一体誰が勝てるというのか プレナスなでしこリーグ第12節 湯郷 vs 神戸

前回ホームゲームだったvs伊賀戦から久々の湯郷。
この日はあのINACが相手ということで、同僚を口説き落とし一泊観戦ツアーと、なんとも贅沢な小旅行としゃれ込んで見ました。いやぁ、昼から晩までゆーーっくりとした時間を過ごすことができ、リフレッシュしました。やっぱ温泉はいいものですね~。


思い起こせば激闘の数々がありありとよみがえるドイツW杯の優勝。
ベルには宮間・福元の2名。
INACには川澄・大野・高瀬・澤・田中・近賀・海堀の7名。
総勢9名の主力級代表選手が集う一戦ということもあり、「なでしこJAPAN」を見てみたい!という欲求にこれほど応えてくれるカードもないだろうという試合でした。
ここまで無敗でぶっちぎりの首位にいるINACに対し、ベルがどのように対峙するのか?
ベルとて今季好調で上位につけており、メンバー的に落ちるのはやむを得ないとしても、代表経験者も年代別代表も出しているチーム。それにウチにだって宮間がいる!
新潟も引き分けたこともあり、多少は抵抗できるのではないか?
そのように思い、自分も試合に望みました。ところが・・・・・







これが本当に、同一リーグの上位同士の対戦なのか・・・?
正直想像をはるかに超える実力差に唖然とするしかなかった・・・INACをはじめてみた率直な感想です。




まずは両チームの布陣から確認してみます。(たぶんこうかな?という図なので間違いあるかも)

beru.jpg
ベルはいつもの4-4-2。中盤はフラット型で、トップ下はいません。
ちなみに宮間は代表では左SHですが、ベルではボランチが定位置。

INAC.jpg
INACはちょっと自信ないですが、見た感じこんなかな?4-2-1-3。
大野をCFに置き、両脇にWGを置く3TOP。


試合経過はメモったりしてませんので、ざっと感想を。
INACは前線の3人がすさまじいスピードでベルDFラインにチェックに来る。これが本当に脅威だった。
レベルの違う寄せに戸惑いを隠せないベルはビルドアップがままならず、頼みの宮間はきついマークでなかなか良い形でボールに触れない。
なんとか中盤にボールが収まったとしても、また寄せが早いこと早いこと。
ちょっとでもミスしようものなら、あっというまに奪取されてショートカウンター、と。中盤においてはボールを保持すること自体がリスクをはらむような窒息地帯と化していた。
ベルはなかなか敵陣までボールが運ぶことすらできない状態で、圧倒的な技術差がモロに反映された後衛・中盤だったように思いましたね。しかし、それでも攻めなければ活路がない。
ならば、ポストプレイと前線の強いFW松岡にハイボールを当て、そこからの展開を望むも、INACもそのあたりはしっかり読んでいて、(外人にヘッドで競り勝つ)澤をタイトに付けてきて思うようにボールを落とせない。
もう、ここまで読んでお分かりと思うが、どの手も封じられていてもう・・どうにもこうにも;;


さらに守備となるともっと苦しく・・・。
ぶっちぎりのスピードをもったWGに大野、チ・ソヨン、南山、澤が絡み、分厚い攻撃を織り成してくる。中央でのつなぎもワンタッチ・ツータッチで軽快に繋いでくるので、ベルの中盤は終始追いかけっこに忙殺されっぱなしに。そうして中央に注意を集めては、川澄・大野が裏を狙っていたり、右SB近賀がロングランして膨大なスペースを伸び伸びと侵略する。
ベルの左サイドは、前半コテンパンにやられてしまいましたね。
INACのどの選手も躊躇なく前へ走る動きに全く対応できなかった。



うん、もう完全にお手上げ状態ですね・・・。



ベルも前後半で惜しいシーンも幾つか、そして決定機も後半に一度演出するなど、
よくぞあそこまで迫ってくれたとほんと思いましたよ。入っていれば同点に追いつくシーンでしたし。
あまりにINACの苛烈な攻勢の印象が強すぎて、かえって決定機が印象深いものになりました。
試合自体は1-0でしたが、正直5-0とかそんな大差になってもおかしくないほどの内容でしたね。
試合中思っていたんですが、仮にサッカーをよく観る外人の友人がいて、この試合ポンと見せて「これはDiv1のチームとDiv2のチームの試合だよ」と言ったら、きっとなんの疑いもなく「そうだろう、そうだろう」となったんじゃないか?そんなことまで思ってしまうほど、各人の戦闘能力の差が大きすぎた。
残念でしたが、これが現実ですね・・;

INACで特に見たかった2人。
川澄は、非常に真面目で献身的なプレイヤーだなぁという印象。
そして速い!!
彼女の全力ドリブルをDFが追走するシーンが何度となくあったのですが、全然掴めないんですよね。
おまけにスタミナがすごくて、試合の終盤までさほどスピードが落ちないんだからたまったもんではない。ゴールも決めましたが、シュートコースを作るアイデア、そしてペナ内での冷静さ。唸りました。


大野は、もうどうしようもない選手。
強い・速い・うまい。ないものが全然ない。
ボールは収める、競り合いには勝つ、裏へとブチ抜くと、なんでもできる無双状態でしたね。
国際試合だと不慣れなポジションということもあるのか、まずまずな出来なことが多い彼女ですが、なでしこリーグに置いてみるともうやりたい放題ですね。

一方ベルのほうは、
この試合では福元のよさがとても好印象でした。
ビッグセーブも数度あったおかげで、1失点で収まったということもありますが、彼女の11番目のフィールドプレイヤーとしてGK。守備範囲の広さを知ることが出来て、自分としても彼女のよさを初めて理解できたのですごくうれしかったですね。


試合の有様に愕然としながら思ったんですが、このチームに勝てるチームって世界に一体いくつあるんでしょう?
海外のリーグのレベルとか全くわからないので見当もつかないですが、
体力的な部分で勝負されたり、体格差でゴリ押されたらどうか?という点はあるにせよ、
正直平面的な攻守、足元の技術がモロにでる勝負をしてこのチームを負かせるチームが世界にあるとは信じがたい。大げさかもしれませんがそのような印象を強く焼き付けられた一戦でした。


最後に、宮間のコメントを。
「全然納得いかない。今後は湯郷を見たいと思ってもらえるようなプレーができるよう頑張りたい」


チケットも売り切れ、観客動員過去最高を記録した試合でしたが、観客の多くがなにを見たがっていたのか正確に理解してのこのコメントはさぞかしくやしかったことでしょう。
ですが、こういうコメントが出せる選手なんてそうはいませんよ、やっぱ。
彼女のこういう我のないところ、浮ついたところがなく常に先を案じる意識、岡山にいてくれてほんとに良かったと思うのは自分だけではないだろうなぁと思いました。また機会があれば応援にいきたくなりました。


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