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鈴木満 『血を繋げる。 勝利の本質を知る、アントラーズの真髄』を読んで

2018年01月22日 12:03  サッカー本棚  

久しぶりの本棚紹介。
今回で2回目になりますが取り上げる本はコチラ!




血を



鈴木満 (著) / 幻冬舎




鹿島アントラーズの強化部長を長年務めておられる鈴木満さんの本であります。
この鈴木さんはジーコのころからずっと鹿島に携わってきた中枢の中の中枢の人物なんですが、
その鈴木さんから見た鹿島の特徴を教えてくれる本となっております。


簡単に言えば、「鹿島はどうして鹿島になったのか?」がわかる本。




あまり他所このクラブの本を手に取ることは少ないんですが、どうしてこの本を読みたいと思ったのか?というと、
やっぱり岩政大樹の存在をもっとよく理解したかったからでした。
岩政先生が考えていることは彼のブログや本の中で発信されていたし、説明も上手なのでとてもわかりやすかったですね。
とくにタイミングが・・・こちらの心理を見透かしたような絶妙なタイミングでスッと言葉を投げてくれるので、
「先生!!」「ついていきます!!!」ってなっちゃうんだよなあ笑
で、彼の発信を目にしていていっつも思っていたのは、
「岩政先生をこのように作り上げた鹿島ってどんなところなんだろう?」ということでした。
勝負強い鹿島アントラーズの空気を吸って成長してきた岩政大樹から、すこしでも鹿島のエッセンスを吸収したいと思っていたし、そういう役割を求められて彼は岡山に来たと理解していましたから。
昨年の石井正忠監督(現大宮)との対談の抜粋をペタリしておきます。


”岩政 勝ちに行く時の町の雰囲気ってありますよね。あの雰囲気を作るためには、クラブだけが動いても難しい。町全体を巻き込んでいかないと。あの感覚を味わえるのは鹿島の財産だと思います。

石井 そういう点で岡山はどうでした?

岩政 岡山は比較的あるほうでしたし、J2のなかでは相当あります。鹿島と同じでサッカーしかないし、鹿島を本当にリスペクトしているんです。だから私が呼ばれた部分もあったと思います。

石井 なるほど。

岩政 ただ、鹿島は最初の時点でジーコが勝負に対する厳しさを伝えましたが、岡山はその部分がまだまだです。すごく温かいがゆえに、甘んじてしまう空気があるんです。
 私がやりたかったのは、とにかくその空気を変えて、みんなが勝負に対して厳しい目を向ける体制を作ることでした。もっと常日頃から勝負にシビアな姿勢を持っていないと勝負所で勝てない。鹿島はクラブハウスに入った時に「つまらないことはできないな」という空気がありますが、あれは日常のちょっとしたことの積み重ねが作りだしていると思うんです。そこにどう持っていくかばかりを考えていました。”



鹿島と岡山の違い、それは何なのか?
それを分かるようになるには鹿島を知るほかない。そういうわけでめぐりあったのがこの本。
大正解でした。すんごく鹿島というクラブの性格がわかりやすかった。



簡単に言うと、ジーコイズム。プロフェッショナリズムの徹底と継承これが鹿島を鹿島にしているゆえんです。
Jリーグにはたくさんクラブがありますが、心底「プロらしい」なと感じるクラブはそこまで多くないんですよね。
とにかく勝利を求める。妥協をしないこと。お客さんにプロの仕事を届けること。
こういうことを容赦なく追及していくのが当たり前のクラブ、それが鹿島アントラーズだと思いました。
だから勝てる。勝ち続けられるんだな。
ぼんやりと自分の中にある「プロとはこうあるべきでは?」というイメージをこの本に出てくる鹿島は裏切らないんだよなあ。



鹿島はどうして鹿島になったのか?



その答えは、「ジーコイズム。プロフェッショナリズムの徹底と継承」でした。
この本は、「プロとはどうあるべきなのか?」を教えてくれる本です。
自分のクラブと付き合っていくうえで、「一度日本のトップはこうです。」というのを知っておいて損はないなと。
岩政大樹が残した言葉、「ここは岡山、鹿島じゃない」と口をつぐんだはずの言葉、それをもっと知りたいと思った方に特におすすめです。



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