



なお、試合はFC今治2-2ホンダロック のドローでした。






◎FC今治の現在地と集客について抱いていた誤解






かんばん






FC今治はJFLに所属しておりJリーグ百年構想クラブの承認を得ていてJ3ライセンスを保持しています。
目下のところJ3昇格を目標に戦ってきたのですが、なんというタイミングか!
自分が観戦したvsホンダロック戦のドローにより昇格要件未満が決定
来季もJFLで戦いながらJ3を目指すことになりました。
J3に昇格するには「ホーム戦の平均観客数2千人以上」という条件もあるんですが、今年この夢スタができるまでは他所のスタジアムに出て行ってホームゲームを行っていましたし、集客の面で本拠地がないハンデは相当に大きかったことでしょう。


観客動員は地方クラブに共通する悩みの種であります。



過去いくつものクラブが無料券を配りまくって数字を取ろうと苦戦してきましたが、今治もまたえげつないビッグネームをゲストで呼んだりと集客になりふり構わないような印象は強く持っていました。サッカーでお客さん呼んでないんじゃないの?とよそ者の無遠慮で邪推もしておりました。
が、今回クラブスタッフの方や今治サポーターの方とお話してみて「どうやらこれは誤解である」ということがよくわかりました。
そのー・・・もちろん集客効果を期待していないわけじゃないんだと思うのですが、FC今治というサッカーチームの昇格のためだけに人を集めたいというのは間違いなんですよ。これは実に他所からわかりにくいポイントだと思います。それを読み解くために一番重要なキーワードが、FC今治の「フットボールパーク構想」であります。





◎FC今治のフットボールパーク構想



パーク1


pa-ku2.jpg

台風の影響で用意されていたイベントの大半をキャンセルせざるを得なくなったとか。
せっかくのハロウィン風のアレンジも残念ながら効果を十分に発揮できず。




夢スタができてようやくホームゲームが開催できるようになり、FC今治が打ち出してきたのがフットボールパーク構想というものです。
FC今治の公式HPでも紹介されていますのでちょっと引用してみますと、


”そこにいる全ての人が、心震える感動、心踊るワクワク感、心温まる絆を感じられるスタジアム
上記のビジョンを実現するため、「ありがとうサービス.夢スタジアム」ではサッカーの試合を見ていただくだけではなく、いろいろなワクワクがあり、人と人のつながりができる「フットボールパーク」にしたいと思っています。”

”クラブは「水軍の末裔が世界に向かって大海原に打って出る」というコンセプトを持っています。とするとこのスタジアムは海に出て行く海賊船です。 そこでは海賊達がみなさんをお迎えし、みなさんに楽しんでもらえるいろいろな仕掛けを準備しています。 同じ思いで応援することにより新しい絆が生まれます。そして、クラブが勝ってハッピーになりパークを楽しんで帰っていただくのが最高です。 でも、万が一試合に負けて悔しい思いを持たれていても、あまりサッカーのことがわからなくても、「来てよかった、楽しかった」と感じていただける場にしたいと思っています。 サッカーのピッチ、スタンド、イベント広場など「フットボールパーク」全体を楽しんでいただければと思います。”(FC今治公式HP)


これは私見であくまでざっくりとしたイメージですがFC今治はサッカーを中心にすえたテーマパークを展開していきますと理解するのがわかりやすいだろうと思います。



純粋なサッカーの興行とはちょっと違うんですね。
遊園地みたいなイメージ。





ですから、チケットはFC今治の試合を見るためのチケットのみならず、FC今治が手掛けるフットボールパークへの入場券としても販売されています。中に入場すれば、フードコートも充実していますし、イベントも行われます。スタジアムDJは試合を担当するDJとパーク内のイベントステージを担当するDJと2人もいました。このことからもサッカーの試合とそん色ないくらいそのほかの催しにも注意が払われていて来場者を楽しませようとする姿勢が垣間見れますね。残念ながらこの日は台風でキャンセルされたイベントも多く、目玉の一つであった劇団EXILEのメンバーの来場も見送りに。



劇団ex


そう、劇団EXILEの来場もサッカーの集客のために、じゃないんですよ。
劇団EXILEを楽しみに、夢スタという場所に来てください。なおサッカーもあります。なんですよね。



試合前は雨も風も強く、フードを食べられるテント以外に雨を避けられる場所がどこにもないキツいコンディションでした。
集客を考えると絶望的な状況と言わざるをえない感じでした。試合開始前に台風、ですからねえ・・・。
個人的にはFC今治の催しの展開をあますところなく見せてもらいたかったのですが、残念ながらまたの機会にとなってしまいました。
まあ・・・、あの状況ではどのクラブがなにをやってもたぶんどうにもならなかっただろうと思います。
なので、ぶっちゃけフットボールパーク感を存分に体感するまでには至らずだったんですよねえ・・・
端々に「そういう準備や心構えでクラブはいるんだな」と感じられたのが収穫だったかなぁと。
まあここはリベンジポイントじゃな。


あ、そうだフードフード。ファジフーズに長年親しんできた自分ですが、満足でした!!


とり
ふじむら骨付鶏
これがめちゃくちゃうまかった!!少々値段は張りますが納得のうまさ。

そーずおむそば
大三島のソースオムそば、これまた絶品!


フーズはどれもおいしく頂けましたし、他にもラーメン・ステーキ串などメニューも豊富。
ちなみに生ビールは売ってなかったですが、缶ビール、缶チューハイ等は紙コップに移して提供してくれます。
フーズメニューから察してするどいサッカーファンはピンとくるかもしれませんが、
FC今治のフードコート・・・火が使えます!!
ここは運動公園内にあるスタジアムではないので公園法の縛りがありません。
フードのみならずこの縛りがないことから今治の打つ手の自由度はかなり高いものがあると推測されます。



もう一つだけ絶対に見逃せない岡田オーナーのインタビューでの発言があるので張り付けておきますね。
フットボールパーク構想の真髄と、FC今治がどのようにターゲットを合わせているのががよくわかる発言です。



岡田武史オーナー
「フットボールパーク構想」は、『そこにいる全ての人が、心震える感動、心踊るワクワク感、心温まる絆を感じられるスタジアム』です。それを本当に実行したい。スタジアムに来ていただける今治サポーターの3分の2は、サッカーだけを見たいから来ているわけではないと考えていて。街中は閑散としているけど、スタジアムへ来たら賑わいがあって、何かワクワクする。そして新しい絆ができる。それを満たす場所にしないといけません。「いいサッカーを見せます」だけでは無理なんです。

1000万人の人口がいて、その10分の1はサッカーが好きで、そのうちの1%が試合に来て、1万人入ります、という街ならいいかもしれない。でも、16万人しかいない街でそれは無理です。そうすると、サッカーを知らない人にも喜んでもらう場所を作らないといけない。



つづく




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